株式会社ZIP-FM(ジップエフエム、"ZIP-FM Inc.")は、愛知県を放送対象地域として超短波放送(FM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。旧社名は株式会社エフエム名古屋(エフエムなごや)。コールサインはJOQV-FM。JAPAN FM LEAGUE(JFL)加盟局。1993年10月に開局した愛知県で2番目の県域FM局。開局に際して、文化放送で編成を担当し、東京のJ-WAVE、京都のα-STATIONの開局を手がけた常行邦夫を編成部長としてヘッドハントする。さらに、その下に神戸のKiss FM KOBE、FM静岡、α-STATIONなどの開局に携わったスタッフ、名古屋のデザイン博覧会の臨時FM局FM DEPOに携わったスタッフなどがプロデューサーとして参加した。当初はAORやコンテンポラリーを中心にオンエアーし、トーク・インフォメーションは極力減らす「モア・ミュージック〜レス・トーク」をコンセプトとしていた。また、FM局としては類を見ない数のコンピレーションCDを開局当初から発売しており、その中でも人気コンピレーションシリーズ、『Dancemania』とタッグを組んで発売した『ZIP mania』シリーズ(発売元は東芝EMI)はFM局のコンピレーションCDとしては異例ともいえる30万枚のセールスを記録。聴取エリア外での販売も好調で『ダンスミュージックに強いZIP-FM』の名を売り込むことに成功した。このヒットと時期を同じくして選曲はダンスミュージックやポップス中心へシフト。さらに他局に先駆けてインターネットを導入・活用したり、イベントやキャンペーンを増やすなど変貌を遂げた。2016年現在のキャッチコピーは、「MORE FUN, MORE ZIP!」とし、ZIP-FMにしかできない番組作りを目指している。ZIP-FMでは1997年4月からPSAを放送している。このPSAは、外国語局の愛知国際放送が存在中も放送され、同Radio NEO(当時のInterFM NAGOYA)が2014年4月に開局した現在でも引き続き放送中である。また、かつては、英語でのニュースや一部のミュージック・ナビゲーターによる英語での天気予報を放送していたこともあった。ZIP-FMではJ-POPをZ-POP(ジーポップ)と呼称する(Zは、「日本」を表す"Zipangu"(ジパング)の頭文字であること、そしてZIP-FMのZであることから)。開局当時、Z-POP(J-POP)の放送比率は低く、全体の2割程度であったが、現在はZ-POP専門番組やアーティストが出演する番組、イベントも増えている。一方、ジャニーズ事務所所属歌手やハロー!プロジェクト、AKB48グループなどのアイドル曲やアニメソングなどは原則放送しない方針を開局当初から持っており、このことを同局のナビゲーターであるジェイムス・ヘイブンスが他局の番組で間接的に批判していたが、開局20年目にあたる2013年4月の番組改編から、若年層(16 - 34歳)のラジオ離れの食い止め、新規聴取者層開拓のため、アイドル楽曲の音楽性の高さなどを理由に、解禁する方針があった。ただし、これまでの局内にあった洋楽中心・最先端の音楽を紹介する放送局というイメージを大切にしたいため、21時以降という時間限定での解禁となり、2015年3月までは主に『WOW!』と『DIG IT! DIG IT!』が担った。2016年4月現在では、荒戸完が担当している『Z-POP STREET』、『DIG IT! DIG IT!』を担当していたYO!YO!YOSUKEの番組『SCK』にコンセプトが受け継がれている。同局では、リスナー(聴取者)のことを通称「ZIPPIE(ジッピー)」と呼ぶ("ZIP"+「-される者」の接尾語である"ee")。また聴取エリアを『ZIP CITY』(ジップシティ)もしくは『ZIP AREA』(ジップエリア)と称している。局の方針により、リクエスト・エントリー・プレゼントの応募の際に、ラジオネームの使用を一切認めていない(唯一の例外として2014年8月14日放送の『STARTS!』内限定という条件で解禁された事がある)。ただし、匿名は可能である。