銀河 万丈(ぎんが ばんじょう、1948年11月12日 - )は、日本の男性声優、ナレーターである。青二プロダクション所属。本名・旧芸名は田中 崇(たなか たかし)。妻は同じく声優の高島雅羅。役柄では威厳ある悪役の声を得意とする。中でも『機動戦士ガンダム』のギレン・ザビ、『装甲騎兵ボトムズ』のジャン・ポール・ロッチナのような、アクの強い役柄を多くこなし、本人もそうした役柄を好む発言をしている。また、『タッチ』の原田正平のような無口な役は「非常につまらなかった」と発言している。30代前半に声優を本業として定めた当初から「悪役が出来る」事をセールスポイントにしており、その頃演じたギレン・ザビ役によって「自身の中に新しい自分を探していくことや演じる快感を覚えた」という。一時期、PCエンジンのゲームで軒並みラストボスキャラクターの声を担当し、NECアベニューの多部田俊雄をして「ラスボスと言えば銀河万丈」と言わしめた。死去した蟹江栄司、笹岡繁蔵、郷里大輔、青野武、石田太郎、永井一郎、家弓家正が担当した持ち役の一部を引き継いでいる。日本語吹き替え版では、マイケル・クラーク・ダンカン、デルロイ・リンドー等、大柄の黒人の声を当てることが多い。玄田哲章や大塚明夫と並んで、シルヴェスター・スタローン、アーノルド・シュワルツェネッガーの両者の吹き替えを経験している数少ない人物。また、『刑事コロンボ』では死去した小池朝雄に代わって映像ソフトの追加録音部分(テレビ放送時にカットされた箇所)でコロンボ警部の吹き替えを担当し、後にWOWOWで新シリーズの最終3話が放送された際には銀河による吹き替え版が製作されている。テレビ番組やCMのナレーターとしての活動も多い。山梨県立甲府南高等学校、成蹊大学卒業。以前はテアトル・エコーに所属。趣味は謡曲(流派は喜多流)で、20代の頃から続けている。大学時代は放送研究会に所属し、ラジオドラマ作りに夢中になっていた。将来はラジオドラマに関わりたいとは思っていたが、ラジオドラマは職業として成立するものでもないと考え、ラジオドラマを作れる場所が分からなかった。それに近いことをやっていたのは劇団くらいしかなかったため、テアトル・エコーの養成所に入所する。その後退所し、仲間と劇団を作っては潰すということを繰り返しながら、フリーで舞台活動をしていた。舞台活動を通じて「やっぱり音の仕事がやりたい」という気持ちがはっきりし、その分野の仕事をするために青二プロダクションへ自分の声のサンプルテープを持ち込む。そのことが声の仕事をするきっかけになり、28歳で声優デビューする。青二プロでの同期は井上和彦、水島裕、三ツ矢雄二。他の同期声優に、玄田哲章、若本規夫がいる。新人の頃は、経験不足で自分ができないことに対する悔しさと歯がゆさが随分あり、歳下の同期に対して焦燥感を覚えることもあった。セリフを受けられなくて、相手役の先輩から台本を投げられたこともあったという。また、富田耕生などの厳しい先輩に、色々と教えてもらっていた。ある時プロデューサーから「将来何になりたいのか知らないけど、君にはギャラを払いたくない」と言われて、「認めていただくまでは、絶対に辞める訳にはいかない」という気持ちになったこともあった。デビュー後の数年間は本名「田中崇」で活動していたが、『戦闘メカ ザブングル』や『太陽の牙ダグラム』に出演していた1982年の誕生日より「銀河万丈」に改名。その子供向け番組の登場人物のような名前のため、当初は「もう洋画はやらないのか」と聞かれたという。この芸名はプレゼントされたものだが、富野由悠季により名付けられたという説は誤りであり、「『無敵鋼人ダイターン3』の主人公・破嵐万丈と混合したんでしょうね」と、本人は否定している。妻・高島雅羅は、『新スタートレック』でディアナ・トロイの吹替を担当。銀河は同作品ではウォーフの吹替を担当しており、最終シーズンあたりでは恋人同士になっている。『FNS地球特捜隊ダイバスター』では毎週、博士を演じている銀河のサイン入りのアイテムをプレゼントするコーナーがある。その際、番組キャラクターのユリッペが、銀河のプライベートを暴露している。詳細は「FNS地球特捜隊ダイバスター#銀河万丈の私事」を参照。2012年9月8日放送の『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』に事務所の後輩である神田朱未と共に出演した。この時、物腰の柔らかい、敬語を交えた紳士的かつ丁寧な話し方で番組に臨んでいる。事務所が同じ神田や浅野真澄は、「常にこういう話し方で接して下さる」と発言している。番組にちあきなおみの「黄昏のビギン」をリクエストしており、その希望が叶えられて実際にオンエアされた。アニメ・ゲーム・特撮・声優の4ジャンルに特化した番組としては、異例の選曲である。※太字はメインキャラクター。
出典:wikipedia
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