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人造人間キカイダー

『人造人間キカイダー』(じんぞうにんげんキカイダー)は、石森章太郎原作の特撮テレビ番組。『人造人間キカイダー』は、空前の「変身ブーム」と特撮変身ヒーロードラマ『仮面ライダー』(毎日放送)の成功を背景に、同じ原作者・制作会社が『仮面ライダー』との差別化を図って、NET(日本教育テレビ)とともに世に送り出したテレビ作品である。キカイダーのデザインは人体模型をモチーフとしている。体色の青は正義の心、赤は悪の心を象徴しており、「不完全な良心」を表現している。「左右非対称のデザイン」や「中身が透ける部分があまりにも気持ち悪い」という批判も放映前から業界内にあり、出演者すらもあまり好ましく思っていなかったらしいが、原作・デザイン担当の石森は「自身のデザインワークの中でも1、2位を争う傑作だと自負している」とのちに述べている。石森のアシスタントである早瀬マサトは、石森から「不完全だが完全」と聞かされている。身体の青と赤はそれぞれ知性と血(パッション)の象徴として描かれていて、完成体は青一色になるという構想が石森の中にはあったらしい(角川書店社長・井上伸一郎談)。一方、同時に描かれた原作漫画は、不完全な良心を持つ人形が人間になることをめざすイタリアの童話『ピノッキオの冒険』を下敷きにしており、不完全な良心回路を持つロボット(人造人間)が人間になる(近づく)ことをめざすSF作品となっている。当初の作品タイトル案としては、「地獄からの逃亡者」、「アンドロイドエンゼルサタン」、「人造人間レッドブルー」、「人造人間ゼロダイバー」などが挙げられていた。一度は「ゼロダイバー」に決定し、このタイトルで児童誌などに告知されたが、テレビ局側から視聴率0へダイブするように連想させるという反対意見が出たために変更された。この番組が放送を開始する1972年(昭和47年)当時、土曜日の20時から21時の時間帯はTBSの『8時だョ!全員集合』が平均視聴率27パーセントを取っていた。これに対抗するためにNETは20時からの1時間を『変身大会』と銘打ち、折からの「変身ブーム」に便乗した変身ヒーロー番組枠にして、子供たちの興味を引きつけようと、20時からの30分枠で「変身ヒーロー番組」を東映に発注。東映は『仮面ライダー』の実績から石森を原作者に招き、以前に『妖術武芸帳』の後番組として立案され没となった「地獄からの逃亡者」という企画に企画者側として平山亨、吉川進が加わり推敲して『キカイダー』を完成させた。『変身大会』後半の20時30分からの番組枠は、東映動画に発注され、『デビルマン』が放映された。こうして大泉の東映東京撮影所で制作が始まった『人造人間キカイダー』は、東映テレビ・プロダクションなどにおける労働争議の影響で、第2話からの制作は祖師谷の栄スタジオで継続された。初回視聴率は9パーセントだったが、第1クールを過ぎる頃には16パーセントにまで上昇。『8時だョ〜』という強力なお化け番組の裏としては高視聴率を獲得し、続編『キカイダー01』も製作、放映された。当初メインライターは伊上勝が務め、番組フォーマットを敷いた。伊上は第25話を最後に、新番組『仮面ライダーV3』の準備のため本作を降板。以降はサブライターとして参加していた長坂秀佳がメインライターとなった。長坂いわく「乗っとった」とのこと。長坂は石森による漫画版の要素を汲み取った作劇を行い、悩める主人公像が強調されるようになった。また、作中の脚本を1篇、東映本社専務だった渡邊亮徳が執筆したことでも話題となった。前述したように、キカイダーのデザインに対し、第1話からNETに抗議の電話が殺到、業界内からも批判が相次いだこと 、また放映時間枠が夜8時台とのこともあり、「お色気要素も含んだ怪しさが、内外から批判を浴びた」(吉川プロデューサー談)こともあって、「それなら俺が脚本を書いてやる」と渡邊自らがペンを執ってみせたとのこと。「不完全な良心回路を持ち、善と悪の狭間で苦悩する人造人間の戦い」というテーマは漫画版と共通しているが、漫画版がイチロー(キカイダー01)が登場した後もジロー(キカイダー)を主人公として展開し、さらに作者の個性により終盤にて「敵となった兄弟と殺しあうアンドロイドの悲劇」を描いた展開となったのに比べ、テレビ版はヒーロー番組のスタンダードである一話完結で「悪の組織ダークの送り込む怪物ロボットに立ち向かう正義の人造人間キカイダーの活躍」という基本線を最後まで貫き、主人公がイチロー(キカイダー01)に交代した続編『キカイダー01』につないだ。ただし、サブライターとして参加していた長坂秀佳の個性もあり、原作の特色は十分に生かされ、特に彼がメインライターとなった第27話以降では単なる勧善懲悪ものでは終わらない「正義と悪の狭間で苦悩する人造人間」というテーマをさらに突き詰めた展開が描かれている。人造人間のジロー=キカイダーと、ミツ子・マサルの姉弟、そしてハンペンが行方不明になった光明寺博士を探す旅を続ける。ジローと姉弟、ハンペンは、必ずしも同行しているわけではなく、別行動を取ることも多い。悪の組織ダークのロボット(等身大)とキカイダーが戦う姿、ジローとミツ子の恋、そして父と子供たち(姉弟)の行き違いなども盛り込まれている。そのラストは、ようやく父・光明寺博士と再会を果たしたミツ子とマサルの姉弟がその父とともに日本を離れることになり、ミツ子はジローも一緒に行くと思い期待を寄せていたが、ジローは一人日本に残ってどこへともなく去ってしまい、それを知ったミツ子が大いに悲しむという悲劇的な終わり方である。