バルタン星人(バルタンせいじん)は、円谷プロダクションが日本で制作した特撮テレビ番組シリーズ「ウルトラシリーズ」に登場する架空の宇宙人(異星人)。別名は宇宙忍者。英字表記は"ALIEN BALTAN"または"VALTAN"。『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」にて初登場。セミに似た顔、ザリガニを思わせる大きなハサミ状の両手を持ち、高度な知能を備えた直立二足歩行の異星人である。両手は厚さ20センチメートルの鉄板を切断できるという。マッハ5で飛行するほか、瞬間移動能力も有しており、分身するかのように移動できる。眼は5,000個の眼細胞から構成される複眼となっており、1万メートル先の小さな物体も視認できる。その反面、どの個体も接近戦が苦手な描写が存在する。一般に「フォッフォッフォッフォッフォッ」と表記される独特の音声を発するが、『ウルトラマン』第2話の監督と脚本を担当した飯島敏宏によれば、その際に腕を上げて手を揺らすのは、「腕を下げていると爪が重くて大変だったから、休むために生まれたシーン。腕を上にあげて立てていると楽だった」そうである。地球を訪れる最初の目的は侵略ではなく、自分たちの故郷であるバルタン星が発狂した科学者の行った核実験で壊滅したため、たまたま宇宙船で旅行中だった20億3,000万人のバルタン星人が故郷を失い、難民になった。身体をバクテリア大にまで縮小して放浪の旅を続けていたバルタン星人たちは、やがて発見した地球で宇宙船を修理しようと飛来した際に現地を気に入り、ハヤタ隊員の提言を無視して地球侵略を開始する。科特隊隊員との初めての会話では、地球人が持つ生命の概念はバルタン星人にとって理解できないものである様子が描写されている。『ウルトラマン』第16話への再登場以降、数多くのウルトラシリーズに登場し、ウルトラ戦士の最大のライバルとして幅広い層から認知され、人気を博している。下記の漫画やゲーム、ライブステージなど映像以外の作品にもたびたび登場するうえ、バラエティ番組へのゲスト出演など、ウルトラシリーズ以外のメディアでも活躍している。前述したように元は故郷を失った放浪者であり、『ウルトラマン』とは別世界に位置する近年の作品(『ウルトラマンコスモス』や『ウルトラマンマックス』)では、人類に友好的に接する下記の個体(チャイルドやタイニーなど)も登場している。2016年現在のテレビシリーズでは最後の登場作品である『マックス』では、キャッチコピーで「最強! 最速!」と謳われたウルトラマンマックスを簡単に倒し、再戦も終始優勢であった。しかし、平成時代の『ウルトラマンパワード』や『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』などにも登場してキャラクターが拡がりすぎた結果、昭和ウルトラシリーズとのつながりがある『ウルトラマンメビウス』や『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』での登場が見送られたこともある。単独で取り上げられる機会も多く、2009年11月にはバルタン星人を特集した書籍『バルタン星人 〜不滅のダークヒーロー〜』 (ISBN 978-4-7747-5305-8) が発売された。同書によれば笑い声は当時の時代劇の悪役から考えられ、宇宙忍者という別名は後から付けられたとされている。頭の部分がかなりの重さで、アトラクション中に落ちるというアクシデントがあったという。飯島は、バルタン星人は今よりも科学や経済が発達した人類の未来の姿を映した反面教師と位置づけており、悪役として描かれた後発のバルタン星人については認めていないと発言している。命名は飯島による。名称はバルカン半島に由来するという説と、設定作業当時の人気歌手シルヴィ・ヴァルタンから取ったという説があるが、飯島のコラム「今明かされるバルタン出生の秘密」によれば、正しいのは前者。「母星が兵器開発競争によって滅んだため、移住先を求めて地球にやってきた」という設定を、ヨーロッパの火薬庫といわれて紛争の絶えなかったバルカン半島に重ねているとされる。しかし、2012年7月24日にWOWOWで放送された『ザ・プライムショー』では後者の説が採用され、飯島自身は実際にはヴァルタンのファンではなかったが、「(名付け親である)飯島がヴァルタンの大ファンであったため」という理由にしたと語っている。また、同番組とは別に「世界怪物怪獣大全集」では後者について言及しており、その由来はヴァルタンが出演するレナウンのCMであると当時円谷プロで企画室長を務めていた金城哲夫が述べているが、復刻版ではこの点について、事実と異なるとしている。2016年2月19日の日本経済新聞の「文化」面に掲載された飯島のコラム「ウルトラマン誕生 大作戦」では、バルタン星人の名前はバルカン半島に由来するが、宣伝部の案でヴァルタンから名付けたことに決めたので、両説とも間違いではない、としている。撮影に使用された着ぐるみは、『ウルトラQ』第16話「ガラモンの逆襲」に登場したセミ人間を改造したもの。セミ人間は回転しながら発光する両眼が印象的だったが、バルタン星人では発光する両眼を回転させ、さらに左右に動かせるよう機電担当の倉方茂雄が改良を施した。「セミ人間に角とハサミをつけてくれ」という飯島の注文で、成田亨によってデザイン画が描かれた。額にあるVの字状のものは、デザイン画ではもっと細く鋭く尖った形状であった。「侵略者を撃て」で特技監督を務めた的場徹は、「バルタン星人をセミ人間(ウルトラQ)に似せてつくったのも私のアイディアです。あのセミとハサミをくっつけるというのは自分でもなかなかよかったと思っています」と述べている。