独立懸架(どくりつけんか)とは、自動車等のサスペンション形式のひとつである。インディペンデント・サスペンション (Independent Suspention) ともいう。対義語は車軸懸架(リジッド・アクスル)。左右の車輪(車軸)を独立して上下させることができるのが特徴で、これにより路面の凹凸に対する追従性が向上する。特に後輪駆動車(FR/MR/RR)の場合に左右の車輪の駆動力を効率よく路面に伝達することができ効果的である。この他、固定車軸(車軸懸架)に比べて、以下のような利点があり、乗り心地と操縦安定性では独立懸架が優れる。欠点としては歴史的には、フランスのアメデー・ボレー()が、1878年に開発した蒸気自動車「ラ・マンセル」(La Mancelle)の前輪にリーフスプリング支持の独立懸架を採用したのが最初であるが、その後は特殊車両での採用に限られ、量産自動車において採用が広がったのは1920年代後半以降である。前後輪とも独立懸架(四輪独立懸架)を採用した最初の量産車は、1931年のメルセデス・ベンツ170であった。第二次世界大戦後の自動車の高速化により独立懸架の採用は広まり、特に乗用車では最低でも前輪における使用が当然となっている。いずれも前輪独立懸架向けの手法である。
出典:wikipedia
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