日立駅(ひたちえき)は、茨城県日立市幸町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)常磐線の駅である。日立市の中心駅である。開設当初は助川駅(すけがわえき)であったが、1939年9月1日に当時の助川町が市制施行で日立市に改名した直後の、同年10月20日に日立駅に改名されて現在に至っている。日立鉱山(1981年閉鎖)の最寄り駅であったため、銅山が操業していた時代には鉱山電車が当駅始発で運行されるなど、鉱山を背景に進展した地域が点在する常磐線を代表する駅の一つでもある。2面3線のホームを持つ(1、2番線島式、3番線対向式)、地上駅で橋上駅舎を有する。みどりの窓口・Suica対応自動改札機・指定席券売機・VIEW ALTTE設置駅。駅舎は地元出身の建築家妹島和世の作品で、第12回ブルネル賞駅舎部門で優秀賞を獲得している。改札口は2か所ある。中央改札はホーム上の駅舎(駅本屋)内に開設され、改札外で中央口と海岸口に分かれている。中央口は中心市街地に面しており、バスターミナルなどもこちら側に設置されている。臨時改札はホーム南側(常陸多賀駅側)の跨線橋と平行している自由通路(エスカルロード)との間に開設され、日立製作所日立事業所が隣接しているため朝のラッシュ時のみに改札業務を行っている。2011年3月11日以前は海岸口が、3番線ホーム南側(常陸多賀駅側)地上の旧本屋側にあったが、橋上駅舎になったため取り壊された。2007年度から橋上駅舎化および中央口の周辺整備の工事が進行中であり、2010年度に工事終了予定となっていたが、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で橋上駅舎の開業は年度明けの2011年4月7日に延期となった。橋上駅舎開業と同時に海岸口と中央口、改札前には液晶ディスプレイ式の発車標が設置され、またホームに設置されていた従来のLED式1段の発車標が撤去され、新しいLED式2段の発車標が設置された。2005年(平成17年)10月から、発車メロディに地元出身の作曲家吉田正のヒット曲を使用している。コンビニエンスストア「NEWDAYS」が中央改札(改札外)コンコースに出店している。市内飲食店業者の海華軒が長年にわたり1番ホームで駅弁・立ち食いそば店を営業していたが、2008年に撤退し、その後ほかの業者が入ることなく店舗も解体された。風流弁当(幕の内)やソースカツ丼など調製・販売して、一時期は駅弁業者が撤退したいわき駅販売分も調製していたが、後に撤退している。JR貨物の設備は、旅客駅1番線の西側にある。貨車の入換作業や駅の業務は福島臨海鉄道が受託している。1面のコンテナホーム、2本のコンテナ荷役線を有する。駅本線に到着した貨物列車は一旦小木津駅方の引き上げ線に入った後、コンテナホームに進入する構造となっている。日立製作所日立事業所への専用鉄道があり、そこからはまれに特大貨物列車が運転されることもあるが、1995年の運行以降使用されていない。また、隣接する日立セメント工場への専用線もありセメント輸送に使用されていたが、2006年3月に廃止された。現在日立シビックセンターとなっている一帯には、1980年代後半まで日本鉱業(現在のJX金属)の資材置場などが広がり、総延長6kmに及ぶ専用線が張り巡らされていた。そこには薬品貯蔵タンクも置かれ、日立製錬所(現在の日立工場)で生産された硫酸が当駅から発送されていた。また、資材置場と製錬所を結ぶ日立鉱山専用電気鉄道(電化)もあり、化学薬品のほか旅客も輸送していたが、1960年5月31日限りで廃止された。2014年3月時点で、停車する貨物列車は高速貨物列車1往復のみである。行先は下りが小名浜駅、上りが名古屋貨物ターミナル駅である。2015年度の1日平均乗車人員は11,423人である。近年の推移は以下のとおり。駅前広場には、「工業都市・日立」をイメージする発電所用の大型タービン動翼を模したモニュメントがある。日立駅発着の路線バスは日立電鉄交通サービスが運行。※ 東京ディズニーリゾート行(日立電鉄交通サービス、新常磐交通、東京ベイシティ交通)、京都・大阪行(新常磐交通、近鉄バス)は日立市役所から出発。
出典:wikipedia
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