本作の主人公で、犯罪組織ダークに拉致された光明寺博士が、ダークを倒すため密かに造った人造人間。世界各国に武器や兵器を販売する「死の商人」の組織。アンドロイドも商品の一つとして作られ、各国に売られている。しかしそれらの活動は資金調達のための手段でしかなく、真の目的は世界征服であった。人類を憎悪する首領ギルの命令の下、大規模なテロや殺人を行う傍ら、組織から逃走した光明寺博士の行方を追う。(参考資料=、2002年双葉社刊『キカイダー大全』、2003年ミリオン出版刊『人造人間キカイダー 超人バロム・1 変身忍者 嵐 3大テレビヒーローシークレットファイル』)歌・BGMともに、全て渡辺宙明が作曲・編曲した。プロフェッサー・ギルの笛の音は当時の日本では珍しかった渡辺の私物のモーグ・シンセサイザーで作られた。BGMは『五番目の刑事』からの流用もあったが、本作のBGMも『イナズマン』や『スーパー戦隊シリーズ』などに流用された。主題歌のシングルレコードは16万枚を売り上げた。主題歌・挿入歌LPの発売が本作の放送終了に間に合わなかったため、本作の挿入歌は全て次作『キカイダー01』の主題歌・挿入歌LPなどに収録された。主題歌はインストゥルメンタル版(カラオケへのメロ被せ)が作られたが、挿入歌のインスト版は作られず、歌入りまたはカラオケが使われている。1972年7月22日は「プロ野球オールスターゲーム第1戦」放送のため休止。ほか一部がアナグリフ式と呼ばれる特殊な方式で撮影されたパート立体映画で、映画館の入場時に赤・青のフィルター(劇場公開時は厚紙で作られたメガネで、右目・青、左目・赤のセロハンを貼ったもの)を手渡され、作品中のジローの合図でそのメガネを通して見ることで立体効果が得られるような仕様となっている。なお、映画館の退出時にメガネは回収された。TVヒーロー立体映画が制作されたのは、1969年7月20日公開の『飛び出す冒険映画 赤影』以来4年ぶりだが、『赤影』は一部テレビ版のフィルムを流用しているため、本作が初の完全新作による立体映画となった。後年東映チャンネルでの再放送では冒頭に断り書きを付け、立体映像部分をモノクロ処理して放送された。『人造人間キカイダー DVD - BOX』・『同 Blu-ray BOX Vol.1』のボーナスディスクや、2007年12月7日に発売された『東映特撮ヒーロー THE MOVIE BOX』に収録されている。単品売りのDVDには収録されていない。Blu-ray版はBlu-ray Disc 3D仕様で収録されており、同規格に対応しているテレビとプレイヤー(レコーダー)を使う形で3D映像を視聴出来る(2D状態でも普通に視聴可能。3D部分については東映チャンネル放送版と同様にモノクロ処理されている)。『人造人間キカイダー』、『キカイダー01』ともにハワイでも放映され、初放映から40年近く経過した現在でも大変な人気を持つ。1974年の初放映時は日本語版に字幕のみの放映で平均視聴率26%を叩き出す大ヒットを記録し、初オンエアの次の日にはいつの間に広まったのかディスコにおいて主題歌「ゴーゴー・キカイダー」が流れていたという。ジローを演じた伴大介は後に「国境を越えるハートのある素晴しい作品なんだ」と現地に行って感じた感慨を述懐している。さらに、伴の歌う挿入歌「春くれば」が有線放送ヒットチャート1位を記録するなどハワイの音楽チャートを席巻し、その後伴はハワイの「名誉市民」の称号を得た。関連商品も売れ、キャラクターショーも人気となり、伴大介が出演したショーには1万人の観客が訪れたという。放送終了とともにブームは一先ず去ったが、2001年11月からKIKU-TVで毎週土曜日の19:00(現地時間)から再放送され、人気が再燃。ハワイの人々がキカイダーのファンで在り続けている事を証明すると共に多くの新しいファンを生み出した。この人気再燃現象は後に「GENERATION KIKAIDA(ジェネレーション・キカイダー)」と呼ばれた。近年の特筆すべき動向は下記の通りハワイでのプロモーションに積極的に関与しているのは、英語版キカイダーソフトの配布元JNプロダクションであり、とりわけプロダクションの代表である日系人Joanne Ninomiyaである。Ninomiyaは、英語版ソフト内で伴大介と池田駿介に日本語でインタビューを行なっており、70年代にハワイでキカイダーシリーズを視聴して影響を受けた子供たちが道徳的によく育ったことを評価し、またその子供たちの世代がキカイダーを視聴して成長することの社会的な意義を強調している。近年においても伴はさまざまなイベントでハワイに招かれており、当時のジローの衣装を着てステージに登壇したり、先述した『REBOOT』公開においてもハワイに赴き、観客とともに映画を鑑賞している(なお伴は『REBOOT』にも“ 前野究治郎 ”役で出演している)。『01』でイチローを演じた池田駿介も、晩年までハワイに招かれた際には伴同様イチローの衣装で登壇していた。ちなみに米国でここまでの大規模な人気を得ているのはハワイだけのようであり、ハワイ放送以前、サンフランシスコやシカゴの地方局でも放送されたが、話題にはならなかったという。ハワイ版を除きすべて東映ビデオより発売

出典:wikipedia

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