飯島はデザインコンセプトについて、当時は宇宙に生物がいるかどうか不明であったためにとりあえず昆虫型とし、ハサミは川で大量に繁殖していたアメリカザリガニからイメージしたものとしている。『ウルトラマン』第2話「侵略者を撃て」(1966年7月24日放送)に登場。故郷のバルタン星を「狂った科学者」による核実験により失い、たまたま宇宙旅行中だったことから難を逃れた20億3千万人の仲間と共に、宇宙船で放浪していた異星人。「宇宙忍者」という異名どおり、多彩かつ特異な能力を持っている種族である。火星にある架空の物質「スペシウム」を弱点としている。宇宙船内部ではほとんどの乗員が地球のバクテリアサイズで眠っており、科特隊と接触することになる1名のみが、人間大のサイズで活動している。地球には宇宙船の修理と欠乏した予備パーツの調達のために偶然立ち寄っただけであるが、自分たちの居住できる環境と判明したため、移住を強行しようとする。武器は両手のハサミから出す、赤色凍結光線と白色破壊光弾。足の内部には、物体を腐らせる液体が入った袋が存在する(設定のみ)。また、防御能力として数多の分身を作ることが可能。その他、地球の言語を当初は理解できなかったため、一時はアラシの体に乗り移り、その脳髄を借りてイデやハヤタと会話している。手始めに科学センターの職員やアラシらを仮死状態にし、そこを占拠する。ハヤタの進言を無視して巨大化した後は侵略破壊活動に移行し、防衛軍の核ミサイル「はげたか」により倒れるも、すぐにセミが脱皮するかのように起き上がり、復活する。その後、コンビナートを破壊しながらウルトラマンと空中戦を繰り広げ、左のハサミをへし折られるながらも、右のハサミから破壊光弾を発射して反撃するが、最後はスペシウムが含まれたスペシウム光線を浴び、炎上して墜落する。他のミクロ化したバルタン星人の乗っていた母船は、上空に潜んでいたところをウルトラマンに発見され、宇宙まで運び出された後にスペシウム光線で爆破された。これにより約20億人以上のバルタン星人が死亡するが、これで彼らが全滅したわけではなく、後述のようにわずかな生き残りが復讐と地球侵略への執念を抱き続けることとなる。『ウルトラマン』第16話「科特隊宇宙へ」(1966年10月30日放送)に登場。先にウルトラマンによって壊滅的な被害を受けたが、何とか生き延びた一部のバルタン星人たちはR惑星に逃れていた。新たな故郷を見つけたものの、地球侵略とウルトラマンへの復讐の機会をうかがっていた者たちは、地球で毛利博士による人類初の有人金星探検が行われようとしていることを知ると、ロケットで旅立った彼を捕らえて乗り移る。バルタン星人たちは科特隊とウルトラマンをおびき寄せた隙に大挙して地球を制圧しようと襲いかかるが、新兵器・マルス133を開発した科特隊とテレポーテーションを使用したウルトラマンにより、その計画は失敗に終わる。当話においても、特徴として無数のミニバルタンに分身することが可能であることが描写されている。また、胸部にスペルゲン反射光を装備し、弱点のスペシウム光線を跳ね返すことが可能になった。さらには光波バリヤーを張り巡らせることが可能になり、これによって八つ裂き光輪を防ぐ。武器はハサミから発せられる重力嵐。その他、分身が手から破壊光弾を発射する。R惑星におけるウルトラマンとの1回目の対戦では、飛行中に放たれたスペシウム光線をスペルゲン反射光で反射して浴びせ、墜落させる。そこに重力嵐を浴びせ、動きを止めたウルトラマンに襲いかかろうと飛翔したところに八つ裂き光輪を受け、縦真っ二つにされる。地球では等身大の分身が群れを成して襲いかかるが、迎撃に出たイデが小型ビートルのフロントグラス越しにマルス133で狙撃し、多数が撃墜される。R惑星からテレポーテーションで地球に戻ったウルトラマンに対し、分身状態から合体して巨大化した2回目の対戦では、光波バリヤーにより一度は八つ裂き光輪を防ぐが、ウルトラアイスポットにより光波バリヤーを無効化された後、同じく飛翔したところを八つ裂き光輪で縦真っ二つにされ、寸断された半身はそれぞれスペシウム光線で爆破される。『ウルトラマン』第33話「禁じられた言葉」に登場。地球人に対し、自分の力を誇示せんとしたメフィラス星人の手により、威嚇の目的で東京・丸の内のビル街に出現した。特に暴れ回ることはなく、すぐに消え去っている。映画『ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦』に登場。草原に怪獣軍団とともに出現し、ウルトラセブンと格闘を始める。特撮テレビ番組『ウルトラファイト』の新撮部分に登場。本作では宇宙人も怪獣扱いするため、バルタンと呼ばれている。戦闘の際には初代同様、分身の術で相手を幻惑するうえ、飛行能力も持っている。相手を待ち構えて背後から攻撃したり、味方と思わせて不意打ちを喰らわせるなど、卑怯な戦法を得意とする。しかし弱いわけではなく、第75話ではウルトラセブンを相手に引き分け、第103話ではイカルスに勝利するなど、確かな実力も兼ね備えている。一度はセブンの「地獄の三角斬り」で両腕と頭を切断されて敗れ去るが、その後は何事もなかったかのように再登場している。第195話「激闘!三里の浜」では、ハサミ状ではなく人間と同じ形状の手で角材を持っているバルタンが、エレキング、キーラー、イカルス、ウーとともにセブンに挑むが、返り討ちになった。第196話「怪獣死体置場」では、円谷プロの着ぐるみ倉庫に頭部が逆さに吊っているのが確認できる。ウーとゴモラの戦闘中、バルタンの鳴き声が流れる。特撮テレビ番組『レッドマン』第13話、第16話に、どちらもジラースと共に登場。「フォッフォッフォッ」という声は発していない。第13話では最初はジラースと戦うが、レッドマンが現れたのを見て停戦し、ジラースとともにレッドマンと戦う。レッドマンを挟み撃ちにして追い詰めるも、体当たりを仕掛けたところをレッドマンに避けられ、ジラースと同士討ちとなって敗れた。