『ファインディング・ニモ』(原題:"Finding Nemo")は、2003年のアメリカのアニメーション映画である。製作はディズニー&ピクサーで、フル3DCGで描かれた。ピクサーの長編アニメーション作品としては第5作目になる。日本では2003年12月6日公開。第76回アカデミー賞では長編アニメ賞を受賞した。主人公ニモ(Nemo)の名は、ジュール・ベルヌの小説『海底二万里』に登場する主人公ネモ船長(Captain Nemo)から採られている。2012年に3D映画『ファインディング・ニモ 3D』が公開。同時上映は短編アニメーション『レックスはお風呂の王様』。2008年4月18日に日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で初めて地上波での放送が行われた。その後、2013年7月24日にTBS系列の「水曜プレミア」、2016年7月15日にフジテレビ系列の「金曜プレミアム」でも放送された。舞台はオーストラリア・グレートバリアリーフの海。クマノミのマーリンは妻のコーラルといっしょに卵の世話をしながら、2日後の子供たちの誕生を楽しみにしていた。ところが突然オニカマスに襲われ、幸せな日常に終止符が打たれる。気を失っていて助かったマーリンが意識を取り戻すと、妻と卵たちは姿を消していたが、たったひとつだけ卵が残されていた。父マーリンは、唯一残った子に、妻の遺志を尊重するべくニモと名付け過保護に育てる。ニモは片方のヒレが小さく、あれこれと心配し過ぎるマーリンにニモはうんざりしていた。はじめて学校に行った日、ニモは一人で船に近づき人間に捕らわれてしまう。ニモを取り戻すため、マーリンはナンヨウハギのドリーといっしょに旅を始める。以降、マーリンとニモが再会するまでの冒険活劇が展開する。本作の主要テーマは、家族の絆と友人との信頼である。並行して海中の多様な生態系や人間が海洋に与えている影響なども描かれている。全般として、家族向けエンターテインメント作品としての色彩が強い。歯科診療所の水槽で暮らす観賞魚たちの総称。リーダーのギル以外は皆ペットショップの出身。エンディングで脱走に成功するも、中に入れられた袋が破けずにいた。次作『ファインディング・ドリー』ではエンドロール後のみの登場。未だに袋に入った状態でモロベイの海を彷徨っていたところを人間によって捕獲された。フランスの作家フランク・ル・カルベスは、ファインディング・ニモがカルベス氏の執筆した絵本『Pierrot Le Poisson Clown』の盗作であるとして訴訟を起こした。カルベス氏はカクレクマノミをモデルにした絵本『Pierrot Le Poisson Clown』を2002年11月に出版したが、ファインディング・ニモの公開後はニモと類似しすぎているという理由から絵本を有名書店で取り扱ってもらえなくなったと主張。『Pierrot Le Poisson Clown』のアイデアを思いついたのは9年前で、アニメ化を狙って各映画会社に売り込みにいった経験があることから、ファインディング・ニモは自分のアイデアを盗んだものに違いないとして、ファインディング・ニモの興行収入やマーチャンダイジング収益の分配を要求していた。しかし裁判所は、「ニモは赤いが、(カルベスのキャラクターである)ピエロはオレンジ色だ」などの理由で、2つのキャラクターを一般人が間違える危険性が少ないと判断し、作家の訴えを却下した。また、もし2つのキャラクターが似通っているとしても、ディズニー側は2002年の2月にコピーライト登録をすませているので、2002年11月に登録した『Pierrot Le Poisson Clown』よりも先行しているという。
出典:wikipedia
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