『ロックマンX4』(ロックマンエックスフォー)は、1997年8月1日にカプコンから発売されたプレイステーション、セガサターン専用のアクションゲームである。スペシャルリミテッドパックとして、エックスのアルティメットアーマーの立体キットが同梱された限定版も同時発売された。1998年11月26日にはPlayStation the Best版、12月10日にはサタコレ版が発売された。またWindows版としては1998年12月3日に通常版(発売:カプコン)、1999年11月12日にはULTRA2000シリーズ版(発売:メディアカイト)、2004年7月16日には遊遊シリーズ版(発売:メディアカイト)がそれぞれ発売された。ロックマンXシリーズ第4作。ゼロが正式なプレイヤーキャラになったことに加え、アニメーションやボイスの導入、グラフィックや音源の鮮明化など、ハード移行に伴ってより高い表現力を実現している。ゲーム内アニメパートは『ロックマン8 メタルヒーローズ』と同様、XEBECが製作を担当している。ゲームアーカイブス版では、『ポケモンショック』の影響後、点滅表現が変更や削除されるなどの対応がとられていない。本作ではゲーム開始時にエックスとゼロのどちらかを選択する「ダブルヒーロー制」を導入している。ゼロの攻撃は前作のバスター主体からセイバー主体へと変更され、従来のシューティング感覚の強い操作性と一線を画したその操作性は、後続の作品にも強く影響を与えている。ストーリーの内容は根本こそ同じだが登場キャラクターや挿入される展開が多少変わり、ゼロの場合はより濃密となっている。しかし、それに反してエックスの扱いが軽すぎるため、「影が薄くなった」事を非難されている。パッケージデザインはPS版は従来と同じく各キャラクターを載せたものとなっているが、SS版では暗闇の中にスポットライトのような光を当てられたゼロが一人だけ佇んでいるというデザインに変更されている。大規模な災害時に迅速な対応をするために設置されたレプリロイドで構成された軍隊、レプリフォースはイレギュラーハンターと共にイレギュラーを回収していた。両者はこれまでお互いに助け合い、協力しながら、それぞれの任務を行っていた。だがある日、巨大イレギュラーによって、空中都市スカイラグーンが占拠されその影響で下の町に落下、巨大イレギュラーがレプリフォース仕様のものであった事、レプリフォースの主力戦力として採用されている「ノットベレー」の姿が現場で見受けられた事などから、レプリフォースに疑いがかかる。この事態にイレギュラーハンター側は、指揮官・カーネルに事情聴取の為の投降を要請したが、軍人としてのプライドを優先したカーネルはこの要請を拒否。 その結果、巨大な軍事力を持ったレプリフォースが最高司令官・ジェネラルをリーダーとして一斉にクーデターを起こし、各地を占拠してしまった。 イレギュラーハンター司令部は直ちにレプリフォース全体をイレギュラーと認定し、エックス、及びゼロに出撃命令を下した。対応ハードがSFCからPS・SSへ移行したことに伴い、本作で追加及び変更されたシステム・仕様を記載する。斜体部分は異名。本作は既にレプリフォース所属の者、今回の反乱を期にレプリフォース側に加わった者に分けられ、前者はレプリフォースの「R」、後者はシグマの「Σ」が体力ゲージのアイコンとなっている。 前作までは8大ボスレプリロイドがモデルとする動植物は、「"現実に存在する生物及び絶滅しているために現在は存在しない生物に限る"」と言う暗黙の方針があったが、今作から架空の動物もモデルとして使われるようになった。プレイ時の選択キャラクター(エックスとゼロ)によって、ボスキャラクターの弱点となる武器(技)が異なることも前作との違いの一つとなっている。なお、海外版ではボスの声のみ その侭だが、日本語で発する台詞は掛け声を除いてカットされた(ただしドラグーンの技を発する台詞はその侭)。また海外版ではクジャッカーだけ声が丸々カットされ無声になっている。基本的にそのステージのボスと弱点武器が同じ。エックスは8ステージの各ボスを倒すと、そのボスが所有する特殊武器を入手できる。強化パーツの一つである「アームパーツ」を入手して初めてチャージが可能になる。本作では強化パーツ「ヘッドパーツ」を入手すると特殊武器の通常消費エネルギーが0になり、チャージしなければ無制限に使用出来る状態となっている。※ 名称の記述は「入手する特殊武器 - 所有するボス」とし、以下に述べるエックスはカプセルに入ることで新たなパーツを取得し、パワーアップするという特殊能力を持っている。カプセルはステージの特定の場所に隠されており、カプセルに入ればそのパーツを入手できる。