第16話では最初からジラースと協力しており再びレッドマンと戦うが、ジラースになんらかの合図と思われる行動を行った後、戦闘中にジラースを置いて逃亡する。その後、ジラースが倒された後、レッドマンが再びバルタン星人を追跡するというシーンで登場シーンが終わり、その後、登場することはなかった。戦闘では、レッドマンの攻撃で倒れたジラースを助け起こすなど、バルタン星人とは思えない優しさを見せている。『帰ってきたウルトラマン』第41話「バルタン星人Jr.の復讐」に登場。ウルトラマンに倒された初代バルタン星人の息子で、300以上の超能力を身につけ、父の復讐のために地球に襲来。地球に襲来したバルタン族としては四代目に当たる。色彩は黒を基調に、所々に金や銀が散りばめられている。若い個体だけあってハサミも先代に比べて小さく、上半分と下半分にそれぞれ黒いライン模様が見られる。笑い声も「フォッフォッフォッ」という鳴き声は発さず、普通の高笑いになっている。建設中のビルを改造したビルガモを操り、MAT隊員らをビルガモの体内に監禁して人質にとる。ビルガモが倒されると巨大化してウルトラマンの目の前に現れ、「勝負はまだ一回の表だ」と復讐を示唆する台詞を残して飛び去るが、背後からスペシウム光線を浴びせられ、白い十字光を発して消滅。生死は不明。ウルトラマンとは直接戦闘しないが、設定ではハサミから-140度の冷凍弾、反重力光線、ミサイル弾を発射する。『ザ☆ウルトラマン』第8話「ヒカリ隊員の秘密が盗まれた!?」に登場。地球征服に邪魔なウルトラマンジョーニアス=ヒカリ超一郎を倒すべく作戦を決行。人間に変身する能力を持つ。怪獣ミコノスを出現させ、誘き寄せたヒカリを変身させ、ジョーニアスと戦わせてその戦闘を撮影したフィルムをテレビ局に「ウルトラマンの秘密」を目玉にして売り込み、間接的にヒカリを洋館へ誘き寄せる。洋館の罠でヒカリを殺害しようとするが、罠のために奪った電力の行き先からその場所を科学警備隊に暴かれて計画は失敗、巨大化する。マッハ7の飛行能力や、巨大なハサミから発射するS電光(人間を停止させたり、物体を破壊したりする)や、ハサミによる締め付けなどを駆使し、ジョーニアスの活動限界を待つという戦略で苦しめるが、最後はプラニウム光線に敗れた。声は、バルタン星人の声として定着している笑い声のSE(効果音)ではなく、等身大の時に台詞で「フォッフォッフォッ」と笑うが、巨大化時は「ホアーッ」といった異様な叫び声を発する。『ウルトラマン80』第37話「怖れていたバルタン星人の動物園作戦」に登場。幾度となく地球に襲来してはウルトラ族と激闘を繰り広げたバルタン族が、今度はウルトラマン80に矛先を向け襲ってきたもの。体色はグレーで、口吻の形状が豚の鼻のような独特なものとなっている。圧倒的な科学力と技術力を誇り、自分達を優秀な種族だと思っている。そのため、自分達より劣る異星人や宇宙生物を葉巻型の宇宙船に収容しては、下等生物としてバルタン星の宇宙動物園へと送り込んでいる。恨み重なるウルトラ族の一人である80も下等動物としてバルタン星の動物園に収容するべく作戦を開始。UGMの豆記者に落選した少年・森田政夫に変身してUGM基地に潜入し、シルバーガル(戦闘機)内で矢的隊員と二人きりになったところで正体を現し捕らえようとする。しかし二人きりになったのは矢的の計略で、矢的に脱出されたため、彼のパラシュートのベルトを切断して殺害しようと計画するが、80に変身され自らも巨大化。ハサミからの火炎弾「バルタンファイヤー」や格闘、瞬間移動、透明化、さらに宇宙船との連携攻撃などを駆使して地上や空中で激しい戦いを繰り広げるものの、透明化を見破られた上に、スペースマミーが宇宙船迎撃に出動したため形勢が逆転。最後はハンマー投げの要領で宇宙船にぶつけられて爆死する。『ウルトラマン80』第45話「バルタン星人の限りなきチャレンジ魂」に登場。『ウルトラマン80』では2回目の登場。宇宙に造り上げた新バルタン星から、またしても地球征服のためにやってきた限りなきチャレンジ魂の持ち主。姿形は5代目のものとまったく同じであるが、破壊力による制圧を目指した従来とは異なり、当話では謀略による地球人の自壊を目指した侵略手法を採用した。山野正也という少年に、フリスビーで撮影した写真を撮らせて、それをUFOの写真と思い込ませたうえで、山野の母に変身して、山野に偽のUFO写真を子供達に配るように指示。それを元に争いを起こさせ、最終的には子供同士の喧嘩から大人同士、果ては地球上の世界戦争にまで発展させて人類の自滅を企む。初期には地球上の言語や価値観を全く理解していなかったバルタン族だが、この頃になると饒舌さにはさらに磨きが掛かっており、「お釈迦様でもご存知あるめえ!」など、現代の日本人ですら日常話さないような江戸時代の町人言葉までよく話すようになっている。児童層の擾乱(じょうらん)を狙った初期計画実行のため、自分の顔を模した小型UFOに乗って子供達の前に飛来し、ハサミから出した白い光線状の袋で捕らえた際、矢的隊員の銃撃でUFOを破壊され、彼の前で子供を光線に包んで人質に取り、巨大化。あらかた破壊活動を行った末、矢的が変身したウルトラマン80との直接対決となる。5代目と同様に瞬間移動や格闘術に長けており、さらにハサミから80のサクシウム光線と互角の光線「エクシードフラッシャー」や、5代目も使用した火炎弾「バルタンファイヤー」を放つなどもっぱら武力による攻撃に転じ、80を苦戦させるが、最後は80が初代ウルトラマンから学んだウルトラスラッシュを受けて倒し、子供達も無事救出された。当話におけるバルタン星人は、怪獣頻出期に最後に出現した異星人でもあり、これを最後に『ウルトラマン』から続くバルタン星人の地球侵略もしばらくは鳴りを潜めることとなった。特撮テレビ番組『アンドロメロス』に登場。