ヴァイ文字(ヴァイもじ)は西アフリカのリベリアで話されるヴァイ語を表記するために作られた、左から右へ書く音節文字。西アフリカ固有の表記体系としてはンコ文字と並んで多く用いられている。ヴァイ文字は、1833年ごろにモモル・ドゥワル・ブケレによって考案された。ブケレは、アラビア文字とラテン文字の存在、およびおそらくチェロキー文字に関する知識を持っていた。1899年と1962年に標準化されたものの、ヴァイ文字は私信や個人の記録として使われることが多く、文字を正式に習うわけではないので、現実にはあまり標準に従っていない。1962年の標準では200あまりの文字が存在するが、音節表を埋めるために人工的に文字を作ったところがあり、多くの人は40から60程度の字しか区別しないという。音節文字と呼んでいるが、日本の仮名と同様に、実際に表すのは音節ではなくモーラである。音節末鼻音は仮名の「ん」と同様に特別の文字で表記されるし、長母音や二重母音を持つ音節は2文字で表記される。ヴァイ語にある4つの声調は区別されない。単語の分かち書きはしない。Unicode 5.1 にて以下の文字が収録された。対応フォントは少数で、「Ebrima」「Dukor」「Wakor」などがある。
出典:wikipedia
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