山本 昌代(やまもと まさよ、女性、1960年8月18日 - )は、日本の小説家。神奈川県横浜市生まれ。神奈川県立希望ヶ丘高等学校、津田塾大学英文科卒業。大学時代は英文学を専攻していたが、谷崎潤一郎の作品に触れて日本語による表現に目覚める。在学中の1983年浮世絵師の応為(お栄)と、その父葛飾北斎の姿を描いた『応為坦々録(おういたんたんろく)』で文藝賞を受賞してデビューした。デビュー後、歌舞伎役者の沢村田之助(三代目)を描いた『江戸役者異聞』、平賀源内を主人公にした『源内先生舟出祝』と、近世を舞台にした作品を多く書いた。落語に触発されたと思われる『居酒屋ゆうれい』(1991年)は映画化された。この頃は「飄々とした文体で江戸をテーマに描く作家」という評が多く、時代作家に分類されがちであった。その後文体が簡潔なものに変化し、扱うテーマも『き人伝』(1994年)などでは江戸に限らず世界中の実在の人物に取材するようになり、伝記とも小説とも読める短編を多く書くようになった。1995年『緑色の濁ったお茶あるいは幸福の散歩道』で三島由紀夫賞を受賞したが、麻原彰晃の逮捕と重なったため、あまり報道されなかったという不遇があった。この作品のような、家族の奇妙な日常を静かに描いた短編・中編を著して評価が高い。その後イギリスに渡り、エッセイ『イギリス通信』などを発表。2001年以降、著書の刊行はない。
出典:wikipedia
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