将棋倒し(しょうぎだおし)は、将棋倒し(しょうぎだおし)とは、将棋の駒を用いた遊びの一つ。将棋の駒を立てて並べ、1枚を倒すと隣の駒にぶつかって隣の駒が倒れ、続いてその隣の駒が倒れるというように連鎖的に駒が倒れていくようにして遊ぶ。ドミノ倒しを将棋の駒で行ったものであるが、日本での将棋倒しの歴史はドミノ倒しよりも遥かに古い。将棋倒し(しょうぎだおし)とは、雑踏の中で一人または数人がバランスを崩して倒れたことによって、周辺の者が連鎖的に転倒する事故である。次々と連鎖的に人が倒れる様が遊びの「将棋倒し」に似ていることから、上記の事故に対する慣用的な呼称となった。多くの人が係わることによって発生・被害が拡大する群集事故の一種である。14世紀に記された『太平記』中に、楠木正成が千劔破(ちはや)城(千早城)の上から大木を落下させて、敵の軍勢を退けた逸話が紹介されている。その記述に「将棋倒しをするごとく」との表現があり、文献上ではこれが初出とされる。また、『平家公達草紙』にも、権力者が次々と失脚するさまを「将棋倒し」と表現した部分があり、こちらが初出の可能性もある(後世になって「将棋倒し」の表現が追加されたとも考えられている)。階段等の段差部で発生しやすく、段差のある場所で発生した場合、死者が出る大事故になる危険性が高い。転落による衝撃が大きいこと、高低差により下にいる場合は上方の転落者の体重を累積的に受けること、段差の角に体をぶつけること等が原因である。平地で発生した場合でも、単独での転倒とは異なり、以下の要因から重大な被害が発生してしまう。なお、人の密度が中密度で起きやすく転倒が線状に起こるものを「将棋倒し」、超過密状態で起き転倒が塊状に拡大するものを「群衆雪崩」と区別する考え方もある。2001年7月21日に、兵庫県明石市のJR朝霧駅前歩道橋で花火大会の見物客11人が死亡し、247人の負傷者を出す将棋倒し事故(明石花火大会歩道橋事故)が発生した際、4日後の7月25日付けで日本将棋連盟が同事故の報道に「将棋倒し」の表現を利用しないよう報道機関に要望を提出した。以後NHKは「人が折り重なって倒れ…」との表現に改めている。また民放などでは使用を少し控える程度であったが、最近ではあまり使用されなくなった。
出典:wikipedia
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