体の一部を機械に改造されてファイティングベムとなったバルタン星人。グア軍団の一員として登場。改造されたハサミと機械式の鉤爪(メカ爪)が武器で、主にハサミと鉤爪で相手を締めつけたり斬りつける攻撃で戦う。バルタン特有の両腕を上げて笑う仕草は見せるが、改造されてグア軍団の支配下に置かれているのか言葉は一切話さず、「ビョゥンビョゥン」という機械的な音声を発する。ジュダの部下となっており、一度やられてもジュダの超能力で即座に復活することが可能。その際には同じ攻撃は通じなくなる。相棒のファイティングベム・ザビデンと共にアンドロ超戦士達を苦しめるが、アンドロフロルのバリヤーで跳ね返された怪獣戦艦の攻撃を喰らい、ザビデンやグア兵共々絶命。味方の攻撃でやられたことを哀れんだフロルの提案により、遺体は丁重に葬られ、墓が作られた。グラビア版の『ウルトラ超伝説』では、最初は生身のバルタン(姿は80登場時のもの)がメロスと対決し、のちにジュダが復活した改造怪獣を率いてきた際、メカ改造された姿となって登場する(この時は改造バルタン星人と呼ばれている)。漫画版『ウルトラ超伝説』では第一、第三部に登場。こちらでは初代と同タイプの個体が改造され、言葉も話すようになっている。屋外でエースキラーと共にポーズを決めている写真が存在する。『ウルトラマンパワード』第1話「銀色の追跡者」(米国版サブタイトル:ON A MISSION FROM M78)、第13話「さらば!ウルトラマン」に登場。これまでに多くの惑星を滅ぼしてきた凶悪な宇宙人で、ウルトラマンパワードに追われて、地球の衛星軌道上に大型母艦で飛来。地球へは先遣隊として3体が降り立ち、その後、ロサンゼルスの倉庫街で侵略の準備を行う。デザインが鋭角的なものに変更されており、体色は青。エドランド隊長たちの攻撃により、バズーカ砲で倒されたかに見えたが、その後すぐに復活。分身というより幻惑のような撹乱を行う。パワードとの戦闘時に羽を展開して飛翔し、空中戦を展開。嘴状の口から毒ガスを噴射するなどして苦しめるが、放った赤い光球を反射され撃墜されるが直後に復活する。ハサミから衝撃波を発射し猛攻をかけるが、耐えきったパワードのメガスペシウム光線を浴び、緑色の閃光を残して消滅。第13話では同タイプの個体がサイコバルタン星人(後述)の護衛のため、共に宇宙船で地球に飛来したが、最後は宇宙船ごと爆破された。『ウルトラマンパワード』第13話「さらば!ウルトラマン」(米国版サブタイトル:THE FINAL SHOWDOWN?)に登場。バルタン星人の長という設定があり、通常のバルタン星人と比べ頭脳が異常発達しており、頭骨から露出している。巨大な頭は通常のバルタン星人より念動力が強いと言われており、ここから放つ念動波「サイコウェーブ」によって部下のバルタンや怪獣を操っている。先遣隊がパワードに敗れたのち一時後退するが、密かに情報収集を続け、最後にドラコを派遣。ウルトラマンパワードの戦闘データと光線の情報をゼットンに与え、地球へ送りこんだ。パワードがゼットンと相撃ちになって倒れた後、全長1.6キロメートルに達する巨大な宇宙船で地球に飛来。W.I.N.R.のスカイハンターと対決するが、パワードの仲間と思われる2体の赤い玉(M78星雲人)がスカイハンターに加勢、ビームで攻撃されて宇宙船ごと爆破された。劇中では常に宇宙船内にて策を巡らせるが、NGシーンでは部下と思われる他のバルタン星人と共に地球へ降り立ち、パワードの死体を確認するシーンが存在した。竹書房「ウルトラマン画報下巻」の欄外に記されている各エピソードの台詞の中に、「『命、わからない。命とは何か?』(バルタン星人 パワード/13話)」とあり、未使用のシーンでW.I.N.R.と交信したことが示唆されている。ビデオ『ウルトラスーパーファイト』第1話「ウルトラマン大ピンチ!!」に登場。突如姿を現し、街を攻撃。そこへウルトラマンが登場して対決になる。ハサミからの攻撃で苦しめるが、最後はウルトラアタック光線を喰らい倒れた。プラネタリウム映像作品『ウルトラマン (プラネタリウム特別編)』に登場。ブラックホール怪獣ブラキウムを操り、ウルトラマン、ウルトラマンネオス、ウルトラセブン21と対決する。映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に登場。故郷の星を失い、地球へ来襲した宇宙生命体。この来襲がウルトラマンコスモスが地球圏に来るきっかけになる。世界各国が発する宇宙へのコンタクトを地球への招待だと解釈し、地球を子供達のための安住の地にしようと考える。荒廃した母星の一部を切り取って居住できるように改造して内部には刃物状の罠も仕掛けた宇宙船「廃月」で地球へ飛来し、コスモスとの空中戦を繰り広げる。その後、遺跡公園に眠る怪獣「呑龍」を復活させる。呑龍がシャークスの攻撃を受け倒れた際に呑龍の体から飛び出し、シャークスの戦闘機を撃墜する。その後は廃月へ戻るが、シャークスの襲撃を受け、部隊を全滅させたあと都市上空に飛来する。SRCの作戦により、子守唄で眠るが、その隙に再度シャークスが攻撃を仕掛けたことに怒り、地球の占領を決意。コスモスと激闘になる。武器は冷凍効果を持つ「ドライクロー光線」や凝固効果を持つ「エクスプラウド」など、ハサミから発射する様々なタイプの光線や、口から吐く毒ガス。ほかにも下半身の鰭を翼のように広げ、足の形状も変化させての飛翔や、分身や脱皮など多彩な能力を持つ。最期はコスモスの力の前に自ら命を絶った。戦闘時には下記のネオバルタンに変身する。映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』に登場。上記のバルタン星人ベーシカルバージョンの戦闘形態。甲冑をまとった黒騎士のような禍々しい姿となり、両腕にはバルタン星人に共通する巨大なハサミを持たず、剣や鋼槍、鉤爪などを装備する。