カマタマーレ讃岐(カマタマーレさぬき、)は、日本の高松市、丸亀市を中心とする香川県全県をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するサッカークラブ。1956年 (昭和31年)に香川県立高松商業高等学校サッカー部出身選手により結成された高商OBサッカークラブが前身。運営母体は株式会社カマタマーレ讃岐。ホームタウンは高松市、丸亀市を中心とする香川県全県である。クラブ愛称の「カマタマーレ」 (Kamatamare)は釜玉うどんとイタリア語で海を意味する「マーレ ("Mare")」を合わせた造語 で、讃岐は香川県の旧国名である。エンブレムは、黄と水色の縞模様の上にうどん、中央には卵の黄身をイメージしたサッカーボールがあしらわれている。ホームスタジアムはPikaraスタジアム、練習場は高松市立東部運動公園、丸亀市総合運動公園陸上競技場、香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場である(詳細は#スタジアム・練習場を参照)。北野体制5年目。栃木から地元香川出身の高木和正、JFL・琉球から元日本代表のFW我那覇和樹らを獲得。しかし、開幕からJ2ワーストタイ記録の7連敗を喫する など第14節まで未勝利(2分12敗)、第15節の富山戦でようやくJ2初勝利を挙げる。シーズン途中にSCコリンチャンス・アラゴアーノからG大阪に期限付き移籍していたエブソン、札幌から古田寛幸が加入。開幕当初に比べて失点が減少、富山を上回って最下位を脱出し、第41節に21位が確定した。2年連続でJ2・J3入れ替え戦に回ったが、1勝1分の成績でJ3リーグ2位の長野を破り、J2残留を決めた。天皇杯は2回戦で松本に敗れた。北野体制6年目。西野泰正、波夛野寛が引退。大杉誠人、森田耕一郎、持留新作、ソン・ハンキが契約満了で退団し、古田寛幸(札幌へ復帰)、藤井大輔(長崎へ復帰)が期限付き移籍期間満了となった。一方、G大阪から沼田圭悟、山形から清水健太、群馬から永田亮太、町田から木島徹也をそれぞれ完全移籍で、京都から高橋祐治、熊本から仲間隼斗をそれぞれ期限付き移籍で獲得。エブソンの期限付き移籍期間を延長した。開幕戦で大分に勝利するなど前年を上回る戦績を残し、前半戦を14位で終える。シーズン中の選手獲得はなかった。11月8日、第40節の大宮戦で引き分け、同時刻開催の大分が敗れたため、J2昇格2年目で初のJ2自動残留が決定した。最終順位は16位。失点33はリーグ最少だったが、得点もリーグ最低の30だった。北野体制7年目。北野監督は今期の目標について、「勝点は56以上、順位は10位」と設定した。高橋泰、関原凌河が引退、ジョン・ジンホ、アンドレア、森保翔平が契約満了で退団、野口遼太、堀河俊大が東海社会人1部・鈴鹿アンリミテッドFCへ移籍、高橋祐治(京都へ復帰)が期限付き移籍期間満了となった。一方、大分から西弘則、水戸から馬場賢治、JFL・Honda FCから砂森和也をそれぞれ完全移籍で、ブラジル・SEパルメイラスからミゲルを期限付き移籍で獲得。エブソンの期限付き移籍期間を再び延長、仲間隼斗は完全移籍に移行、品川大輝、玉城史也が加入した。ホームスタジアムは香川県立丸亀競技場(2015年9月1日より命名権により「Pikaraスタジアム」と呼称)であり、J2昇格以後はすべてのホームゲームをここで開催している。なお、2013年まで(J2昇格前まで)は香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場(香川サ)でもホームゲームを開催していた。香川サは1万人収容となっているが、固定席がメインスタンド中央部の806席しかないため、J3の開催基準「座席原則5,000人以上」を満たしていない。また、四国リーグ時代には高松市立屋島陸上競技場でもホームゲームを開催していたが、こちらもJ3規格を満たしていない。当初はカマタマーレのJリーグ昇格を前提として、少なくともJ2基準を満たすものを設計する案も予定されていたが、結果的に設計凍結→断念した(詳細は「高松市立屋島陸上競技場#将来像」を参照)。練習場は高松市立東部運動公園、丸亀市総合運動公園陸上競技場、香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場 の3ヶ所。なお、これらの施設にはJリーグクラブライセンス制度で2016年シーズンのJ1ライセンスから義務づけられた「専用もしくは優先的に利用できるクラブハウス」が存在しておらず、2016年度はJ2ライセンスの交付となった。クラブ側としては「当クラブだけでの力では(クラブハウスの新設を)直ちに実現することは困難」としており、香川県も県民からの提言に対する回答において「今後、クラブの考え方を聞いた上で、県としてどのような支援ができるのか検討していきたい」としている。