京都競馬場(きょうとけいばじょう)は、京都府京都市伏見区にある競馬場。施行者ならびに管理者は日本中央競馬会である。最寄り駅から淀競馬場(よどけいばじょう)、あるいは単に淀(よど)と通称される。1925年(大正14年)12月1日に現在の地に開設された。 京都競馬倶楽部も参照。移転当初の(現)京都競馬場は、沼地に近い地盤に作られたこともあって、非常に馬場状態が悪かった。このため、馬場に畳床を敷き詰めて改良した逸話がある。1936年(昭和11年)には鉄筋コンクリート製の収容人員25000名を誇る大スタンドが竣工したが、戦時中の金属回収によって屋根が撤去され、1959年(昭和34年)に復旧するまでスタンドのほとんどに屋根がなかった時期がある。(特記しない出典はすべてより)芝コースは第3コーナーで内回りと外回りに分岐し、第4コーナーで合流する。第2コーナーの奥にはバックストレッチに連なる長い引込み線があり、1600m(外回り)や1800mでは奥深い地点からスタートする。最大の特徴は第3コーナー付近にある坂(「淀の坂」とも呼ばれる)で、高低差は4.3mある。起伏があるのはこの部分だけで、他は直線も含めほぼ平坦となっている。B・C・DコースはAコースから直線4, 7, 10m、曲線は3, 6, 9m外側に移動柵を設置する。ダートコースの1周距離は東京競馬場に次いで大きいが、直線は阪神競馬場や新潟競馬場よりも短い。芝コースと同様に、ダートコースも第3コーナー付近に坂が設けられている。これ以外はほぼ平坦である。障害コースは平地と同様の順回りのみで、第3コーナー手前から2つのコースに分岐する。内側を通る「ハイジャンプコース(旧称:大障害コース)」は京都ハイジャンプと京都ジャンプステークスでのみ使われ、高さ0.8m・幅15.9mのバンケット障害(飛び上がり飛び降り台、または三段飛びと呼ばれる)がある。シンザンゲート(旧:No.1 GATE)とステーションゲート(旧:No.2 GATE)がある。1999年(平成11年)に完成したスタンドである。指定席がある。JRAカードによるインターネット予約の指定席の引換は、「予約指定席引換カウンター」で行う(ビッグスワン2階の38番柱付近(馬場側))。他にもシグネットホール(3、4階)、メモリアルロード(3階)、総合インフォメーション・ATM・三冠馬ホール(2階)、ファーストフードプラザ・キッズルーム(1階)などもある。2011年(平成23年)1月5日より、京都競馬場内の分煙化に伴い、喫煙ルーム・灰皿のある場所・喫煙エリア(1階から4階の館外馬場側一般席)を除き、館内・館外問わず禁煙となった。勝馬投票券は、107号投票所のみ9:20から17:00まで発売・払戻が実施される(その他の窓口は、9:30より発売が開始される)。1980年(昭和55年)完成。1994年(平成6年)の改修工事により5階6階の馬主席及び指定席エリアがガラス張りになった。指定席として次の種類がある。2015年(平成27年)第4回開催より1階に「UMAJO SPOT」が設置された(2014年(平成26年)第4回開催から2015年(平成27年)第3回開催まではビッグスワン6階にあった)。1階から5階までは2011年(平成23年)1月5日より、6階は2011年(平成23年)10月8日より、喫煙ルーム・灰皿のある場所を除き、館内・館外問わず禁煙となった。東京競馬場に続いて京都競馬場においてもゴール側(1号機)、4コーナー側(2号機)両方のターフビジョンをハイビジョン対応・マルチ画面(1号機のみ)のターフビジョンへ更新することが発表され、22億8000万円を投入し、2007年(平成19年)10月の開催に向けて総工期間約10ヶ月の工事が行われた。受注元は東芝ライテックである。10月1日に内覧会が行われ、10月6日に本格運用が開始された。また、パドックにあった屋外表示装置(トータボード)も更新した。ゴール側のターフビジョンのサイズは縦10.8m×横64.0mの画面サイズ691.2m2と、以前の約3倍であり、住之江競艇場の「ボートくん」を超え、川崎競馬場の「川崎ドリームビジョン」、東京競馬場に次ぐ世界最大級のマルチ画面ターフビジョンとなった。スクリーンからスタンドまでの距離は東京競馬場よりも近いことからJRAでは“世界一の迫力”と広報している。また、デジタルハイビジョンの映像と最大3画面のマルチ出力による多彩な情報が可能となっている。新設記念ポスターには韓国のK-1ファイターのチェ・ホンマンを起用していた。その際、ポスターでは「タテ5チェ・ホンマン。