下曽根駅(しもそねえき)は、福岡県北九州市小倉南区下曽根一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。戦時中、下曽根駅から陸軍航空本部福岡支所(当時の支所の住所地は「小倉市大字曽根町大字横沼」)までの1,400mの区間に、火薬類などを運び入れる専用線があった。戦後の1946年(昭和21年)5月4日午前10時30分頃、この支所に集積してあった爆弾が突然爆発し、約一昼夜に亙って爆発が繰り返され1人が即死、6人が行方不明、16人が重軽傷を負ったほか、家屋6戸が焼失、6戸が全半壊、約1,000戸もの窓ガラスが割れるなどの大惨事となった。その爆発音は筑豊地区まで届いたという。この爆発により、駅も爆発物の破片によって窓ガラスはすべて割れ建物の壁は崩れ落ちるという大損害を受けた。幸いこの爆発の際には火薬を載せた貨物列車や旅客列車をすぐ避難させたため、駅での負傷者は出なかったという。しかしながら専用線はレールがぐにゃぐにゃに曲がり、停まっていたはずの貨車3両は跡形もなく消し飛んでいた。この爆発事故については未だ事故原因が不明だが、爆弾の集積所近くで子供の遺体が見つかったことから、打ち上げるとパラシュートが開きその風圧で信管が爆発するタイプの高射砲弾で子供たちが遊んでいたときに誤って爆発し、それが他の爆弾を誘発したものだとみられている。この専用線はその後1951年(昭和26年)に廃止された。この支所地も後に日本化薬の倉庫となるものの1977年(昭和52年)に廃止されて北九州市に売却され、現在は文化記念公園や小倉東高校になっている。島式ホーム1面2線を有する地上駅で橋上駅舎を備える。直営駅で、みどりの窓口がある。自動改札機が設置されておりSUGOCAが使用可能である。JRの特定都区市内制度における「北九州市内」の駅である。このような事例は、東日本旅客鉄道の通勤特快が三鷹駅・吉祥寺駅を通過、京葉線の通勤快速は海浜幕張駅を通過、特急「わかしお」「さざなみ」の一部は停車するのと同様である(なお国鉄時代の快速は当駅に停車していた)。2015年度の1日平均乗車人員は6,482人であり、JR九州の駅としては第29位である。南口側は土地区画整理が行われたため、周辺は市街地を形成しており、商業施設なども多い。北九州市郊外の住宅地である。2006年(平成18年)3月15日まで、北口から徒歩15分の所に旧北九州空港が存在した。空港跡地には九州労災病院などが建てられている。
出典:wikipedia
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