本竜野駅(ほんたつのえき)は、兵庫県たつの市龍野町中村にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)姫新線の駅。たつの市の代表駅である。山陽本線には竜野駅があるが、こちらはたつの市の揖保川町域にあり、2005年のたつの市誕生以前の旧龍野市時代は、龍野市ではなかった。旧市名は「龍野」だが、駅名は「竜野」というように、龍の字が常用漢字になっている。2010年3月12日までは姫路方面からの列車の約半数がこの駅で折り返していたが、翌13日のダイヤ改正により大半の列車が播磨新宮駅・佐用駅発着に変更され、この駅での折り返し列車は平日朝の1往復のみとなった。この列車も10月12日の修正で播磨新宮駅折り返しに変更され平常時は当駅で折り返す列車は存在しないが、大雨時などで東觜崎~播磨新宮駅間の揖保川が渡れなくなった場合は運転区間を変更し当駅で折り返しとなる列車が設定される場合がある。また、過去には姫新線を経由していた急行「みささ」・「みまさか」などの優等列車が停車していた。相対式ホーム2面2線で、日中を中心に、行違い設備を利用する橋上駅。2009年3月まで使われた初代駅舎の頃は地上駅で単式・島式2面3線であったが、駅舎から遠い1線は撤去されている。それぞれのホームには階段または2機のエレベーターを利用して行き来する。姫路鉄道部管理の直営駅で、みどりの窓口が設置されている。ただし夜間は無人で、昼間でも不在になる時がある。2016年の姫新線(播磨高岡~播磨新宮間)内でのICOCA使用開始に先駆けて交通系ICカード対応の自動券売機に交換され、改札口にはICカード専用の簡易自動改札機が入場・出場用がそれぞれ2セット設置されている。ホーム間は跨線橋で連絡する。駅の西口にはバリアフリー対応の多機能トイレが設置されており観光案内所と地域の交流施設が入居している。また冬季にはロータリーと駅前交番の横にイルミネーションが施される。駅の東口には有料駐車場と無料の駐輪場が設置してあり、開発された住宅地が広がっている。駅橋上化工事のため2009年1月にホーム上にあった1941年竣工の旅客上屋を撤去し、新しい駅舎が出来るまでは駅北側に設置された仮設駅舎に役目を託し2009年3月27日に旧駅舎はその勤めを終え4月から解体撤去された。橋上駅舎が2010年2月に完成し、同年3月13日より使用開始された。新しい駅舎は総工費約11億円で、地元のたつの市がほとんどを負担した。面積は約700 平方メートルある。初代の駅舎は、1931年(昭和6年)の開業以来の木造駅舎で、面積は約136 平方メートルであり、播磨高岡~東津山間の姫新線の駅としては最大の規模のものであった駅のホームを繋ぐ跨線橋には『TAKATORI WORKS 1912 IGR』と鉄道院時代の刻印がされた支柱が使われていた。駅舎橋上化後は、2番乗り場に移設展示されている。上り、下りともに普通列車が1時間あたり、2本が停車する。(日中は約30分間隔) 朝夕の通勤時間帯は姫路方面が1時間に3から4本、播磨新宮方面は1時間に3本程度と本数が若干多くなる。上りは全て姫新線の起点である姫路行き、下りは大半が播磨新宮行き、不規則で佐用行き、上月行きも朝晩を中心に出ている。2010年のダイヤ改正までは当駅から終点の姫路駅まで途中全駅を通過する快速列車が運行されていた。2015年(平成27年)度の1日平均の乗車人員は1,838人である。これは、兵庫県内の姫新線では2番目、姫新線全体では4番目に多い。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。直近15年間ではそれほど差がないものの、乗車客数は年々やや減少傾向にあったが、高速化工事や沿線イベントの開催などで徐々に持ち直している。龍野は播磨の小京都とも呼ばれているだけに、古い町並みが続いている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。