JFL参入初年度の2011年9月30日、2012年のJリーグ入会に向けて入会申請書類を提出したが、Jリーグのヒアリングを前にした10月17日の記者会見で、Jリーグ入会の条件である「年間収入1億5,000万円以上」と「来季のスポンサー収入1億円以上」を満たすめどが立っていないことを明らかにして支援拡大を訴えた。これに対し、香川県はJ2に昇格した場合はクラブに出資すると表明したが、現段階では追加の金銭支援は難しいと話した。その後、香川県内企業の支援により基準をクリアし、リーグ戦順位や観客動員など他の条件を満たせばJリーグ入会を認められることとなったが、順位条件を満たせず昇格できなかった。観客動員はシーズンホーム16試合の1試合平均で3,000人を超え、基準をクリアした。2012年3月1日、2012年1月期は営業収益(売上)1億3,100万円、営業損失5,100万円の見込、2013年1月期は営業収益で2億100万円、営業利益で1,100万円の予算を組むとした。収入はJ2昇格を前提としていたものもあったため、結果的に1億5000万円をクリアできなかったが、四国リーグ時代からはほぼ倍増した。2012年もユニフォーム胸部分スポンサーが見つからなかったため、胸のマークに「うどん県」のロゴタイプを掲げ、一口100万円の協賛金を募った。2013年度のJリーグクラブライセンスを申請し、債務超過解消のための増資や、下部組織(ユースなど)の設置など、ライセンス取得へ向けた動きを進めていたが、2012年9月27日に運営資金、選手の育成、入場者数(1試合平均3,000人以上)を満たすことが難しく、現状でJ2を戦えるだけの実力が備わっていないと判断し、審査結果発表を待たずに申請を取り下げた。2013年1月期決算では、総収入は1億4,800万円にとどまり、3,900万円の赤字を計上して債務超過は約7360万円となった。3月の香川県議会でカマタマーレに対する3000万円の支援金を支出する予算が可決された。住谷幸伸代表取締役社長は経営不振と会社への公金投入の責任をとり2013年5月1日付で辞任、会長の熊野實が社長に復帰した。熊野は1億円の増資計画を打ち出し、香川県と高松市、丸亀市に計5,000万円の支援を要請。2013年9月、条件付・是正通達付ながらJ2ライセンスが交付されたが、同時に債務超過が問題視され、「入会審査は厳しく審査し、2013年度末に十分な純資産を残すようJリーグに申し送る」「2014年度予算は十分な合理性のもと編成され、かつ、シーズンを安定して運営できるものと評価されるよう、Jリーグに申し送る」という2点の是正通達がなされた。10月9日にJリーグ視察団が来県して行われたJリーグ入会に向けてのヒアリングでは、練習施設や行政の支援については「J2に上がってもおかしくなく、全国的にみてもレベルが高い」と評価を受けたものの、2012年度末までの債務超過7300万円に加え、2013年度の決算も赤字となる見通しであることや、J2最小予算規模のクラブと比べても3分の1程度の予算しかなく、財務基盤がJ2水準に達していないと指摘された。10月30日、東京でJリーグによるヒアリングが再度行われ、Jリーグより広告料収入の確保および債務超過の解消を含む財務基盤の強化の目処を立てるように求められた。また、有料入場者数が伸び悩んでいることへの言及もあった。これに対し、浜田恵造香川県知事らはクラブへの出資を確約。リーグからは「これほど行政の協力がある例はない」と行政のクラブへの支援がJ1、J2の全チーム中、トップクラスと評価を受けた。香川県が2000万円、高松市、丸亀市の2市が各1000万円を出資するなどした結果、債務超過が解消され、また2014年度に1億円の広告収入確保等の財務面の要件を満たす目途が立ったため、11月19日にJリーグ入会を認められた。一方でリーグ側からは「財務状態は極めて厳しく、来季はもっと難しい審査になると思う」との指摘も受けた。観客動員は、開幕から6月2日までのホーム戦計9試合で1試合平均1,494人に留まっていたが、その後ホームタウンデーの開催による住民の招待などを行い、シーズン最終戦で1試合平均3,000人のJ2昇格基準をようやくクリアした。2014年1月期決算は株式会社6年目で初めて経常利益400万円を計上する黒字決算となった2014年のホームゲームの1試合平均の観客動員は3,317人でJ2全22クラブ中最下位だったが、無料券の配布は抑制したため、入場料収入は前年比で約4倍の約1億円となった。広告料収入も大幅に増加し、2015年1月期決算は純利益1億600万円で2年連続の黒字となった。マスコットは鉢の顔にうどんの髪の毛を持った「カマちゃん」と、玉子の「タマちゃん」で2007年6月17日に誕生。「うどん1年分でキャラクターを描く」と公式HPで表明した漫画家のいしかわじゅんに、クラブスタッフがうどんを持参してデザインを依頼したがいしかわに報告ないまま使用を中止、現在は公式に使用されていない。
出典:wikipedia
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