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心中

心中(しんじゅう、旧仮名遣い:しんぢゆう)とは、本来は相思相愛の仲にある男女が双方の一致した意思により一緒に自殺または嘱託殺人すること。情死とも。相愛の男女がその愛情の変わらないことへの誓いの証として、情死(じょうし)とも言われることから、転じて二人ないし数人の親しい関係にある者たちが合意の上で一緒に自殺すること(例:一家心中)。さらに合意のない殺人でも、状況により無理心中と呼ばれることがある。心中は古くから世界中にその類例があり、決して日本特有の現象ではない。たとえば、中国の少数民族の一つナシ族の一部の集団は、(1)父系の親族組織で、財産・家屋は男子が相続し、女子の地位は一般的に低く、年頃になると両親から相手方の両親に売り渡された(2)結婚の相手は親同士の間で決められ、そのため若い男女の多くがその愛を成就するため心中した(3)したがって、他族に比して心中の率が非常に高かった、とされている。また、親子心中は日本以外の国にも存在する。「心中」は本来「しんちゅう」と読み、「まことの心意、まごころ」を意味する言葉だが、それが転じて「他人に対して義理立てをする」意味から、「心中立」(しんじゅうだて)とされ、特に男女が愛情を守り通すこと、男女の相愛をいうようになった。また、相愛の男女がその愛の変わらぬ証として、髪を切ったり、切指や爪を抜いたり、誓紙を交わす等、の行為もいうようになる。そして、究極の形として相愛の男女の相対死(あいたいじに)を指すようになり、それが現代にいたり、家族や友人までの範囲をも指すようになった。男女の永久相愛の意味での自殺は、元来日本の来世思想にもよる。近世で本格化されるが、当初、遊廓の遊女が客に、心をこめる箱を意味する心中箱を渡す風習があった。これが、心中の前身であったと言われる。初期には心中箱に爪などを入れるが、しだいに断髪を入れるようになり、さらには遊女が20代後半になると引退ということになり、客に最後にわたす意味で、指を切って渡した。当時の心中が文学作品の影響や、情死を美化する日本独自の来世思想(男女が情死すると、来世で結ばれる)から、遊廓を逃亡した遊女などが気に入った客と情死する=心中するという意味に移行するに至ったとする説がある。やがて自らの命をも捧げる事が義理立ての最高の証と考えられたことから、現在の心中の意味になった。情死を賛美する風潮も現れ、遊廓で遊女と心中する等の心中事件が増加して社会問題となる。関西第一の遊郭として栄えた松島遊郭についての大正期の新聞記事によると、年平均14-15件の情死があり、春夏、秋冬といった季節の変わり目に増え、一度情死者が出るとそれに続く情死が必ず増えた。人気の出なかった新参の娼妓に多く、客がつかないために雇い主からは冷たくされ、家に帰ることもできず、死の道連れとして男に情死をもちかけたり、借金苦の男から誘われる場合もあり、無理心中もあった。主に「心中立」には、1) 誓詞(せいし)、2) 放爪(ほうそう)、3) 断髪、4) 入れ墨、5) 切り指、6) 貫肉があった。情死を主題とする物語を心中物という。近松門左衛門の『曽根崎心中』、浮世草子『心中大鑑』、落語『品川心中』等が知られる。心中はこうして社会問題へと発展した結果、幕府側から厳しい取締りが行われた。江戸幕府は「心中は漢字の「忠」に通じる」としてこの言葉の使用を禁止し、「相対死」(あいたいじに)と呼んだ。心中した者を不義密通の罪人扱いとし、死んだ場合は「遺骸取捨」として葬儀、埋葬を禁止し、一方が死に、一方が死ななかった場合は生き残ったほうを死罪とし、また両者とも死ねなかった場合は非人身分に落とした。

出典:wikipedia

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