桃花台新交通株式会社(とうかだいしんこうつう)は、愛知県小牧市で新交通システムの桃花台線を運営していた、第三セクターの鉄道会社である。愛知県と小牧市、中部地方の企業である名古屋鉄道や旧東海銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、中部電力、東邦ガス、トヨタ自動車などの出資によって1979年に設立された。本社所在地は、愛知県小牧市光ヶ丘6丁目43。2006年10月1日に桃花台線を廃止。同年11月17日に会社解散を決定。その後業務などを清算会社へ移行し、2007年度末に解散。2009年3月に清算が終了した。会社設立は1979年。1991年3月の桃花台線開業と同時に営業開始。資本金は30億円。出資の内訳は、愛知県が13.8億円、小牧市が3億円である。加えて、愛知県より運営資金として30億円が貸し付けられた。会社は2003年3月31日の決算において、61億円の繰越損失、31億円の債務超過状態となり、2006年9月には運営資金が底を付く見通しとなった。更に、開業以来一度も黒字になったこともなかった。そのため、愛知県は桃花台線の存廃を含めて検討を始め、2004年12月に、愛知県は有識者による「桃花台線のあり方検討会」を設立する。検討会の提言により、愛知万博(愛・地球博)の愛・地球博線で採用された磁気誘導式無軌条交通システム(IMTS)に切り替えることを検討したが、同会の試算よりコストが高くつくことなどから、この案は頓挫してしまった。また、その後の調査で、赤字解消が困難なことや桃花台ニュータウンの人口が減少する可能性などもあることから、同路線は2006年3月28日に廃止が決定する。2006年9月30日限りで新交通システムの運行を取りやめ、翌10月1日に廃止。日本における新交通システムの初の廃止例となった。同年11月17日に臨時の株主総会を開き、業務などを清算会社へ移行する決議を経て会社解散を決定した。最終的な累積赤字は約65億円、債務超過額は35億8452万円。また東京商工リサーチによれば資産は10億7595万円、負債総額は45億9710万円である。なお2007年7月に同社は、名古屋地方裁判所へ特別清算を申請。2009年4月に清算業務が終結し、桃花台新交通は名実ともに30年の歴史に幕を閉じた。愛知県(2760株、46%)、小牧市(600株、10%)、名古屋鉄道(600株、10%)、中部電力(300株、5%)、三菱東京UFJ銀行(300株、5%)、新生銀行(300株、5%)、日本車輌製造(156株、2.6%)、東邦ガス(150株、2.5%)、みずほ銀行(150株、2.5%)、トヨタ自動車(120株、2%)、三菱重工業(84株、1.4%)、新日本製鐵(60株、1%)、松坂屋(60株、1%)、ノリタケカンパニーリミテド(60株、1%)、日本ガイシ(60株、1%)、大同特殊鋼(60株、1%)、名古屋銀行(60株、1%)、愛知銀行(60株、1%)、中京銀行(60株、1%)
出典:wikipedia
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