この両腕から剣型の光線「バッドナイフ」や光の鞭「バンドルコード」などを放つ他、肩の突起を無数の棘に変えて放つ技「バンプスプレー」も持つ。変身前と同様に分身も可能。これらの能力を駆使してコスモス・コロナモードと互角の戦いを繰り広げるが、最終的にはブレージング・ウェーブを受け、敗北を理解した後に自爆。死後、コスモスに元の姿に戻され、その亡骸はチャイルドバルタン達によって廃月へと運ばれた。映画『ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT』『ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』『ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス THE FINAL BATTLE』に登場。上記のバルタン星人ベーシカルバージョンの子供である。武力による地球の占領を快く思っていない。このうち、シルビィという名の個体が春野ムサシの友達であるマリに乗り移り、傷ついたコスモスを呼び出そうとするが、前述の理由からできなかった。さらに、ムサシの言葉に心を打たれ、輝石をムサシに返し、自身は廃月へと戻る。シルビィはマリと友達(メル友)になり、後の劇場版二作品にも登場する。小学館の『てれコロコミック』夏休み増刊号に掲載されたかとうひろしによる読切漫画は劇場版第1作の前日談的な内容となっており、劇場版に登場したバルタン星人の同族が登場。頭部の形状がよりクワガタムシに近くなっている。宇宙のとある惑星を襲撃し、コスモスと激突。皆既日食によってエネルギーを消耗したコスモスを殺そうとするが、コロナモードにチェンジしたコスモスに吹き飛ばされて絶命。だが、死に際に仲間の宇宙船が地球を目指していることをコスモスに告げ、コスモスは地球へと向かう。同じく『てれコロコミック』冬休み増刊号に掲載された犬木栄治の読切漫画では、劇場版第1作に登場したバルタン星人の能力を統合防衛軍が分析して建造した最新兵器ロボバルタンが登場。ファイターモード(戦闘機形態)であるスターバルタンに変形する機能を持ち、主な武装は60ミリ機関砲及び空対地短距離ミサイル、右手のハサミを変形させたハイパードリル、胸の高熱版から発する光線(名称及び詳細は不明)。ムサシの高校時代の同級生である真壁竜馬が搭乗するが、初陣でカオスバグを倒した際にカオスヘッダーに憑依され、防衛軍第3基地にて覚醒し、真壁を乗せたまま暴走する。最終的には真壁はウルトラマンコスモスによって救助され、ロボバルタンは破壊される。映画『新世紀2003ウルトラマン伝説 THE KING'S JUBILEE』に登場。初代タイプの他、二代目、メカバルタン、ベーシカル、ネオバルタン、チャイルドバルタンがウルトラマンキングの誕生パーティーに参加。ウルトラ戦士や怪獣達と共にキングを祝福する。怪獣ダンサーのバルタン・ビッグツイスターも登場し、ダンスを披露した。特撮テレビ番組『ウルトラマンボーイのウルころ』第90話「侵略作戦どっちにするの?」に登場。マグマ星人と地球侵略の密談をし、地球侵略は頭を使った作戦でいくべきと勧めるが、マグマ星人は力押しで攻めるべきだと反論したために殴り合いを始め、共に気絶。しばらくして気を取り戻し、マグマ星人と和解するが、そこにウルトラマンAが登場。先の殴り合いで体力を相当消耗していたために全く太刀打ちできず、マグマ星人共々倒された。ほか、第25話「ウィークポイント!」ではザラブ星人がウルトラマンAとの対決中にバルタン星人の姿に変身する。第36話「心も体も大きくね! 」ではウルトラマンボーイの妄想の中に現れ、大きくなったボーイの足下で笑うが、踏まれそうになって慌てて逃げている。ボーイからもウルトラ戦士のライバル宇宙人として知られており、第88話「侵略者を撃て!UGM」ではウルトラマンダイナから「俺も一回ぐらいは戦ってみたかった」と言われる。第213話「失敗は成功のもと!?」ではライバルの初代ウルトラマンからも「何度やられても諦めないあのチャレンジ魂は見上げたものだ」と評されている。『テレビマガジン』、『てれびくん』での『ウルトラマンノア』の雑誌連載「バトルオブドリームNOA」に登場。『ウルトラマンマックス』第33話「ようこそ!地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ!地球へ 後編 さらば!バルタン星人」 に登場。ダークバルタンによる地球襲撃を伝えるためにやってくるバルタンの中の穏健派。一人称は「僕」であるが、バルタン星では女の子ということになっており、人間の少女に変身し、両手でVサインをして「バルルーン」と唱えることで、箒に跨って空を飛ぶなど、バルタンの超科学力による様々な、ほとんど魔法にしか見えない不思議な現象を引き起こすことができる。地球人の勉少年の協力も得てダークバルタンの地球侵略を止めるべく奮闘。最終的にダークを改心させることに成功し、共にバルタン星へと帰った。『ウルトラマンマックス』第33話「ようこそ!地球へ 前編 バルタン星の科学」、第34話「ようこそ!地球へ 後編 さらば! バルタン星人」 に登場。地球人を「地球を汚し尽くしたら次は月や火星を我が物にしようとする宇宙の侵略者」として敵視するバルタンの中の過激派で、初代バルタン星人とほぼ同じ姿をしている。反重力による攻撃を得意とし、ハサミからの光線を始めとして、超巨大化能力やクローンによる無数の分身、四散した身体の回復などウルトラマンマックスを上回る能力を発揮。ギャラクシーカノンすら胸のスペルゲン反射光で跳ね返し、超巨大化能力を使ってマックスを何度も踏み潰す。本人曰く、「バルタンの科学はウルトラの星の科学を超える」とのこと。バルタン星人は、元々は地球人と同じ姿をしていたが、度重なる核戦争によって今の姿に進化したと言われている。