『YAMATO2520』(ヤマトニーゴーニーゼロ)は、『宇宙戦艦ヤマトシリーズ』の続編として企画・製作されたオリジナルビデオアニメである。新ヤマトのデザイナーには、シド・ミードを起用。初代ヤマトの時代から300年あまり後の宇宙を舞台に若者たちの冒険を描いた。ヤマトシリーズ第1作(宇宙戦艦ヤマト)の世界観を継承してはいるが、シリーズ第1作から完結編まで登場したガミラス帝国をはじめとする地球外の星間国家・勢力は一切登場せず、ともに地球を起源とする地球連邦とセイレーン連邦との対立のみが描かれている。全7巻ないし9巻が予定されていたが、製作会社の倒産により3巻までしか発売されなかった。以後再発売は一切されず、2010年から翌年にかけてデアゴスティーニ・ジャパンから刊行された週刊分冊百科『週刊宇宙戦艦ヤマト OFFICIAL FACTFILE』までヤマトシリーズ関係の書籍でも取り上げられることも無かった。ただし、本作製作前に西崎義展と東北新社の間で結ばれたヤマトシリーズに関する著作権等譲渡契約には、西崎が「将来完成させる『YAMATO 2520 VOL.4~7』等の映像著作物」の対象作品として含まれている。星暦2520年、銀河100年戦争と呼ばれた、地球連邦とセイレーン連邦との戦いが終わってから17年後、両陣営の境界線に位置するM27球状星団の惑星リンボスから物語は始まる。セイレーンの軍政下で、抑圧された暮らしを余儀なくされていた若者たちは、郊外に墜落していた宇宙戦艦(第17代宇宙戦艦YAMATO)のデータディスクを発見し、その中にあった設計図を元に放置されていた自動造船工場のドックで第18代YAMATOを建造する。しかし、そのデータディスクには、銀河100年戦争の一因となった超古代文明に関する情報も記録されており、それを巡って地球連邦とセイレーン連邦は、再び戦争を始めてしまう。故郷リンボスを破壊されたYAMATOは、地球連邦の保護下に入るためロココ星へと移動。しかし、辿り着くとそこはまさに地球対セイレーンの艦隊戦の真っただ中であり、強制的に戦闘に巻き込まれる。セイレーン艦隊を撃破したYAMATOは、地球連邦の傘下に入り、超古代文明「ゴーダ文明」の本拠地とされる竜座銀河へと向かおうとするが、再びセイレーン艦に襲撃される。ロココ星に降下したYAMATOは、地上にあるゴーダ文明の遺跡の次元運河へと飛び込み、セイレーン艦の追撃を逃れ竜座銀河へと向かった。これ以降は製作中止のため不明。特に言及がない場合、「YAMATO」は第18代YAMATOを示すものとする。※括弧内の日付は発売日である。1997年に製作会社が倒産し、上記のビデオソフトはいずれも販売中止となった。なお、宇宙戦艦ヤマトシリーズ旧作品のビデオも同時に販売中止となったが、こちらの方は翌年以降再び発売され、今日でも購入可能である。
出典:wikipedia
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