安中榛名駅(あんなかはるなえき)は、群馬県安中市東上秋間にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)北陸新幹線の駅である。停車する列車の本数も限られていたため、秘境駅の1つに挙げられることもある。整備新幹線建設のための財源枠組み計画による地方負担分の拠出に際し、群馬県などの沿線自治体は、県内に駅が設置されないのであれば負担分の拠出はできないとしたことから、当駅の設置が企図された。建設時点での仮称は「新安中」であった。相対式ホーム2面2線を有する地上駅。待避線がないため可動式安全柵を装備している。駅構内にはみどりの窓口、自動券売機、指定席券売機(営業時間 6時00分 - 23時00分)が設置されているほか、待合室および荻野屋による峠の釜めし・立ち食いそば等の売店がある。2006年度に自動体外式除細動器 (AED) が設置された。平日の日中は、上り・下りの列車がそれぞれ平均1時間につき1本停車するのみで、2時間以上停車しない時間帯もある。また、現行ダイヤ(2016年3月26日改正)で当駅に停車する定期列車は「あさま」号のみで、富山・金沢方面へ向かう場合は長野駅などでの乗り換えが必要となる。2015年度の1日平均乗車人員は272人となっており、新幹線駅ではいわて沼宮内駅に次いで2番目に少ない数値である。ただし、いわて沼宮内駅は新幹線の利用者こそ1日平均百人未満だが、在来線から転換した第三セクター鉄道IGRいわて銀河鉄道の乗降人数が1日平均で約1,000人(乗車人数に換算するとその半分の約500人)いるため、駅全体の利用者は本駅の方が少ない。近年の推移は下記の通り。かつては駅前にコンビニエンスストアのデイリーヤマザキ安中榛名店が営業していたが、2013年(平成25年)3月31日をもって閉店し、それ以後は商業施設が全くない状態となった。駅前広場周辺には更地が広がっており、建物等の新規建設見通しは立っていない。およそ一般的な新幹線駅の駅前イメージとはかけ離れている。開業後の1999年以降、首都圏への新幹線通勤を促進する意図でJR東日本が中心となり住宅地「びゅうヴェルジェ安中榛名」の開発が行われ、2003年に分譲を開始した。夏には駅の駐車場で秋間納涼祭が行われる。駅名に榛名と冠されているが、駅北側にある高崎市榛名地区や観光地である榛名山に向かう路線バスなどの公共交通機関は無く、これらの地域の玄関口になっているとは言いがたい。なお、これらの地域へ向かう路線バスは、隣の高崎駅から運行されている。当駅から榛名地区および榛名山方面を結ぶ道路も、2003年(平成15年)11月に県道下仁田安中倉渕線の安榛トンネルが開通するまでは、大型車両の通行が困難な片側1車線の峠道を通らねばならなかった。約4km南方にJR信越本線の磯部駅があり、当駅とは以下の路線が運行されている。
出典:wikipedia
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