カラミティガンダム(CALAMITY GUNDAM)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダムSEED』に登場する、モビルスーツ(MS)に分類される架空の有人式人型ロボット兵器の一つ。「カラミティ」は英語で「災厄」、「疫病神」を意味する。メカニックデザインは大河原邦男。本項では、関連作品に登場する派生機についても解説する。人型機動兵器「モビルスーツ」(MS)のひとつ。「地球連合軍」が強化兵士「ブーステッドマン」用に開発した3機の1機で、「オルガ・サブナック」の搭乗機として劇中後半より登場する。「バスターガンダム」を発展させた重砲撃機で、背中から伸びた2門の砲塔が外観上の特徴。アズラエル財団傘下の国防連合企業体が、前期GAT-Xシリーズのデータを基に開発した後期GAT-Xシリーズの1機。トランスフェイズ装甲の採用に伴う余剰電力の大半を火器に回し砲戦に重点を置いた機体で、視野の広い後方からの火力支援を得意とする特性から指揮官機としての側面も有している。頭部のメインカメラ外周カバー(底面内側)にはイタリア数字で6を指す単語と共に「SEI X-131」の文字が彫ってある(GAT-Xシリーズの6機目という意味と組み合わせている)。一方、本機には単独飛行能力が備わっていないが、各部のスラスターにより地表および水上をホバー走行することは可能。また、重武装機でありながら兄弟機の他2機よりも総重量は低く、外見上カラミティよりもスマートに見えるX103バスターと比較しても2.72トン軽かった点を活かし、共闘するレイダーの背に乗ることで空中戦を強行していた。MS操縦に特化されたブーステッドマンの機体として、OSも専用の物が採用されている。また、汎用モデルのX100系フレーム系譜に属する本機は、「リビルド1416プログラム」と名付けられた兵装換装方式のベース機となっている。これはX105ストライクのストライカーパック・システムをより細分化させ、ベトロニクス(FCS、モビルスーツ・オペレーション・システムなど)、アーマー部位、携行・内蔵武装ら機体内外の全てを対象に「改変」させることで万能機の開発を目指した亜種とよべるものであり、その実証機として誕生した派生機がGAT-X133 ソードカラミティだったが、フォビドゥン系・レイダー系とは異なり、本機を起点とした新たな制式採用機や量産機は建造されなかった。地球連合軍のブーステッドマン、オルガ・サブナックが搭乗し、オーブ解放作戦において初めて実戦投入される。ボアズ攻略戦や、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦で圧倒的な火力と凶悪な戦い振りで多数の敵機を撃破する。第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦においてミーティア装備のジャスティスの大型ビームソードにより、機体を背後から両断されて撃墜された。店頭用PV『プラモーション』ではソードカラミティとともにストライクIWSPと交戦している。これは終戦後に公開されたシミュレーター映像であり、実戦映像ではない。目次に戻るオリジナル機を「リビルド1416プログラム」に基づいて改変させ建造された機体。砲戦に特化させていたX131とは対照的に接近戦を重視させ、ソードストライカーに搭載された各武装の改良型を装備する。重火器が撤廃されたことで軽量化され、機動性、運動性が向上している。また、搭載OSも一般のナチュラルパイロット用に調整されている。X131と同時期に3機が製造されたが、初号機のみはX131(オルガ・サブナック機とは別の増産モデル)を改装する形で完成しており、改装部分以外のカラーがX131そのままとなっている。運用データ収集後は他の装備に再度改装される予定だったが、戦局の推移により連合内での万能機開発ベースが105ダガーへと移行したため、結局そのままの装備でデトロイトの国防連合企業体工場に保管されることとなった。後に、南アメリカ独立戦争の際にレナ・イメリアが搭乗し、エドワード・ハレルソン搭乗の2号機と死闘を繰り広げ、相討ちに近い形で撃破されている。また、3号機にはフォー・ソキウスが搭乗し、2号機と共にビクトリア基地奪還作戦に投入され、絶大な戦果を挙げた。その後3号機はフォー・ソキウスともどもロンド・ギナ・サハクに譲り渡されている。そしてエドワード・ハレルソンの駆る2号機は、大戦終結後に連合から奪取され、南米独立戦争の折に抵抗軍の要として登場。エドと共に多くの局面を戦い抜いた。なお、南アメリカで大破した初号機と2号機の2機は、プロMSパイロットであるカイト・マディガンによって密かに回収・修復され、彼のコレクションに加えられている。GAT-X131 カラミティの操縦者オルガ・サブナックのアフレコを担当した俳優・小田井涼平(旧 涼平)が大のガンダムファンかつ上級者モデラーでもあった事で、『電撃ホビーマガジン』誌上にて「オリジナル ガンダマイズ ミッション!」が連載(全7回)され、『SEED MSV』で兄弟機のフォビドゥンとレイダーをモチーフにした「海」と「空」のバリエーションが登場した事に着想を得て「陸」をコンセプトに定め、涼平自身も好きと述べたTMF/A-802 バクゥと組み合わせた可変機「ビーストカラミティ」を複数モデラーと共作。2004年5月号に掲載された。『月刊ホビージャパン』が創刊35周年を迎えB4大型本サイズにリニューアルされた折の2004年10月号には、『1/144 HG カラミティガンダム』対応の「ソードカラミティ改造キット&How to Build SWORD CALAMITY [改造キット製作法DVD] セット」が特別付録として同梱された。『キャラホビ2004』では、上述の市販プラモデルの成形色をソードカラミティ色に変更し、非売品だった改造キットと組み合わせた『1/144 HG カラミティガンダム レッドバージョン』が限定販売された。目次に戻る地球連合軍第81独立機動群「ファントムペイン」と、アクタイオン・インダストリー社主催の企業チームによるGAT-Xシリーズ強化再生計画「アクタイオン・プロジェクト」に基づき完成した機体。アクタイオン社の技術者であるヴァレリオ・ヴァレリが、勝手にライバル視するジャンク屋のロウ・ギュールに対抗すべく設計を手掛けた。後に制作されたゲルプレイダーやロートフォビドゥンとの運用を前提に設計されている。「ブラウ」はドイツ語の「青」を意味する。ベース機の各種武装が2倍に増強され、驚異的な砲撃力を獲得している。この改修によって自重も増大したため、フロントスカートとふくらはぎ外側にスラスターを増設することで機動性の低下を抑えている。本機のデザインは、モデラーのセイラマスオによるもので、制作したモデルそのものが公式設定となっている。目次に戻る
出典:wikipedia
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