成田駅(なりたえき)は、千葉県成田市花崎町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)成田線の駅である。成田線は、佐倉駅から佐原駅・銚子駅方面への本線と、成田空港駅への支線および我孫子駅方面への支線が当駅から分岐する。当駅は4方向に線路が延びているが、いずれも同一路線という珍しい形態となっている。単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線のホームを有する地上駅。4番線はホームのない通過線(3・5番線の間にある)となっている。駅構内には複数の留置線を持ち、夜間などを中心に車両が留置される他、保線用施設もある。成田線はCTC線区であるが、当駅は運転取扱駅であり信号制御は信号扱所にて行っている。コンコースは橋上となっており、成田山新勝寺側の東口と成田ニュータウン側の西口を連絡する自由通路がある。直営駅であり、管理駅として本線の久住駅・滑河駅・下総神崎駅、我孫子支線の安食駅・下総松崎駅を管理している。駅舎内には、びゅうプラザ(10時 - 18時、土曜11時 - 18時、日曜・祝日休業)、みどりの窓口(びゅうプラザ内、7時 - 19時)、自動改札機、指定席券売機(初電 - 23時55分)が設置されている。東口側の駅舎は1979年4月に完成したもので、デザインは成田山新勝寺に象徴される信仰の町と国際色豊かな新空港を踏まえて、社寺建築風の表現にモダンさを取り入れている。具体的には神社風の趣を出すために軒桁高を高く、屋根庇を大きく張り出し緩やかなアールを持たせ、柱はエビ茶、壁には鉄砲狭間を思わせる縦長スリットを入れ白色とし、色調にコントラストを持たせたものとしている。当初建設時は、正月波動の著しさに合わせ波動用券売機、精算窓口、臨時集札口の設備が設けられていた。西口は、成田ニュータウンの造成や西口土地区画整理事業に合わせ自由通路設置の要望があり、1979年にできた自由通路及び階段により出入りができるようになった。自由通路の工事までは取付道路もない湿原地であったため、成田市が道路を先行して施工し、工事用道路として使用して工期内に施工が完了した。西口の1・2階部分は成田市営の「JR成田駅西口駐輪場」(有料)となっており、1986年4月に完成した。2008年から2009年春にかけて駅構内の大規模リニューアルを行い、団体専用改札や自動券売機が数台撤去された一方で改札内外に冷暖房完備の待合室が設置された他、指定席券売機の設置やみどりの窓口・びゅうプラザの移設・一体化が実施された。改札口から各ホームへは、階段、エスカレーター、エレベーターで連絡している。東口には階段はないが、西口の場合階段があるため、エレベーターが設置されている。供用時間は6時から22時までであり、自転車・オートバイは不可。改札口は幅広の通路が1か所あり、構内には多機能トイレも設置されている。その他、連絡通路にNEWDAYS、ビューアルッテ、待合室(以前はKIOSKが出店)が、東口に成田駅前観光案内所、そば屋、喫茶店(JRバス関東が経営)、コインロッカー、公衆トイレが設置されている。なお、Suica専用グリーン券券売機はホーム上にはなく、改札脇の自動精算機横に設置されている。かつては地元の「桑原」が製造した駅弁が販売されていたが、2003年3月31日限りで構内営業から撤退した。店舗は3番線ホームの久住駅寄りにあった。その後、土曜・休日や正月などに千葉駅で駅弁を販売している万葉軒が出張販売していたこともあったが、2011年現在では駅弁販売はない。2015年度の一日平均乗車人員は15,151人である。JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。京成成田駅が隣接しており、成田山新勝寺の表参道入口がある。また、駅前からの道を下ると成田市役所と国道51号へとつながっている。成田の旧市街地の玄関口となっている。2015年現在、JR成田駅東口第二種市街地再開発事業の公募が実施され、当駅から京成成田駅の駅前広場と一体化する計画が進行中である。2015年春には、成田市が駅前に整備したマンション、商業施設などが入る再開発ビル(スカイタウン成田)が完成した。成田ニュータウンが広がっており、計画的に区画整理された地域が広がる。成田の新しい市街地の玄関口となっている。成田ニュータウン造成完了当時西口駅前は未整備であり、交通の便も悪く、丘陵地独特の起伏に富んだ地形で軟弱地盤と問題点が多く、ニュータウン地区は「陸の孤島」と呼ばれていた。1974年から国鉄成田駅西口区画整理事業により造成工事が行われ、1986年4月6日に現在の西口広場が完成し、開通式が行われ、駅からニュータウンへ大通りで結ばれた。駅西口広場は、地形の高低差を活かして東口と結ぶ自由通路を4階の高さに、3階部分が駅前ロータリーを跨ぐ空中回廊を形成し、1階(地上)のバス停、タクシーターミナル、ロータリーの対岸へ横断歩道を渡ることなく移動できるようになった。しかし、西口と東口を自転車利用者が行き来する場合には、駅から長い坂道の南周りで約2km、急勾配の北まわりで約1kmと遠回りせざるをえない。東口、西口ともにロータリーがあり、そこに千葉交通、JRバス関東の路線が乗り入れている。至近の京成成田駅停留所も利用可能。成田駅再開発事業に伴い2015年10月8日から以下の乗り場に変更となっている。千葉交通JRバス関東千葉交通成田空港交通ちばグリーンバス中学校の修学旅行生が当駅に到着した特急列車に乗車中に、駅員が客終合図(この合図で車掌がドアを閉める)を出してしまい、乗り遅れた生徒と教師を取り残してしまった。
出典:wikipedia
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