猪名川町(いながわちょう)は、兵庫県南東部に位置する町。大阪市への通勤率は18.1%、川西市への通勤率は13.9%(いずれも平成22年国勢調査)。川辺郡に唯一現存する自治体。関西・西日本の中心的ターミナルである都心駅JR大阪駅、阪急梅田駅から直線距離で25kmと比較的近距離にありながら、古くからの集落に近い里山(杤原めぐみの森・内馬場の森)の森林や田園風景を中心とする豊かな環境を有する。町南部は兵庫県川西市から続く兵庫県内有数の盆地のひとつである多田盆地の一部を形成している。猪名川町南部地区には大規模ニュータウンである阪急日生ニュータウン(伏見台・松尾台)、猪名川パークタウン、つつじが丘の3つがある。この3つのニュータウン地区には2014年(平成26年)4月末で23,667人住んでおり、猪名川町民全体(31,860人)の74.28%を占める町民が生活を営んでいる中心的市街地となっている。猪名川町地区別人口一覧表(2015年1月18日閲覧)この他にも町内には「猪名川台」、「猪名川荘園」、「旭が丘」などの中規模の住宅団地が点在している。さらに将来的には「日生ニュータウン(二次開発)」や、産業団地や福祉施設などを含む「肝川コミュニティータウン」が町の総合計画には盛り込まれている(「日生ニュータウン(二次開発)」については、町と開発業者との間で協議が持たれているがかなり厳しい見通しとのことである)。北阪神・北摂地区の住宅地としてさらに発展が見込まれているベッドタウンであるといえる。事実、ここ数年、人口増加率は年2%台を維持し、兵庫県内の首位を独走中である(なお、2005年 - 2006年4月の人口増加率は5.7%を達成)。また、全国的に過疎化が進行中の郡部としての人口増加率も猪名川町は全国トップクラスに位置しており、猪名川町の姿を特徴づけている。名所旧跡では、南部にある多田銅銀山が有名。豊臣秀吉の財宝が埋まっていると言う説があるが、定かではない。この財宝の埋蔵量は全国一であるほど莫大とされ、テレビ番組「特命リサーチ200X」でもとりあげられたほどで、全国三大埋蔵金のひとつ。そのため、町ではこの「銀山」地区を観光地として整備していく方針で、歴史街道として整備が進められている。このように、町内には、歴史街道が随時整備され、大都市圏近郊の身近なレジャースポットとなっている。北部は自然が多く残り、ホタルやオオサンショウウオ、モリアオガエルが生息している。また、町内でもっとも標高の高い大野山(おおやさん)の大野アルプスランドには猪名川天文台アストロピアがあり、気軽に天体観測を楽しむことができる。さらに、北部には、関西地区でも有名な猪名川霊園や、レーシングカートやミニバイクのサーキット場である猪名川サーキットなどがあり、休日ともなると多くの人が訪れている。マスコットキャラクターは猪の子どもをモチーフにした「いなぼう」である。兵庫県内の宝塚市、川西市、伊丹市との三市一町の合併を検討する合併協議会があったが、解散した。ただし、消防署員の交流などの連携は、解散後も継続している。これは、人口増加傾向にある猪名川町が独立採算で町の運営をやっていけることを暗に示しており、全国的にも郡部としては特異なことである。以前は、日本鉱業の銀山があった。鉱山跡は整備され「多田銀銅山悠久の館」として観光地となっている。平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、5.75%増の31,748人であり、増減率は県下41市町中首位、49行政区域中2位。2000年(平成12年)のデータでは県内で女性も男性も平均寿命が1位。女性の平均寿命が沖縄県豊見城村(現、豊見城市)(89.2歳)、2位の北中城村(88.5歳)に次ぐ全国第3位を記録。さらに2008年(平成20年)4月24日発表の結果によると女性の平均寿命全国2位。男女とも兵庫県では1位。県下でもっとも早く、全ての校舎で耐震化が完了している(全国平均50%程度)。中心となる駅:日生中央駅日生中央駅は町内で唯一の駅であり、日生線の終着駅でもある。1975年(昭和50年)に阪急日生ニュータウンの入居が開始されてから3年後の1978年(昭和53年)に開通した。開通当初は、日生中央から山下駅までの往復の運行ダイヤであり、車両も2両編成であった。能勢電鉄妙見線には山下駅で乗換えが必要であり、梅田などの都心方面へは、乗り換えを最低2回要していた。1997年(平成9年)11月17日からは、阪急宝塚本線梅田駅に直通する日生エクスプレスが運行されるようになった。名称は日生中央駅および阪急日生ニュータウンにちなんだものであり、2014年(平成26年)1月現在は平日朝夕のラッシュ時に7往復運行されている。梅田駅からの所要時間は最速列車で40分であり、梅田駅に直通する唯一の種別でもある。パークタウン・つつじが丘の住民は主にバスで川西能勢口まで行く。(所要時間:20分 - 30分、運賃280円 - 330円)町内を阪急バスが運行している。阪急バス猪名川営業所が存在する。また、同じく阪急バスが運行する町内バス(ふれあいバス)もある。日生中央駅から川西バスターミナルを阪急バスが結んでいる路線が主である。パークタウンにおいては朝ラッシュ時には急行・快速・準急便などが走っており、若葉地区(7系統)と白金地区(8系統)はそれぞれ独立した便が走っている。夕ラッシュ時は若葉→白金と同じ6系統である。このほか、大阪梅田新阪急ホテルから、平日の深夜1時に阪急バスのパークタウン・日生中央行き深夜バスが運行。深夜の都心から猪名川町内への足となっている。また、阪急川西能勢口駅の川西バスターミナルからは、深夜0時台に2本の深夜バスが猪名川町内のつつじが丘 - パークタウン - 日生中央方面に運行されており、深夜の帰宅を対応している。
出典:wikipedia
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