『スーパードンキーコング2』(スーパードンキーコングツー、SUPER DONKEY KONG 2)は、レアが開発、任天堂が発売したテレビゲームである。スーパードンキーコングシリーズの第2作目。広義には、以下の3作の総称として使われる。なお、日本国外でのタイトル名はである。前作に比べ、ギミックの要素の増加や、グラフィックの進歩などが見られる。また、前作では「おまけ程度」だったやりこみ要素が練りこまれ、エンディング以降もクレムコイン集めやロストワールドでの腕試し、DKコインを集めて真のゲームヒーローを目指すなど楽しみも増えている。本項では、本作をイメージして製作されたゲームボーイ用ソフト『ドンキーコングランド』についても扱う。こちらの日本国外のタイトルはである。ある夜、前作の主人公であるドンキーコングは1人でビーチへ散歩に出かけた。しかしドンキーは翌朝になっても戻って来ず、相棒のディディーコングがビーチへ行ってみるとそこには壊されたビーチチェアと無数の足跡が残されていた。その荒らされた跡には「ドンキーコングは捕まえた。返して欲しければバナナをよこせ。 キャプテンクルールより」と書かれた置き手紙もあった。ドンキーはクレムリン軍団にさらわれたのだ。ドンキーの一大事を知ったコング達は話し合いをした結果、ディディーとガールフレンドのディクシーコングがドンキーを助けに行く事に決定。ディディーとディクシーはドンキーを助けにクレムリン島に乗り込む。SFC版には3つのモードが存在しており、細かいルールがそれぞれ違う。ある裏技を使えばさらに2つのモードが追加する。基本は横スクロールのアクションゲーム。待ち受ける敵を倒したり避けたりしながら、コースの最後にある「ゴールターゲット」を踏めばコースクリアになる。ただし、ボスステージではボスを倒すとコースクリアになる。コースを攻略する順番は基本的に決められており、隠しゴールなどによる分岐も存在しない。なお、ボスステージも含めて、過去にクリアしたコースをもう一度遊ぶことも可能。敵は上からジャンプで踏みつけたり、横からYボタンを押して体当たり(ローリングアタック、ポニーテールスピン)したり、タルを投げつけることで倒せる。ただし、踏めない敵、ローリングアタックが効かない敵、さらにはあらゆる攻撃を受け付けない敵も存在する。敵に横/下方向から触れた場合・壁に挟まった場合・特定の地形に接触した場合はダメージを受け、コングが2匹いる場合は操作しているキャラが逃げ出して、もう片方のキャラに自動的に交代する。コングが1匹のみの場合はミスとなり、残機が1減る。ただし、谷底に落ちた場合など一部のケースでは、コングが2匹揃っていても一発でミスとなる。残機が0の状態でミスをすると、ゲームオーバーとなりタイトル画面に戻るため、再開は前回セーブした箇所から。いなくなったパートナーはDK印のタル(DKバレル)を破壊することで復帰可能。なお、2匹揃っている場合、コングを担ぎ上げる「チームアップ」が出来る。敵に投げつけることで攻撃ができるが、敵に当たらずに地面に投げつけてしまうと、投げつけられたコングは動けなくなる(このとき敵に触れるとそのコングはダメージを受け逃げ出す)。チームアップで倒せない敵も存在する。上方に投げれば着地したコングの場所に投げた側のコングも自動的に移動するため、ジャンプでは届かない場所にもたどり着ける。コングには性能差があり、ディディーは動きが素早く、特にローリングアタックの速度が速い。ディクシーはポニーテールによるホバリングが出来るが、それ以外の性能は全体的にディディーよりやや劣る。コースによっては味方キャラ(アニマルフレンド)がいる場合があり、上に乗るとアニマルフレンドを操作できる(アンコウのグリマーなど、操作できないアニマルフレンドもいる)。アニマルフレンドに乗っている間は、操作方法もアニマルフレンドのものに変更され、それぞれ独自の能力を活用して攻略することが可能だが、他のコースには持ち越せない。アニマルフレンドはダメージを受けると高速で逃げ出すが、谷底に落ちるなどして見失わない限りは乗り直せば再び利用できる。今作では、コングたちがアニマルフレンドに直接変身して進む場面が存在する。変身時はアニマルフレンドを単独で操作することになる。変身中は、相棒のコングがいれば画面左下にアニマルフレンドのマークが表示される。敵の攻撃を受けると直接ダメージを受けて相棒(続編やリメイクでは操作しているコング)が先にいなくなり、左下のマークがないときにダメージを受けるとミスとなる。ゲーム開始前のファイル選択画面で表示される達成率は、完全クリアで102%。コースクリア・ボーナスステージのクリア・ボス撃破・コングファミリーの訪問で達成率が上がる。このゲームには「全体マップ」と「ワールド内のマップ」の2種類のマップ画面がある。全40以上あるコースは、おおむね5-6コースをひとまとめにした「ワールド」で区切られており、ワールドの最後にはボスとの対決をするコースがあり、倒すことで次のワールドに進める。クリア済みのコースやワールドを訪問することも自由にできるが、「全体マップからワールド内マップに入る」ことは自由にできる反面、「ワールド内マップから全体マップに出る(=ワールド間を移動する)」ことには制約があり、その方法は「ファンキーフライトIIを利用する」「ボスを倒す」のどちらか。それぞれのワールド内にはコングファミリーの施設も個別に設置されており、ワールド内の攻略具合に応じて利用できるようになる。マップ上のワールドやコースには顔のアイコンが表示されており、クレムリン(ワニ)の顔が描かれているならばまだクリアされておらず(ボスの場合はドクロ)、コングの顔が描かれているならばクリアしたことになる(ディディー・ディクシーのどちらの顔になるかは、最初にクリアした方のコングとなる)。