なお、本作ではアームパーツが2種類存在し、ゲーム内ではカプセルに入り直すことで任意に取り替えが可能である。なお、次作『ロックマンX5』で「フォースアーマー」と命名される事が明かされた。隠しキャラクターのような位置付けのアーマーであるため通常のプレイでは登場せず、プレイヤー選択画面で特定の隠しコマンドを入力することによりゲーム中での入手が可能となる(通常のパーツを入手するカプセルが、アルティメットアーマー一式を入手するカプセルに置き換わる)。前述のコマンド入力が成功した状態でゲームを開始すると、その目印としてエックスの基本カラーが微妙に変化する。このコマンドは後述のブラックゼロ入手コマンドと共にカプコンのホームページで公開されている。ゲーム中での基本的な性能は通常のアーマーとほぼ同じだが、ノヴァ・ストライクの使用可能回数が無制限(ゲージが常時満タン)になり、発動中は完全な無敵状態になる(通常は一部の敵に接触するとダメージを受けてしまう)などの性能強化が行われている。 アームパーツはプラズマチャージショットで固定されており、ストックチャージショットへの交換は不可。ゲーム中のエックスの会話デモは通常のヘッドパーツの状態。ゲーム未登場の能力の設定として、バスターからビームブレードを発生させる機能、背中のブースター(ノヴァ・ストライク時に出現)で飛行する機能、アーマー自体をボード状の支援飛行メカに変形・別働させる機能が存在し、それぞれ公式イラストも描かれている。これらは限定版付属のキット(バンダイから発売されていた『メガアーマー』シリーズ)で立体化されている。ゼロは内部に組み込まれた「ラーニングシステム」により、ボスを倒すと攻撃技もしくは移動技を習得する。また、エックスとは異なり、その大半は武器ゲージを消費せずに使用することができる。技の大半はコマンド入力によって発動する。デフォルトの設定では、通常攻撃ボタンが□ボタン、必殺技ボタンが△ボタン、ギガアタックボタンがR2ボタンである。攻撃用ではない技もあり、該当ボスで習得した技では弱点を突けないボスが複数存在する。黒いカラーリングのゼロ。エックスのアルティメットアーマー同様隠しキャラクターのような位置付けであり通常のプレイでは登場せず、プレイヤー選択画面で特定の隠しコマンドを入力することによりゲーム中での使用が可能となる。アルティメットアーマーとは異なり、外見が変化する以外通常のゼロとの性能差は一切無く、ムービー中やダッシュ時の残像は赤いままである。2種類とも、従来の土木作業用ライドアーマーに戦闘能力の限界を感じたレプリフォース兵器開発部が開発を行った戦闘用ライドアーマーである。レプリフォースに偽造された巨大イレギュラー=イレギオンがスカイラグーンを襲撃し動力炉(浮遊装置)が破壊される。地上の市街地に落下し多数の犠牲者を出す大惨事となった。カーネルはラグーン落下の報を受け、ほぼ同時にイレギュラーに拉致されたアイリスの救助を兼ね遅れて自分の受け持っていた部隊と共に駆けつけた。ハンター司令部は「レプリフォースがスカイラグーンを占拠」という情報を現場に向かったハンター達同様受けており、エックス(ゼロ)はばったり会ったカーネルに武装解除・任意同行を要請する。カーネルはこれを断りその場を去り、エックス(ゼロ)及びハンター本部はレプリフォース全体への疑いを強めた。この落下事件がきっかけとなり組織にイレギュラー疑惑が向けられた事を受け、ジェネラルはレプリロイドだけの国家を造る事を決意。彼自身によってTV生中継による独立宣言が行われた。そして各地でレプリフォースのクーデターが相次いで勃発。大量のライフライン施設を破壊・占拠し多くの犠牲者を出すに及んで、慎重な姿勢を見せていたイレギュラーハンターもレプリフォース組織全体をイレギュラー認定せざるを得なくなる。かくして後に「レプリフォース大戦」と呼ばれる戦争の導火線に火が着いた。レプリフォースはかつて、エックスのような闘争心と平和を愛する心を持ったレプリロイドの開発を計画していたが、いざ実験を行うと結果は失敗となってしまった。その際に相反した先の2つの心が分離し、闘争心がカーネル、そして平和を愛する心がアイリスに変じ兄妹レプリロイドとなったとされる。両者が同じCPUを使用しプログラムの大半が似通っており、互いを想う言動を見せる。docomoとauの携帯電話用アプリで、エックスver.が2011年12月1日に、ゼロver.が2012年1月5日に配信開始された。PS・SS版との相違点は以下の通り。
出典:wikipedia
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