宿河原駅(しゅくがわらえき)は、神奈川県川崎市多摩区宿河原三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線の駅である。かつては当駅から多摩川の川原まで砂利採取線が伸びていた。ここ宿河原付近の多摩川で採取した砂利を南武鉄道経由で川崎河岸駅まで運搬し、そこで船に乗せ換えて東京や横浜へ運んでいた。1934年(昭和9年)に砂利の機械掘りが禁止され、砂利採取が行われなくなった後も線路はしばらく残されていたが、現在は撤去され、川崎市道となっている。また、同時期には当駅から登戸駅付近を経て小田急小田原線の向ヶ丘遊園駅まで連絡線が伸びていた。多摩川で採取した砂利を小田急線に運搬するのが目的だったといわれている。連絡線は戦後に廃止されて撤去されたが、連絡線の途中の一部と小田急線の留置線やポイントは1970年代まで残っていた。分岐点跡地には現在も「小田急電鉄所有地」の標識がある。相対式ホーム2面2線の地上駅である。下り(立川方面)ホームの立川方の端に改札口があり、2つのホームは跨線橋で接続されている。トイレは1番線ホームに設置されている。エレベーターは跨線橋とホームを結ぶものの他、改札口と1番線ホームを結ぶものがある。上りホームの外側に留置線が2本あり、主に武蔵溝ノ口駅始発列車として使用する。(線路の形式上、登戸始発は武蔵溝ノ口駅の留置線を使用する。)登戸駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)である。2014年11月ころ、駅遠隔操作システムの装置が設置された。2015年2月8日より、初電~6時30分まで改札係員が不在となるため、使用開始された。なお、改札内外に設置されるインターホンは登戸駅の係員に連絡が通じる様になり、入場時や精算時の問い合わせなどに応対する。入場時、切符の発行ができない時や非磁気化券を利用する際は、指定席券売機左側にある入場証明発行機にて入場証明を発行し、降車駅にて申し出る。降車時、非磁気化券を使用(併用)する際は、窓口左側のインターホンで、精算を要する場合は精算機左側のインターホンで用件を話すと、遠隔操作で精算機が反応し精算できるようになる。使用済みの券は、インターホン下の回収部に入れる。上記以外の係員不在時間帯は、2015年3月6日現在、12時10分~40分、14時30分~15時40分、20時45分~21時30分頃である。多目的トイレは、6時30分から使用可能である。2016年9月3日より、藤子・F・不二雄ミュージアム開業5周年を記念して、発車メロディを藤子プロ関連作品の主題歌に変更した。曲は1番線が「すいみん不足」(キテレツ大百科主題歌)、2番線が「夢をかなえてドラえもん」(ドラえもん主題歌)である。それ以前は櫻井音楽工房製のメロディが使用されていた。南武線内でのご当地メロディ導入は、武蔵中原駅、武蔵小杉駅、矢野口駅、川崎駅に続き、同日に変更された登戸駅と並んで5番目となる。2014年度の1日平均乗車人員は7,504人である。近年の推移は下記の通り。宿河原駅入口宿河原宿河原交差点のそばにある。徒歩5分ほど。ここで<登05>と<登06>とが分岐する。地名から。元々は武蔵国橘樹郡宿河原村。1889年(明治22年)に稲田村大字宿河原、1938年(昭和13年)川崎市に合併。「宿河原」の由来として鎌倉時代に宿場町として栄えていたため、「宿のあった河原」であることなどが挙げられるが、現在では当時宿場が存在していた証拠がないためこの説は否定的に扱われ、地元でも「不詳」としている。登戸以北に向かう乗客が下り登戸行(朝・夕ラッシュ時)に乗車した場合の乗換駅として案内されている。登戸行の電車は同駅では2番線に到着(川崎方面への折り返しに使用)し、ここから稲城長沼・立川方面行の電車が発着する1番線へ移動するには橋上通路を渡る必要があるため、同一ホーム上で乗り換えのできる当駅での乗り換えが推奨されている。なお、雨天時には上屋のある久地駅での乗り換えを勧める場合もある。2011年4月の快速運行開始(再開)以来、データイムに運行されるようになった下り登戸行に乗車した場合、当駅で乗り換えると快速の通過を待つ形となり、登戸以北へ向かうには適さないので、この場合は終点である登戸駅で乗り換えるか、快速停車駅である武蔵溝ノ口駅で乗り換える必要があった。2014年3月15日より、同3月14日まで日中の下り登戸行は稲城長沼まで延伸されることになったため、快速に乗り換えるときに階段を利用する必要はなくなった。また、この稲城長沼行は、行き先駅まで快速よりも先着していた。2015年3月14日より、上記の日中の稲城長沼行は、立川まで延伸され、後発の快速よりも行き先駅まで先行するようになった。なお、国有化前には久地駅 - 当駅の間に宿河原不動駅が存在した。
出典:wikipedia
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