久場島(くばじま)は、沖縄県石垣市の尖閣諸島にある無人島である。先島諸島の島民によってクバシマと呼ばれる。琉球王国の文書には黄尾嶼として記載され、現在も中国語ではそのように呼ばれる。「クバ」は沖縄方言で蒲葵を指し、八重山列島では「チールージマ(黄色い島)」とも呼ばれた。石垣島北方約160kmの北緯25°56′、東経123°41′に位置する無人島。主島の魚釣島から北東方約28kmの尖閣諸島の北端に位置する。面積0.91km²。最高峰は標高117mの千歳山、ほかに信天山(105m)などがある。火山島であり、数個の火口がある。島の形成時期は第四紀とされる。日本が領有し実効支配しているが、中華人民共和国及び中華民国も領有権を主張している。日本の行政区分では沖縄県石垣市登野城2393番地にあたる。島の所有者は民間人であり、2012年9月11日まで同じく尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島も民間人が保有していたが、尖閣諸島国有化によりこれら3島の所有権が国に移ったあとも、久場島のみ引き続き民間人が保有している。島の南西部にはかつて鰹節工場や、海鳥の羽の加工場があったが、事業中止に伴って無人島となった。また、かつては尖閣諸島で最大のアホウドリの営巣地があり、現在もアホウドリの繁殖の可能性が指摘されている。同じく尖閣諸島に属する大正島とともに在日米軍の射爆撃場に設定されているが、1978年6月以降使用されていない状況にある。久場島の北西から北東にかけては、日本の排他的経済水域(EEZ)の基点となる3つの小島があるが、これらの島は2012年3月2日に北西小島、北小島、北東小島と命名されている。
出典:wikipedia
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