可部駅(かべえき)は、広島県広島市安佐北区可部二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅。現在の同線の終着駅である。かつては、可部線の電化区間と非電化区間の境界駅であったが、非電化区間が2003年11月30日限りで廃止され、終着駅となった。単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を持つ地上駅。ICOCA(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)が利用可能。ICOCA対応自動改札機が設置されている。JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。直営駅。駅構内には可部線全線の保守・運営を管轄していた可部鉄道部があったが、2006年6月30日をもって廃止された。この組織変更により可部線内の各駅の管理権限は西広島駅に移されていたが、2010年7月1日より当駅が管理駅として可部線内の各駅(横川駅を除く)を再び管轄するようになった。夜間滞泊の設定駅でもある。大半の列車は2番線から発車するが、朝晩の一部の広島方面電車は1番線や3番線から発車するものもある。なお3番線にも架線があり、電車の入線が可能である。かつて3番線は三段峡方面列車の発着に使用されていた。また、三段峡方面から当駅を直通し広島方面に向かう列車も3番線に発着した。1・2番線は頭端式のため、もともと広島方面折り返し専用であった。3番線は構内北端で保線用車両留置線2本を北に向け分岐している。3番線の外側には側線が1線あり、構内両端で3番線に合流している。三段峡方面が存続していた当時、三段峡方面につながるホームのある線は3番線のみであったため、当駅に停車する三段峡方面直通の列車同士が行き違うことはできなかった。1970年代には、臨時快速「三段峡」の下りは当駅で上りの定期列車と交換していたが、その定期列車が3番線に停車しているため、快速は側線経由で行き違いをし、当駅を通過するというダイヤであった。三段峡方面廃止後、3番線は、前述の保線用車両留置線を分岐し、外側の側線を合流して構内から少し北に伸びたところ(国道54号のオーバークロス手前)で車止めが設置され、途切れている(写真参照)。このため、3番線に列車が到着する場合は万一の過走事故防止のため構内踏切(列車停車位置より北側にある)が作動するが、実際に構内踏切部分の線路まで営業用列車が進入することはない。電化区間はもともと構内北端までであるため、3番線の構内北端~車止めまでの区間は電車の留置線として使用することはできない。当駅の手前には場内信号機が2基設置されている。三段峡方面が存在した当時の名残で、3番線が本線扱いとなっており高い位置に信号機が設置されている。1・2番線用の信号機は低い位置に設置され共通で副本線扱いとなっており、その下に進路表示機が付属している。副本線用場内信号機が「黄」を現示している場合は付属の進路表示機に数字で「1」または「2」が表示され、到着番線を指示している。2013年(平成25年)2月、広島市とJR西日本は、2015年春を目標に旧河戸駅方面へ再延伸(事実上の電化復活)することで合意した。その後、踏切設置の調整や駅建設用地取得の手続きに手間取った事で、開業予定が2度延期されており、現段階では2017年春の開業の予定である。JR西日本は同年11月28日に許可申請を行い、2014年2月25日に事業許可を取得した。延伸時には現在の1・2番線を使用停止とし、現在の3番線と新しく設置される予定のホームを使用した相対式ホームに改良される予定となっている。そのホーム改良に合わせて従来の西口への通路は封鎖され上下線分離駅となり、東西間の自由通路を設置すると2015年2月6日に発表した。以下の情報は、広島市統計書及び広島市勢要覧に基づいたデータである。以上の1日平均乗車人員は、乗車数と降車数が同じであると仮定し、年度毎総数を365(閏年が関係する1971・1975年は366)で割った後で、さらに2で割った値を、小数点第二位で四捨五入。小数点一位の値にした物である。1994年(平成6年)に大町駅が開業するまでは、可部線最大の乗降数の駅だった。最近は下祇園駅が乗降数で当駅を上回る年も多い。国道183号(国道191号・国道261号との重複区間)が駅の西側を通っている。西口は近年再開発により可部駅西口広場が完成し、2007年(平成19年)12月3日に従来の可部駅停留所と可部駅前停留所を統合し、可部駅西口広場にバス停留所が移設された。また、2008年(平成20年)4月からは、北寄りに駐輪場と、車椅子対応のトイレも供用開始した。これにより、閉鎖された東口トイレの代わりに、駅の改札内しかトイレがなかった不便が解消され、同時にバリアフリー対応を実現した。しかし、車椅子利用者にとっては列車に乗る前に階段を数段上らなければならないのがネックとなっている。廃止された河戸駅との中間位置に、広島市安佐北区役所・可部区検察庁・可部簡易裁判所・安佐北警察署・広島北税務署などがあり、あき亀山駅まで再延伸されたときには、その周辺に河戸帆待川駅が設置されるので延伸時には可部駅が最寄ではなくなる。駅正面には大和重工の本社もある。可部駅西口広場にあり勝木・大林方面の1 - 4と国道上に設けられた広島方面の5か所ののりばがある。2007年(平成19年)12月3日に供用開始。これに伴い、下り便は、元「可部駅前」停留所に停車する代わりに、一旦国道183号を右折して、全便がこの停留所に停車するようになった。また、可部線廃止区間の代替バス(広島電鉄・広島交通)もここから発着しているが、広島・三段峡直行便は高速道路を経由するため可部駅には入らない。
出典:wikipedia
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