オーストラリアの国旗は、カントン部(旗の左上)にイギリスとのつながりを象徴するユニオンフラッグを、フライ側(旗竿の反対側)に国土が南半球にあることを象徴する南十字星を、そして左下に6州1準州による連邦を象徴する七稜星を配している。現在に繋がるデザインの旗は1901年9月3日に初めて掲揚された。ブルー・エンサインを基にしている。オーストラリア陸軍も国旗と同様の旗を軍旗としている。国旗法により、オーストラリア国旗には以下の要素が指定されている。a:ユニオンフラッグは旗竿側の上部四分の一(カントン)を占める。b:オーストラリアの6つの州とその他の地域を意味する大白星を旗竿側の下部四分の一部に配置し、星の向きは聖ゲオルギウス十字の中心に合わせる。c:南十字星を意味する5個の星は、旗竿から遠い側(フライ側)に配置する。星の配置については、以下の通りとなる。星の大きさは、コモンウェルス・スターの外周直径が旗の横幅の20分の3、南十字星の4個の星は横幅の14分の1、ε星が24分の1である。星の内周直径は外周直径の9分の4となっている。旗の縦横比は1対2である。国旗法では、国旗について詳細な色指定は行われていないが、首相・内閣府文化局ではパントン色見本による色指定を公表している。 政府刊行物の "Style Manual for Authors, Editors and Printers"でも、CMYK及びRGBによる色指定を公表している。1996年8月28日、オーストラリアの総督であるサー・ウィリアム・パトリック・ディーンは、9月3日をオーストラリアの国旗の日とすることを宣言した。これはジョン・クリスチャン・ヴォーンによって提唱されてきたもので、1901年に初めて国旗が掲揚されてきたことにちなんでいる。すでに、シドニーでは1985年より、その日を国旗の日として祝ってきていた。国旗の日は祝休日ではないが、学校や施設ではセレモニーが開催され、総督もコメントを出す場合がある。オーストラリアの国旗には嘗て考案されたものの廃案となったものが存在する。現在の国旗の図案に代わるものとして最初に考案されたものは現国旗の右下にある南十字星を中央に収め、その背景色に青、両側に茶色のラインを記したものであった。現今も新国旗の図柄候補は幾つか取上げられており、主に南十字星を主体にしたものが多いが、一部には先住民アボリジニの伝統的な狩猟道具であるブーメランをメインにしたものが挙げられている。
出典:wikipedia
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