『東京ラブストーリー』(とうきょうラブストーリー)は、柴門ふみによる日本の漫画。1988年から小学館『ビッグコミックスピリッツ』で連載された。1991年1月7日から3月18日にフジテレビ系でテレビドラマが放送された。キャッチコピーは、「東京では誰もがラブストーリーの主人公になる」。愛媛から東京の広告代理店に就職した永尾完治と、完治の幼馴染で東京の私立医科大に通う三上健一は久しぶりに再会した。東京に溶け込んでいる三上に対し、東京の生活に馴染めない完治。会社では上司の和賀夏樹に説教され、同僚でアフリカ育ちの赤名リカに「カンチ」と呼ばれ振り回される日々。三上は大学にも真面目に通わず、周囲からも浮いていた。長崎尚子はそんな三上を毛嫌いするが、なぜか冷たくもできない。そんなある日、完治は高校時代に思い続けていた関口さとみと再会したのだった。1991年1月7日から3月18日まで毎週月曜日21:00 - 21:54に、フジテレビ系の「月9」枠で放送された。主演は鈴木保奈美と織田裕二。原作では主に完治の視点を中心に展開したが、ドラマではリカを中心にすえ、彼女の心情を描いた。プロデューサーの大多亮によると、主演が決まっていた鈴木に自分が演じる役をさとみとリカから選ばせたところ、リカと即答したという。また、リカの性格や行動は原作とは大きく違う点も多い。また、企画段階では完治、三上役には緒形直人、本木雅弘が予定されていたが諸般の事情で織田、江口に変更となった。尚子役は当初は石田ゆり子だったが、千堂あきほが演じることになった。バブル景気の世相を反映して、若い女性に支持された。タイトルバックは、大都会を象徴するような場所(駅、交差点など)で、出演者が人ごみの中で様々な日常生活を営む光景を切り取ったもので、MTVのプロモーションビデオを意識した映像センスは当時としては斬新なものであった。しかし、ドラマ『東京ラブストーリー』が放送された1991年(平成3年)は、まだ携帯電話が高嶺の花で、庶民の連絡手段が固定電話と公衆電話という時代であり、ドラマでは、連絡の来ない相手をじっと待つ風景が放送されるのも特徴である。ドラマ化にあたって原作者が提示した希望キャスティングは、「リカ→『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダル」、「カンチ→マイケル・J・フォックス」、「三上→ロブ・ロウ」、「さとみ→ダイアン・レイン」だった。より現実的な希望として「カンチ→内村光良」、「リカ→小泉今日子」という案を出したが、まったく相手にされなかったという。平均視聴率は22.9%、最高視聴率は最終話の32.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。主題歌は小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」。ドラマのストーリーと非常にマッチした楽曲で、シングル売上は270万枚。当時の日本におけるシングルCDで最大のヒットとなった。鈴木や織田は本作を経て、ドラマの主演級としての評価を確立した。一方でさとみ役の有森也実は、リカのサバサバした気性とは対照的な役柄であることから女性視聴者から嫌われ、所属事務所に脅迫状が届いたと後に本人が語っている。関東地区では、放送終了して約5ヶ月後の8月15日より、月 - 金の16:30 - 17:25で初再放送されたが、開始前には再放送番組では珍しい番組宣伝CMが放送された。1991年にポニーキャニオンからVHSでソフト化され、2001年にフジテレビからDVD-BOXが発売された。2006年、ニューヨークのチャンネル63で毎週土曜日夜10時から再放送が英字幕なしで放送されていた。2012年4月2日から6月18日までBSフジの「名作ドラマアワー」枠(月曜22時00分)にて再放送された。永尾完治を「カンチ」と呼ぶ同僚の赤名リカは、自由気ままに生き、まっすぐに恋をする。リカから想いを寄せられ、最初は戸惑っていたカンチもリカに惹かれるが、同郷の同級生である三上健一と関口さとみとの三角関係が絡み合い、恋は複雑に展開していく。
出典:wikipedia
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