バルタン星の科学には相当なまでの自信を持っているようで、自分の能力を自慢する。一度は超巨大化でエネルギーを消耗した上、拘束光線で身動きの執れなくなったマックスを倒し、復活したマックスとの戦いも終始優勢となるが、タイニーバルタンがバルタン星から持ち帰った古代バルタンの銅鐸の音色を聴いて戦意を喪失。平和を愛する心を取り戻し、ダテ博士が開発した新兵器「メタモルフォーザー」によって人間と同じ姿に戻された後、タイニーと共にバルタン星へ帰還する。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。かつてウルトラ戦士に倒されたバルタン星人が、ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から蘇ったもの。外見は初代ウルトラマンと戦った初代バルタン星人に似ている。ベリアルが操る怪獣軍団の一体として他の怪獣軍団と共にウルトラ戦士やレイモンの怪獣達と戦う。ゼットンやアントラー、キングゲスラなどと共に初代ウルトラマンと激突するが、最期はベリアルのギガバトルナイザーによる攻撃の巻き添えになって爆散した。回想シーンでも「ベリアルの乱」においてベリアルが操る怪獣軍団の一体として登場し、他の怪獣と共に光の国を襲う描写がある。また、百体怪獣ベリュドラの左角を構成する怪獣の一体として初代バルタン星人、右腕を構成する怪獣の一体として2代目バルタン星人の姿がそれぞれ確認できる。映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。渡会健太がウルトライブシミュレーション内でライブしたもの。オリジナルと同様に分身や赤色凍結光線、白色破壊光弾などの技を使う。久野千草がライブしたテレスドン(SDI)や石動美鈴がライブしたモチロン(SDI)と戦う。テレスドンに対しては豊富な能力で圧勝するも、モチロンには腕がハサミである点を突かれ、ジャンケンで敗北する。データカードダス及びそれを元にしたCGショートムービー『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』に登場。ラッシュハンターズに所属するバルタン星人のハンターで、「命知らずの宇宙忍者」の異名を持つ。容姿は通常のバルタン星人よりかなり機械的で、右手のハサミには剣が内蔵されているほか、左手は鉤爪状の5本指になっている。母星が爆発した際ただ一人生き延びた過去を持っており、口数は少ない。その異名通り自身の危険を顧みない戦い方をするが、これは失った同胞の後を追おうとしているためではないかとガルムに推測されており実際にその考えを持っていた。エレキングのハンティング直後休憩中に遭遇したアントラーに引き寄せられた際に死を覚悟したが、ガルムの「ハンターの仕事は獲物を狩り生きて戻ることだ!」という一言で生きることを決意しアントラーの磁力を逆手に取り逆転の一手を作り出す。以降は生きることを信条としアーマーの力の引き出し方に悩むマグナに対し自身がガルムから受けた上記の言葉で励ましたりベロクロンの爆発で吹っ飛ばされたマグナを支え「もう目の前で仲間が死ぬのは見たくないんでな」と発言している。主な技は破壊光線のエネルギーを右手の剣に集めて敵を切り裂く「白色破壊斬」を武器とする他、冷凍光線のエネルギーを使用する「赤色冷凍斬」、腰の装甲を分離し手裏剣として組み合わせ敵に飛ばす「サイクロンソーサー」、全力で使えば怪獣さえ包囲し動きを止めてしまう程の数の分身を作り出せる分身能力「ディフェンスブランチ」等多彩な能力を持つ。「SUPER-EARTHGOMORA Hunting」からは新兵器として「サンダーブーメラン」を使用しており、サイクロンソーサーと合わせて放つ「ツインサイクロンソーサー」という新たな技も習得した。また、マグナに対し軽口を言うなど仲間を信用する面も見せている。映画『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』に登場。ファントン星人グルマンの記憶に眠る、はじまりの巨人・ウルトラマンの伝説を語る際のイメージシーンに登場。得意の分身能力などを駆使してウルトラマンと激戦を繰り広げる。内山まもる 『ザ・ウルトラマン』「友情は永遠に…」に登場。内山まもる『かがやけ ウルトラの星』に登場。怪獣軍団の一員として登場し、北海道侵略隊長として怪獣達を暴れさせる。後に他の怪獣と合流してウルトラ兄弟と戦い、ウルトラマンエースを倒すが、その直後にウルトラセブンのアイスラッガーを受けて倒される。『ウルトラ戦士 銀河大戦争』に登場。かたおか徹治 『ウルトラ兄弟物語』に登場。ウルトラ族とスペースサタンキング一党が交戦している中、第三勢力として登場。スペースサタン軍と手を結ぶものの、傷付き捕らえたウルトラ族を戦闘サイボーグに改造するという方針を巡り協力体制は破綻する。居村眞二『決戦!ウルトラ兄弟』「魔のブレスレット作戦」に登場。外見は初代バルタン星人と同じであるが、右腕が機械式の鉤爪(メカ爪)になっている(以前、新マン〈ウルトラマンジャック〉にやられたらしい)。新マンがキングザウルス三世を倒した隙にウルトラブレスレットを偽物とすり替える。そして新マンとの直接対決にて、その偽ブレスレットで攻撃する(バルタンはこれをD作戦と名付ける)。しかし、救援に駆けつけた初代ウルトラマンによって偽ブレスレットは破壊され、バルタンも初代マンと新マンのダブルスペシウム光線で倒される。居村眞二『ウルトラマン80宇宙大戦争』に登場。居村眞二『ウルトラ超伝説』に登場。宇宙の巨悪達の配下として様々なストーリーに登場する。初登場ではウルトラ族への恨みを晴らすべくグアによって蛹の状態から目覚める。