慶州市(キョンジュし)は、大韓民国慶尚北道の歴史文化都市。東は日本海に面し、西は永川市と清道郡、南は蔚山広域市、北は浦項市に接する。面積1,323,87平方キロ、人口281,662人(2003年)。市のスローガンはBeautiful Gyeongju。新羅王国の都・金城(クムソン)の地であり、石窟庵と仏国寺が1995年にユネスコの世界遺産に登録された。また、2000年には南山ベルト・月城ベルト・大陵園(古墳公園)に含まれる膨大な遺跡と芬皇寺などが慶州歴史地域として登録され、さらに、2010年には市の北部・江東面に位置する両班の伝統的民俗村である良洞村が、安東河回村とともに世界遺産に登録された。これで同市内には3件の世界遺産が存在する事になり、稀な世界遺産都市となった。韓国(朝鮮半島)の古都という点で、韓国国内はもちろん、世界各地からたくさんの観光客が訪れる。現代的な建造物が遺構の周辺にないという点で、ある意味で当時のまま街並みが残っている都市であるといえる。また、市街地東方にある普門湖(ポムンホ)地域では、新しい観光拠点としての開発が行われており、特級ホテルが立ち並ぶ。慶州市は全体に桜の木が多く、毎年春に、慶州さくらマラソンという大会が開催され、日本からも参加者がある。慶州は古代には新羅王国の首都・金城(クムソン)として発展し、高麗太祖王建が慶州と改称した(東京等と呼ばれていた時代もあった)。李氏朝鮮時代は慶州府と呼ばれ、1895年に慶州郡となり、1931年慶州面が邑に昇格、1955年慶州邑が市に昇格した。1995年に慶州市・郡が合併した。古都という歴史的背景から観光業、慶州法酒に見られる食品産業、近年ではIT産業など立地企業は多彩。日本海に面した海岸には月城原子力発電所も存在する。2010年11月1日に京釜高速線の東大邱駅 - 釜山駅間が開業し、慶州駅より南西9kmの地点に新慶州駅が設けられた。同駅にはKTXの約半数が停車し、ソウル駅まで2時間10分・釜山駅まで27分で結ぶ。市内の一般列車路線はすべてムグンファ号での運行である。慶州駅からソウル特別市への直通列車は、中央線経由の清凉里駅行き(1日2往復、うち1往復は夜行列車)のみとなっており、約5時間半を要する。ほかに、嶺東線に直通する正東津駅行きもある。東海南部線の列車は東大邱駅 - 慶州駅 - 釜田駅(釜山広域市)間の運転が中心となっている。
出典:wikipedia
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