『がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス』(がんばれゴエモンツー きてれつしょうぐんマッギネス)は、1993年12月22日にコナミから発売された日本のゲームソフト。スーパーファミコン版の『がんばれゴエモン』シリーズ第2弾。2008年5月27日からはWiiのバーチャルコンソールで、2013年9月25日からはWii Uのバーチャルコンソールでも配信されている。琉球リゾートでバカンスを楽しんでいたゴエモンとエビス丸の元に、伊賀の物知りじいさんが作ったからくり忍者サスケが駆け込んでくる。なんでも、謎の異人マッギネス=カス=テイラの策謀により大江戸城が空中要塞に改造されどこかへ飛んでいってしまったという。ゴエモンたちはこの琉球旅行が自分たちを厄介払いするために仕組まれた罠であったことに気づき、マッギネスを追うべくサスケと共に旅立つのであった。本作から従来のゲームシステムに大幅な変更が加わり、見下ろし型マップを基礎として予め用意されたステージをクリアしていく従来の作風から、ワールドマップによるステージ選択性を導入した純粋な横スクロールアクション式の作風に変化した。これに伴い、横スクロールアクションステージがゲームのメインとなり、見下ろし型マップは一部のエリアやアクションステージに留まり、旧作よりもその比重は小さくなっている。世界観や作風の面でも大きく変化し、キャラクターやストーリーがよりコミカルに描かれるようになった。当時の『コミックボンボン』で連載されていた漫画や読者からの投稿を一部のキャラクターに反映させている。また、後に主要キャラクターとなる巨大からくりメカ「ゴエモン・いんぱくと」の初登場作品であり、以降の作風や世界観が本作で確立された。マップは6つのエリアで構成され、各エリアには体力の回復やアイテムの購入をする「町ステージ」、横スクロール画面で敵を倒しながらゴールを目指す「道中ステージ」、エリアのボスを倒す「城ステージ」が配置されている。特定エリアの最後にはゴエモンインパクトに乗って巨大メカボスと戦う「ゴエモンインパクトステージ」が配置されており、「強制横スクロール高速アクションステージ」と「巨大からくりメカ戦闘ステージ」の二部構成となっている。ミニゲームとして前作の『グラディウス』に続き、『XEXEX』(ゼクセクス)がプレイできる。本作からプレイヤーキャラクターを自由に選択できるようになった。ゲーム開始時にゴエモン・エビス丸・サスケの3人から選ぶことができる。これによって各キャラクターの差別化が導入され、それぞれの基本性能や武器、サブウェポンの消費金額などに違いが表れるようになった。キャラクター共通の初期数値は体力6(表示上はゲージ3本、大半の攻撃はゲージ0.5本分のダメージ、ボスや一部の障害物はゲージ1本分のダメージ)、残数3(表示上は2機)。体力は「金の招き猫」の入手か銭湯の利用で最大10(ゲージ5本)まで、残数は「大入り袋」などの入手で最大99まで増加できる。体力ゲージが0になる、穴に落ちる、壁に挟まれる、アクション面の制限時間内クリア不可などで残数が1減り、残数が無くなるとゲームオーバー。ゲームオーバー時にコンティニューを選択すると、アイテムはそのままでそれまでの所持金が半分になった状態でのスタートとなる。武器のレベルは「銀の招き猫」の入手で1段階ずつ変化し、最大で3段階まで変化する。ダメージを受けるなどすると1段階減る。前作で登場した共通サブウェポンの爆弾は排除され、入手などの手間が大幅に解消された一方、サブウェポンで敵を倒しても小判や招き猫が出現しなくなった。今作では敵が操縦するからくりメカを奪い、乗ることが可能になった。これをうまく活用すれば、地上や水上を高速移動することもできるようになる。からくりメカに乗っている間はプレイヤーはダメージを受けないが、からくりメカが一定のダメージを受けると破壊される。前作に引き続いて2人同時プレイが可能。「ひとりであそぶ」プレイ中に2プレイヤー側のスタートボタンを押すと途中でも参加できる(使用キャラクターの選択も可能)。どちらか一方がゲームオーバーになっても、残ったプレイヤーの残機数が2以上であればそれを使って復活できる。一方が伏せ、残りの一方がその上にジャンプして重なると、攻撃と移動を分担する同時プレイ限定の動作である「おんぶ」状態となる。この最中は攻撃を担当するキャラクターのサブウェポンが強力になり、移動を担当するキャラクターとの組み合わせによってサブウェポンの攻撃方法に変化が生じる。主にエネルギーや小判弾を稼ぐ前哨戦ステージと、敵メカとの戦闘を行う戦闘ステージの二つに分かれる。戦闘ステージでの敗北後の再戦時には、物知りじいさんとヤエが通信モニターを通じて交互に敵への対処法をアドバイスしてくれる。また、一度インパクト戦ステージに入ると勝利するまで町・道中ステージには戻れなくなるので注意。十字キーで攻撃を当てたい位置に照準を移動させ、各種ボタンを使い分けることで敵の攻撃をうまく防ぎつつダメージを与えていく。前作までは町ステージでも町人の大半が敵キャラクター扱いとなっていたが、本作からは町ステージにはスリや泥棒を除いては敵キャラクターが配置されなくなった。ただし、町人を攻撃すると音楽が一変し、役人が襲いかかってくる。前作『がんばれゴエモン〜ゆき姫救出絵巻〜』と本作の2in1リメイクとして、ゲームボーイアドバンス用ソフト『傑作選!がんばれゴエモン1・2 ゆき姫とマッギネス』が2005年4月21日に発売された。主な変更点として、1人プレイ専用であるため、2人同時プレイやおんぶアクションは不可能となった。また、セレクトボタンを押せば、いつでもキャラクターの切り替えが可能になる。タイトル画面に「遊技場」が置かれており、両作品のミニゲームが手軽に楽しめる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。