ベムスター型のロボットと共に新マン(ウルトラマンジャック)を襲い、その後グアに強化改造されてメカバルタンとなり、アンドロ超戦士と戦う。「アンドロ超戦士・II」ではイドの部下としてメカバルタンの他に二代目が登場するほか、上記の「ウルトラマン80宇宙大戦争」と同じくセミ人間が戦闘員として登場。「すすめタロウ」では初代タイプがジュダの部下として、ウルトラマンタロウの偽者に変身してウルトラの国に潜入。セミ人間も戦闘員として引き続き登場するほか、五代目も姿を見せる。『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』に登場。クラスメートとして登場。レッドキングの子分ポジションだが時には逆らう。原作:瑳川竜、作画:栗原仁『ウルトラマン超闘士激伝』に登場。メフィラス大魔王配下の鋼魔四天王の一人である闘士バルタン星人として登場。重火器が装備された装鉄鋼を身に着け、分身のPSYバルタンなどを駆使してウルトラ戦士達を苦しめるが、グレートの捨て身の必殺技によって敗北。後に他の四天王と共に新たな装鉄鋼を身に着けて登場し、二大魔神と戦うウルトラ戦士達に協力する。他にも同族として、ロボット怪獣軍団を操るバルタン星人Jrや、パワードの弟子の一人であるパワードバルタン星人が登場。『ウルトラ忍法帖』に登場。悪の組織「朧党」の忍獣「罵流丹」として登場。また息子に罵流丹Jrもいる。真船一雄『ウルトラマンSTORY 0』に登場。光の国が打ち上げたプラズマ太陽に細工をし生物の進化を歪めた元凶。暴走したプラズマスパークによって得た力で銀河の支配を企み、多くの改造怪獣などでウルトラ戦士を苦しめる。細身の手足や翅など、かなり昆虫に近いスタイルになっている。該当項目の一節「怪獣・宇宙人」を参照のこと。高田裕三『ウルトラマン THE FIRST』に登場。役割は『ウルトラマン』本編と同じであるが、バルタン星が滅びた理由が核実験ではなく戦争ということになっており、他にもフジ隊員に乗り移ったり、地球人側のミサイル「はげたか」が使用未遂で終わったり、宇宙船がウルトラマンに爆破されるのではなく自爆するなど、一部の展開が原作と異なっている。さらに、作品を通しての黒幕的な存在となっており、一度ウルトラマンに敗れた後も、続発する怪獣事件の裏で暗躍して復讐のチャンスを伺い、終盤ではゼットンを使ってウルトラマン抹殺を企む。ブルトンを調達してジャミラを変異させたのも彼らである。初代タイプと二代目タイプが登場するが、ただ一人しかいない初代タイプはさながらバルタン軍団のリーダーのように描かれており、作品終盤では自らスペルゲン反射光も装備してウルトラマン相手に地球戦のリベンジを挑んでいる。二代目タイプは、終盤で大量に(数十人)登場するが、最後は八つ裂き光輪の乱射によって全滅する。該当項目の一節「怪獣」も参照。てしろぎたかし『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS ウルトラモンスターズ戦記』に登場。ストーリーの主人公。この作品のときの名前はカゲマル。最強の怪獣を決める大怪獣バトルに参加するため、バルタン星からやってきた。溺れていたガラモン一族の一人であるガラポンを助け、二人で行動を始めてバトルコロシアムに来る。そこにいたボスゴモラと対決し、苦戦しつつも何とか勝利。子分達に裏切られて倒されそうになった彼を助けて仲間に加え、チームを結成する。その後、メフィラス星人率いるチャンピオンチームが挑戦してくるが、最後は分身攻撃からの白色破壊光線で彼らを倒す。恨み重なるウルトラ戦士を倒すべく、邪神獣ゲスグロウを復活させて宇宙支配を企むメフィラス星人に協力する。作戦が成功すれば、報酬として一族が安心して暮らせる星を貰うことを約束されていた。初代タイプが3体登場するも、ウルトラマンとウルトラマンタロウに倒される。エンペラ星人復活を企む暗黒四天王が率いる宇宙人軍団の一員として登場。GUYSの前に現れ得意の分身で翻弄するが、駆けつけたウルトラマンとセブンに倒される。パワードバルタン星人が登場。ウルトラマンパワードと戦うが、実はウルトラマングレートとパワードを罠にはめる為の囮であり、2人を魔界空間に幽閉してしまう。セブン21の活躍によってグレートとパワードが救出されると、2人の合体技「ウルトラプラズマスパーク」の前に巨大ヤプール共々敗れ去る。第一部に登場。地球侵略のための調査隊が派遣され、暗躍する。書いた怪獣の絵を実体化させるダダ少年の能力に目を付け、彼を唆して怪獣達を復活・暴れさせる。最終的には自身の姿をたくさん書かせて複数体で現れるが、改心したダダ少年や会場の呼びかけで現れたウルトラ戦士達に全て撃破される。切り札として、ジェロニモンに蘇らせておいたゼットンを放つがそれも倒され、最後に生き残った瀕死の一体も、自分達が調査隊に過ぎないと宣戦布告した直後にマックスのマクシウムソードで切り裂かれて爆死し、野望は完全に潰える。『ウルトラマン』に登場する3代目同様、メフィラス星人の部下として第一部に登場。よくザラブ星人とコンビを組んでいる。前半では80、セブン、ヒカリと対決して、その後逃亡。後半ではバキシム、ザラブ星人と共にセブンと対決するが、初代マンとゾフィーの登場で逆転され、セブンのエメリウム光線によって倒される。第一部に登場。フック星人が発明したミニミニ光線銃のデモンストレーションにてゴース星人と戦う。試合中に光線銃で子供になったゴース星人をハサミで叩いて泣かせ、たやすく勝利する。フック星人の紹介によれば「趣味は大怪獣バトルのカード集め。夢は地球征服だが、実際に戦うのは怪獣任せの一般的草食系宇宙人」らしい。またウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーで他の怪獣と共に蘇り、暴れに向かう個体もシルエットのみで登場している。