不定期に、早朝(5:00)から深夜(25:00)まで、特定の曲だけをかける「○○DAY」(デイ 日の意味の英語)を行うことがある。ただし特定の曲とは、アーティストだけでなく、音楽ジャンルの場合や音楽以外の場合(映画作品など)もある。過去にはクラシック音楽やアニメソングを対象に行っている。2002年4月1日から2004年3月31日まで、日本の民間放送局ではKBCラジオ、セント・ギガ(BS)、α-STATIONに次ぐ、ワンフォーマット編成による放送を行っていた。この期間中は原則ZIP HOT 100と特別番組以外は番組名が無く、7時から(平日は、2003年4月からは6時から)6時間毎にZONE1、ZONE2、ZONE3、ZONE4と名称を設定し(但し、日曜はZONE2にあたるZIP HOT 100が4時間番組のため、ZONE3は17時から、ZONE4は23時から)、各時間帯は1人のミュージックナビゲーターが進行を行った。なお、このZONEという名称は新聞のラテ欄やプレゼントの発送などに利用された。2001年5月31日には、韓国KBSのスタジオから、史上初めて日本の放送局の生放送を実施し(この放送のミュージックナビゲーターは落合健太郎が担当。)、ゲットーサウンドの「無」、の「ヤキ!ヤキ!」など個性的なヒット曲を発掘した。KARAや少女時代の楽曲のオンエアにも積極的であるが、一方で日本のアイドル楽曲はほとんどオンエアされないために、ジェイムス・ヘイブンスが番組内で疑問を投げかけている(前述)。放送時間は月曜日から日曜日まで、1日の起点を5:00とした24時間放送(開局当初は5:00起点、2006年3月までは4:00起点、2013年3月までは6:00起点)だが、月に1-2回程度、日曜深夜(月曜未明)の数時間は放送を休止する。0:00終了になる以前は、その時放送すべきだった番組は翌曜日の深夜帯に放送されることがあった。なお、クロージングのアナウンスを行っているのは橋本美穂。ZIP-FMではBEEP(ビープ)音(ピッ・ピッ・ピッ・ポーン)を入れた時報を一切使用せず、各番組(各放送番組開始前)の区切れを中心に『タイム・シグナル』と呼ばれるものを入れている。歌に乗せてスポンサー名と、堀田和則(開局時から担当)によるアナウンスが入る(一部のスポンサーでは、女性によるアナウンスがある)。初期の土曜・日曜は違う人が担当していた。2013年4月の改編で、同年10月に開局20周年を迎えた事を機にバック音楽が変更された。2016年10月現在、月曜 - 木曜の7時、金曜7時・11時・正午ほか、土曜10時・17時、日曜10時において、番組の区切れ以外でのタイムシグナルを入れている。企業・団体は当時の名称。出典:2016年10月現在 ◆ があるのはJ-WAVE発のネット番組「24時間ワンフォーマット」時代は番組名が存在しないため、ここでは省略。括弧内は担当したナビゲーター。ZIP-FMではDJをミュージック・ナビゲーター (MUSIC NAVIGATOR) と呼ぶ。J-WAVE同様、日本語と英語のバイリンガルDJが多い。ジェイムス・ヘイブンスは開局時から在籍している唯一のナビゲーターで、クリス・グレンは開局時のナビゲーターである。開局以来毎回開催。受賞者や出身者から多くのZIP-FMのミュージック・ナビゲーターや全国のラジオDJらを輩出している。番組の情報やイベント情報などを載せた小冊子「TimeTable」を毎月末に発行している。発行場所はLACHICや東海地区主要CDショップ(HMV、タワーレコード、ソフマップ、TSUTAYA、愛曲楽器、音楽堂、ディスクステーション、サウンドベイ、夢屋書店、いまじん、白揚など)。また、郵送でも受け付けている(送料は発注者負担)。聴取率(16 - 34歳)で最新調査でも在名FM局中ナンバー1を記録している。名古屋市の繁華街、栄のライブハウスで同時に行うライブイベントのSAKAE SP-RING(サカエスプリング、略称はサカスプ)が、ZIP-FM主催で2006年から毎年開催されている。
出典:wikipedia
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