コングファミリーの施設には、そのコングの顔のアイコンが常時表示されている。ボスステージの場合、前作と違いクリアしていなければ専用の顔が表示される。コース内の数か所に、隠し部屋(ボーナスステージ)の入り口が隠されている(ボスステージには無い)。ボーナスステージは3タイプあり、どのタイプなのかは入ってみないと分からない。制限時間内にステージ内部に出現するクレムコインを手に入れればクリアである。また、一部のボーナスステージはメインのステージと異なる風景になっており、挑戦したことのないコースの風景であればその地形を予習することもできる。今作からのボーナスステージは、これらのミニゲームをクリアしてコインを取らないと、ファイルセレクト画面で表示される「達成率」には加算されない。全てのボーナスステージをクリアしたコース名には、末尾に「!」マークが付く。前作同様、残機数や集めたアイテムの数は画面に常に表示されない。残機数やバナナ数は、コース開始時・増減時に数秒間だけ表示される。普段はゲーム画面しか表示されないため、非常にすっきりした画面構成になっている。プレイヤーの意思で任意に残機数などを確認することはできないため、残機数などは自分で覚えておくことが望ましい。『ドンキーコングランド』では残機数のみハートマークで常に表示されている。それぞれの名称はSFC版に準拠。地面に設置されており、持ち上げて投げることで敵を攻撃することができる。主に空中に設置されており、持ったり投げたりはできず、触れるとその場で壊れ、なんらかの効果が出る。コース内の仕掛けとして用意されたもので、ほかの種類のタルより一回り大きい。作中の声は全て開発スタッフのケヴィン・ベイリスが担当。今作からは乗るだけでなくコング達が変身することも可能。コースに登場するものは8種類。主にワニで構成。今作では海賊の格好をしている。(☆印はGB版には登場しない)元からクレムリン島に住んでいる敵。正式なクレムリンではないが、協力して攻撃してくる事も多い。(☆印はGB版には登場しない)冒険の舞台はクレムリン島。コースの順番やワールド・コース名はSFC版を基本とする。カッコ内はおおまかなステージ区分(風景)である。また、ボスの詳細は下記クレムリン軍団 ボスの項を参照。バッドクルール号を1周する様にコースが配置されている。前述の通り、船全体がワールドの舞台となっているので、甲板から船上部のマスト、更には船底を進んだりもする。最初のワールドなので、難易度は低い。活火山を登っていく。途中には船も放置されている。鉱山コースも複数あり、採掘場のような様相も見せる。このワールドから、コングファミリーの施設に類する「クラッバの見張り小屋」が登場する。GB版ではクレムクエイとマップが同じなのでクラッバは登場しない。広大な沼地の中央に真っ二つに割れた廃船がある。SFC版ではこのワールドのみマップが横スクロールとなっている。GB版には存在しないがワールド2と合同ステージ。題名どおり、遊園地内に設けられたコース2-4と、敷地外にある蜂の巣や荒地が広がるコース1・5・6・ボスに分かれている。遊園地内には、コースター以外にも観覧車のようなものが見えるが、乗ることは出来ない。全体に亘って不気味な森が広がる。森エリアはいずれも独特のムードを持っており、難易度は高い。クレムリン島の頂上にある砦。その周囲に、堀や氷が張り巡らされている。SFC版には、このワールドにはボスがいない(ボスステージ自体はある)。また、マップが縦スクロール画面となる。クラッバの見張り小屋は、このワールドで最後となる。クロコブルグ頂上およびキャプテンクルールの戦艦が舞台。リンクリーの学校では初回のセーブでもバナナコインが1枚必要となる。通常のコースは「スクリーチレース」1つのみで、クリアできればキャプテンクルールとの直接対決が待っている。忘れられた世界。ワールド2〜6にあるクラッバの見張り小屋から来られるが、1か所の小屋から行けるコースは1つだけ。前述の通り、各ワールド毎にクレムコイン15枚をクラッバに支払うことでこのワールドに進める(すなわち、全コースクリアには全てのクレムコインが必要となる)。コース攻略の順番は自由であり、他のワールド攻略中に寄り道をする形で攻略を進めることもできる。5つのコース全てをクリアするとボスステージが出現するが、これはどのコース経由からでも入れる。クリアすると真のエンディングとなる。中央には現実離れした不思議な色のガスが噴き出る火山のようなエネルギー炉がそびえ立つ。各コース毎に1つだけあるボーナスステージでは、クレムコインの代わりにDKコインが手に入る。また、ファンキーフライトIIは登場しない。今作は前作よりコースのスケールが大きくなり、特に地上でも上下に進むコースが多くなっている。また、今作では全てのコースBGMをデビッド・ワイズが手掛けている。GBAで発売。SFC版のリメイクであるため、ストーリー自体に変更は無い。・タイトル画面・スクリーンサイズ・音楽・ボス戦SFC版の世界観を元にGB用に作り直した作品。コースは、ボスも含めて全て新しく設計し直されたが、オリジナル色の強かった前作『スーパードンキーコングGB』や次作『ドンキーコングGB ディンキーコング&ディクシーコング』と比較すると、マップ・コース配列・内容・物語が極力『スーパードンキーコング2』のイメージに近づけてある。なお、タイトルは『スーパードンキーコングGB』の原題を流用したものである。そのため、日本国外でのタイトルがとなって、ナンバリングがずれてしまった。冒険の舞台は「クロコダイル島」となっている。…etc
出典:wikipedia
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