ヨコ29チェ・ホンマン」とのキャッチコピーがつけられた。また新ターフビジョンをアピールすべく「ターフ美女'n」というユニットが結成された。メンバーは岡部玲子、藤川京子、六車奈々の3人である。喫煙コーナーの設置や、現金自動預け払い機(ATM)3台の設置工事なども行われ、9月29日からATMが稼動開始された。なお、中京競馬場・阪神競馬場のATMはりそな銀行設置のものであるが、当競馬場のATMはイーネット設置のATM。場内ではミニFM放送で各放送局の音声を送信していたが、2016年(平成28年)第2回開催をもってサービスを終了した。なお、周波数は以下のとおり。自動車を約8000台を収容できる駐車場を完備している。駐車料金は京都競馬開催日は2,000円、パークウインズ時は1,000円である。また午前10時までに駐車するとそれぞれ500円安くなるタイムサービスを実施している。バイク(原付を含む)は無料で駐輪場を利用できる。一部の駐車場からは京阪バス男山営業所による駐車場と2つのゲートの間を結ぶ無料シャトルバスも運行されている。京阪電気鉄道京阪本線淀駅から連絡歩道橋で約2分。および京都京阪バス 宇治淀線・久御山町のってこバス京阪淀停留所から徒歩で約5分。競馬開催日および場外発売日には東海道本線(JR京都線)山崎駅と阪急京都本線西山天王山駅から京阪バスによる臨時バス(淀競馬場線)が運行される(山崎駅発着は片道270円、西山天王山駅発着は片道210円)。2016年(平成28年)3月19日のダイヤ改正より、競馬開催日および場外発売日には快速急行が淀駅に臨時停車する(午前の出町柳行き5列車と夕方の淀屋橋行き3列車)。また淀屋橋-淀間および淀→出町柳の急行が土曜・休日ダイヤで設定されている。またレースの規模によっては、淀→三条の臨時普通や淀→中之島の臨時急行が運転されることがある。名神高速道路大山崎インターチェンジから4km。または京滋バイパス久御山淀インターチェンジから2km。1月~2月(2開催16日間)、4月~5月(1開催12日間)、10月~11月(2開催17日間)の年間5開催45日間。非開催日は場間場外発売「パークウインズ」として機能する。2010年(平成22年)~2011年(平成23年)は中京競馬場が馬場・スタンドの全面改修工事に伴う振替開催を行うため、2010年(平成22年)は通常の開催時期に加え5月下旬~6月中旬にも開催して年間6開催48日間となる。2011年(平成23年)は通常の開催時期に加え5月下旬(東海ステークス、金鯱賞開催週の2週分)と7月4週分を開催して年間6開催52日間となる(5月の開催は通常の第3回開催を延長しての対応。また同年は小倉での代替開催増加による芝馬場の保護・育成の観点から、夏季阪神開催の繰上げと夏季小倉開催を2週分短縮の振替という形で7月に臨時の第4回開催を8日分組んでいる)。2012年から正式に中京(春季)開催と、関西主場(2010年まで阪神開催。2011年は前述)の開催時期の入れ替えが行われることになり、この開催は前年同様、通常の第3回より4日延長の12日開催となった。2009年(平成21年)は4-5月の開催を通常より30分ほど遅い時間帯で実施していた、2010年から東京優駿開催日のみ薄暮開催としている。なお2011年(平成23年)については東日本大震災発生に伴い、関東地区の節電を考慮するため、通常の時間帯に戻して開催している。2002年(平成14年)10月にスタートした、JRAが主催・運営する組織。メンバーには会員証が発行され、来場ごとに加算されるポイントを賞品に交換できるなどの特典が与えられる。2006年(平成18年)4月22日より「スワンメンバーズ」と名称が変更されたが、2014年(平成26年)12月28日をもって活動を終了した。1969年(昭和44年)に栗東トレーニングセンターが開設されるまでは競馬場で調教が行われていた。出典:JRA公式サイト 中央競馬レコードタイム 京都競馬場同競馬場で2014年11月30日に行われた京阪杯のレース前に、ゲートに誘導していた同競馬場の発走委員が、出走予定だったローブティサージュを早くゲートインさせるため鞭で執拗に殴打し、同馬はトラウマから、2か月レースに出られない状態が続き、競馬雑誌でも問題が取り上げられた。京都府警交通機動隊新隊員訓練の場となっている。同競馬場の広大な駐車場を用いて行われる(非開催日)。
出典:wikipedia
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