ファミコンミニ (FAMICOM MINI) は、過去にファミリーコンピュータ用として発売されたゲームソフトを、任天堂がゲームボーイアドバンス用ソフトに移植し、発売したシリーズである。ファミコンミニは、ファミリーコンピュータの20周年を記念して発売された。基本的にはオリジナルを純粋に移植しており、アレンジなどはなされていない(一部マイクを使用する作品は、ファミコンミニではSELECTボタンを押している間はマイクに声が入っているものとして扱われる)。オリジナルが2人用プレイに対応している場合、ファミコンミニでもゲームボーイアドバンスを2台使用しての交互もしくは同時プレイが可能である。ワイヤレスアダプタも使用可能。1カートリッジでも2カートリッジでも通信プレイが可能であるほか、1カートリッジで通信プレイを行った場合も通信モードを解除することで両プレイヤーが個別に1人プレイ可能である。変更された部分としては、ハード間の画面解像度の違いによるグラフィックの調整や、ハイスコアとエディットしたステージのセーブが可能になった点などが上げられる。解像度については、ファミコンが256×240ドットであるのに対しGBAは240×160ドットと小さいため、基本的に縦を3/4に縮小している。これにより256×180となり、縦20ドット、横16ドット不足するが、画面の周辺部は元々アナログTVの構造上表示されない場合が多いため問題は少ない。そのほか、キャラクターには縮小を掛けないことやドットパターンの書き換えが行われるなど、微妙な調整が加えられている。発売日前後に放送されたテレビCMでは、コインランドリーや駅のホームなどの日常生活の中でファミコンミニをプレイする姿が描かれていた(佐藤隆太、PUFFYなど有名人も出演)。第一弾の発売日は2004年2月14日(GBASPファミコンカラーと同時発売)、第二弾の発売日は5月21日。赤と白のツートンカラーのカートリッジと、小型のプラスチックケースに当時のカートリッジの箱を縮小した箱を収めたパッケージが特徴。また、同年8月10日にはディスクシステムの作品を同様に移植、ディスクカードを模した黄色1色のカートリッジの"ディスクシステムセレクション"が発売された。なお、ディスクシステム版リリース時に前後編の2枚構成であったものは、前後編まとめて1本のカートリッジに移植されている(ロード画面も再現された。詳しくは後述)。定価は第1弾が消費税抜きで2,000円、第2弾およびディスクシステムセレクションは消費税込みで2,000円である。また、このほかに景品用の非売品も存在する。このファミコンミニ以降、他社からも過去のファミリーコンピュータ作品を収録したもの(ハドソンベストコレクション、燃えろ!!ジャレココレクションなど)がリリースされている。各データは元となったファミリーコンピュータ版のもの。『スーパーマリオブラザーズ』については2003年夏に行われた「ファミコン生誕20周年プレゼントキャンペーン」と、同年末に行われた「ホットマリオキャンペーン」の景品である「ゲームボーイアドバンスSP 限定版ファミコンカラー」に、同作の非売品表記版が同梱された(ワイヤレスアダプタが非対応などの違いはある)。また、2005年9月13日、スーパーマリオ生誕20周年記念を銘打ったゲームボーイミクロの発売とともに再発売された。『ドクターマリオ』は『NINTENDOパズルコレクション』のジョイキャリー版をベースにしているが、よりファミリーコンピュータ版に近付き、画面が調整され、対戦も出来るようになった。北米ではClassic NES Series、ヨーロッパではNES Classicsという名称で同様のシリーズが発売されている。タイトルは以下の通り。また、これ以外にもカードeでファミコンソフトを供給するNES カードeというシリーズが出ていた。ディスクシステムセレクションでは、ディスクシステムの起動画面、ロード画面が再現された。これは、ゲームボーイアドバンス本体の電源を入れる際に、AまたはBボタンを押したまま電源を入れ、Nintendoのロゴが消えて本来タイトル画面が出てくるタイミングまで押し続けることで見ることができる。また、このロード画面表示中、さらにBボタンを押すと、当時のドライブ実機においてディスクを挿入した直後の「NOW LOADING...」表示・コピーライト画面が表示されてから本編のゲームがスタートする作りになっている(ロード画面でAを押すとコピーライト表示をスキップし、ゲームタイトルが出てくる)。また、パネルが降りてくる際、ディスクシステムでは画面が激しく点滅していたが、光過敏性発作への配慮のため、点滅表現が抑えられている。公式サイト
出典:wikipedia
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