第二部では、メカバルタンがウルトラミュージアムの展示品として登場している。第一部では、1966年においてギギの強化改造によりパワーアップしたメタリック・バルタン星人が登場。その名の通り全身が強固なメタリックカラーの装甲でコーティングされており、並みの攻撃ではびくともしない硬さを誇る。笑い声は通常のバルタンより、くぐもったものとなっている。ウルトラマンゼロを追い詰めるが、ゼロと会場の呼びかけで復活した初代ウルトラマンには敵わず、ギギもろともスペシウム光線で倒される。第二部ではメフィラス星人の部下として登場。メフィラスが宇宙でウルトラマンと戦っている間に、地球に襲来してゼロと戦う。自身が「宇宙忍者」である事を自慢つつ得意の分身能力で5体程に分身してゼロを苦しめ、「45年間待ち望んだウルトラ戦士に勝利する時が遂に来た」と勝ち誇るが、地球に駆けつけたウルトラマンの助言を受けたゼロによって分身を破られて形勢が逆転、最後はゼロとウルトラマンに敗れ去る。第一部に登場。XIOの仮想空間で働く友好的な宇宙人。ダークメフィストに操られウルトラマンXに襲い掛かるが、ウルトラマンギンガのギンガコンフォートによって浄化された。最終決戦ではウルトラ戦士達の応援に駆けつける。第一部に登場。50年の時を経て再び地球侵略を目論む。プレッシャーと共にギガバトルナイザーを盗み、宇宙の支配を企む。プレッシャーが持っていた記憶を奪う水晶玉でギガバトルナイザーを盗むことに成功し、「これで宇宙は我々のもの」と喜ぶが、プレッシャーに「俺だけのもの」と言い返され、食って掛かろうとする。しかし、自分もプレッシャーの水晶玉で侵略の記憶を奪われ、「自分の星に帰ると言っていたではないか」とごまかされてそのまま自分の星に帰ってしまう。円谷ジャングル主催のウルトラヒーローショーにも悪役として度々登場する。2011年10月30日に行われたショー『口は災いの元』ではハロウィンの時期の地球に襲来。『ウルトラマンサーガ』で登場するバット星人の尖兵となっており、試作品としてゼットンを貸し与えられている。ハロウィンに因んで変装して暗躍しようと考え、たまたま見つけたノーバをハロウィンの変装と勘違いして衣装を奪おうとするが、変装ではないと知っていじめていたところをウルトラマンゼロやミラーナイトに阻まれる。二人に自分がバット星人の尖兵であることを明し、ゼットンを使って捕えたウルトラの母を人質にゼロ達を追い詰めるが、ウルトラの母を「ばばあ」呼ばわりしたために彼女の怒りを買い、その隙をついたノーバの奮闘や観客の声援でゼロたちにエネルギーが戻り形勢が逆転。最期はウルトラの母と、彼女の力でノーバが変身したパンプキンマンに叩きのめされ、ウルトラの母のマザー破壊光線で倒される。STAGE6で対決。ウルトラマン怪獣大決戦と異なり、デザインは初代を極力踏襲。分身は攻撃を受けると消える。アーケード版には二代目も登場。止めは八つ裂き光輪。怪獣・宇宙人の中では唯一、全作品に登場している。分身などを活かした素早い戦い方が得意。以下では主にストーリーモードでの活躍について述べる。「バルタン星人」、「バルタン星人Jr」(『帰ってきたウルトラマン』のバルタン星人Jrとは違う今作オリジナルのバルタン)、「バルタン星人III」(これもゲームオリジナル)の3体が登場。白色破壊光線や分身攻撃など原作同様の技も使用でき、「バルタン星人III」はあんこく光線というオリジナル技も使用できる。ウルトラマン以外のキャラクターで唯一、声(「フォッフォッフォッ」)が収録されている。シナリオ終盤のフリーシナリオにて条件次第で現れる隠しマップ「丹張市」を拠点として大量に現れ、地球侵略を目論む。ボスは全く特殊攻撃を受け付けない巨大な「スーパーバルタン」という名で登場。しかし、一人の研究者の助言の下、ハヤタ・ダン・郷の3人の協力技によって装甲を破られ、撃退される。『RR』でのオリジナルキャラクターとして初登場するメカバルタンの強化バージョン。アンドロメロスらアンドロ超戦士に恨みを抱くメカバルタンが自らの体に強化改造を施した姿で、全身の筋肉をバイオ改造した他、体の各部にもメカニック改造を行っており、パワーや機敏性、武装がより強力なものになっている。ゲーム参戦予定だったが、参戦する事もなくゲーム自体の稼働が終了した。特撮テレビ番組『チビラくん』第74話に登場。チビラくんの住むカイジュウ町の住人としてエレキング、イカルス星人、ウーと共に登場する。東映の特撮テレビ番組『有言実行三姉妹シュシュトリアン』第40話「ウルトラマンに逢いたい」に登場。倉庫に眠っていた着ぐるみが実体化して巨大化した(等身大も可)。同じく着ぐるみから実体化したガラモン、ゴモラ、ダダ、エレキングを操って地球を征服しようと企むが、シュシュトリアンに阻まれる。戦いの末に巨大化するが、怪獣おじさんが変身したウルトラマンと、ウルトラマンの力によって巨大化したシュシュトリアンと戦い、敗北。最期はウルトラマンによって、他の怪獣達と共に宇宙へと運ばれていく。バルタン本来のモチーフは蝉であるが、今作ではロブスターを食べようとするシュシュトリアン姉妹を「仲間を食べようとした」と言って妬む。正式には円谷プロとは関係のないキャラクターであるが、1967年、成田亨が「バルタン星人をメカニックなイメージで」という発想のもとにデザインしたキャラクター。名前は「メカニック・バルタン」の略称で、昆虫的要素は薄く金属質のシャープなボディのデザインで、両手はハサミ状ではない独自の形状のものであった。雑誌『宇宙船』Vol.15、16にイラストが掲載されたが、映像作品に登場する機会はなかった。いずれも映像はそれぞれの初登場作品の流用。ウルトラ怪獣の代表としてバラエティ番組にもたびたび登場する。
出典:wikipedia
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