岩手銀行(いわてぎんこう)は、同一商号を使用しているが複数存在した銀行名株式会社岩手銀行(いわてぎんこう、")は、岩手県盛岡市に本店を置く地方銀行。岩手県最大の地方銀行。岩手県最大の地方銀行で、岩手県(庁)の出納業務を取り扱う指定金融機関を受託している。岩手銀行は、昭和恐慌の影響で破綻した地元銀行(盛岡銀行、1931年(昭和6年)破綻)を救済するため、県が出資して設立された銀行である。設立から80年以上を経過した現在でも、岩手県と岩手県企業局が保有する株式を合算した場合、第2位の大株主となっている。堅実経営で知られ、バブル景気当時も積極的な貸し出しには慎重だったことから、バブル崩壊後にも安定した経営を続けた。預貸率(預金残高に占める貸出残高の割合)が6割未満と低く、市場運用に積極的である。企業スローガンは「信頼の、さらにその先へ。」。盛岡銀行は、盛岡の実業家が興したものの、1931年(昭和6年)の岩手県金融恐慌で破綻した。この救済として岩手県の主導で岩手殖産銀行が設立され、継承された。この金融恐慌では岩手銀行(旧法人。現銀行とは直接の関係はない)や旧盛岡藩士の出資による第九十銀行も経営破綻し、県下の金融機関が壊滅状態となったため、岩手県の公金取扱いを仙台市の七十七銀行が行なった。岩手銀行(旧)と第九十銀行は、岩手殖産銀行の支援を受けて、1938年(昭和13年)に旧一関藩士の出資による第八十八銀行と合併し、陸中銀行となったが、陸中銀行は1941年(昭和16年)に岩手殖産銀行に合併した。その後、岩手殖産銀行は1943年(昭和18年)の岩手貯蓄銀行との合併を経て、1960年(昭和35年)に改めて岩手銀行となった。前身となる各銀行の建物のうち、旧第九十銀行本店は長らく関連会社「いわぎんリースデータ」社屋として1992年(平成4年)まで使用していたが、盛岡市に移管され、2002年(平成14年)から「もりおか啄木・賢治青春館」として開放されている。2006年(平成18年)8月には、営業部を母店としてエリア制をしく仙台・八戸地区の支店と、東京支店(現・東京営業部)を除く岩手県外支店を法人向けの支店にシフトし、各支店のリテール要員を岩手県内の支店に引き揚げさせ、補充要員として、中小企業融資を得意とする要員に入れ替える方針が日本経済新聞等で報じられた。2007年(平成19年)4月1日、東京での営業体制を強化するため、東京支店を東京営業部と名称変更した。さらに2015年3月9日から同営業部は空中店舗化された。東北の地方銀行一般に言えることだが、法人の資金需要が乏しく、地方公共団体取引のウェイトが高い。岩手銀行の場合、総合口座通帳は3種類あり、「総合口座」(普通・定期)・「新総合口座イーハトーヴ」(普通・貯蓄・定期)・「新総合口座イーハトーヴ積立型」(普通・貯蓄・定期・積立)となっている。2014年より、「総合口座」(及び普通預金単独の通帳)の通帳についてはATM繰越が一部拠点で可能となった。対象は、NTTデータ地銀共同センターへリプレース後発行の通帳に限り、「新総合口座イーハトーヴ」等は、リプレース後発行の冊子であっても窓口対応のままとなっている。勘定系システムは、2005年(平成17年)1月4日からNTTデータ地銀共同センターに移行した。この移行の際、定期預金の記帳に不具合が生じたことが同年3月になって発覚し、普通預金・貯蓄預金(定期預金を利用していない総合口座通帳、定期預金・積立預金を利用していないイーハトーヴ口座を含む)を除く通帳すべてが交換対象となった。個人・法人カードで青森銀行・秋田銀行と個人カードで仙台銀行とATM共同利用提携を結んでいる。2007年(平成19年)3月19日にICキャッシュカードと生体認証機能の導入が開始された。以後発行されるカードはローン専用カード2種類を含め、クレジットカード一体型などの例外もあるがすべてICキャッシュカードとなる。なお、貯蓄預金が一体になったカードの場合、貯蓄預金部分の磁気ストライプが付いておらず(他行ATMでは、貯蓄部分のICチップは機能せず、普通預金のみ認識する)、IC対応の自行ATMで利用することになる。発行開始当初は、5年間の有効期限が設定されていたが、現在は期限のない形をとっている。普通預金・貯蓄預金ともに、2月・8月の第2土曜日付で付与される。岩手銀行では窓口・両替機での両替は100枚まで無料(受入または引渡でどちらか多いほうを基準)となる。2009年までは雫石支店の他に、ゴルフ場の手前に研修所があった。紫明荘(しめいそう)として運用されていたが、現在は取り壊されている。岩手銀行の公式サイトには、岩手銀行によって作られた「コミュニケーション支援ボード」が掲載されている。これをダウンロードして印刷することで、日本人と外国人だけではなく、知的障がい者や聴覚障がい者、自閉症とのコミュニケーションが簡単に出来るように出来ている。「日本語」・「英語」・「韓国語」・「中国語」の単語が載っている。
出典:wikipedia
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