『レディス4』(レディースフォー、)は、テレビ東京が放送していた夕方ワイドショー番組である。通称は『L4(エルフォー)』。放送時間は平日の16:00 - 16:52(JST)。年末年始、公営競技重賞決勝中継が行われる際には、番組自体が休止されることもあった。ハイビジョン制作。2012年10月1日からは『L4 YOU!』としてリニューアル(後述)。1970年10月1日にフジテレビジョンで開始された『東京ホームジョッキー』(平日午後4時 - )に端を発する。1960年代末、米国出張中に開始されたばかりのテレビショッピング番組を見て、商機を感じ取った三越(現:三越伊勢丹ホールディングスおよび傘下の三越伊勢丹他各社)の岡田茂専務(当時)が、日本向けにアレンジした物ができないかと、海外の放送事情に精通する元ニッポン放送プロデューサー兼ディスクジョッキーで、洋楽評論の第一人者だった高崎一郎に相談。高崎が企画立案から関係省庁との折衝にも奔走して、日本初のテレビショッピング番組の実現に漕ぎ着けた。最初に扱った商品は『メキシコの太陽』という同国製の卓上ランプスタンドだった。『東京ホームジョッキー』は、生鮮品の産地直送バーゲンセールの先鞭を付けた事でも知られる。ビデオの普及前で「放送で紹介された商品をもう一度見たい」という意見が殺到し、翌1971年6月には『サンケイリビング』が創刊され、フジサンケイグループもカタログ通販事業に直接参入。関東ローカルだった番組も系列局へのネットが開始された事に伴い、同年10月には『リビング4』にタイトルを変更した。番組開始1周年記念企画『オールアイテム日本一大バーゲン』には、会場の日本武道館に2日間で7万人が押し寄せ、売り物が底を突く大盛況になり、「日商1億円のセールスマン」の称号を得た高崎は、これらの功勲を以って三越の顧問に招請されている。旧ディノス設立直後の1972年4月からは、並行して同一趣旨の『リビング11』(1982年3月31日まで放送)も生放送で開始したが、同番組に高崎らは登場せず、三越も関与していない。この午前11時過ぎの時間帯は、現在の『ノンストップ!』内の『いいものプレミアム』に至るまで、サンケイリビング〜ディノス系のテレビショッピング枠として固定維持され、単独でもネットされている。1975年10月1日より、放送時間を午後2時からに移動して『リビング2』とタイトルを改め、1982年3月31日まで通算11年6ヶ月間放送された。三越社長に昇進していた岡田茂に関するスキャンダル報道が激化した1982年、春改編で『リビング11』と『リビング2』が共に終了。その半年後の9月22日、三越取締役会が社長の岡田を全会一致で電撃解任。翌10月には岡田と愛人の竹久みち(小島美知子)が東京地検特捜部に脱税と特別背任容疑で逮捕されたため(いわゆる三越事件)、ブランドイメージの傷付いた三越は、一定の冷却期間を置かざるを得ない状況に追い込まれた。テレビショッピングの嚆矢であり、1日の通販売上高が1億円を突破した事もあった『リビング2』の後継番組を、重要な販路として三越は強く求めていた。スキャンダル発覚から1年強を経た1983年5月2日、テレビ東京に場を移し、『レディス4』の名で元の午後4時の時間帯に復活。司会進行と番組構成は引き続き高崎が担当し、岩崎美智子、若杉恵子がサブ司会に加わった。1984年4月より、かつて『リビング2』で高崎のパートナーを務めたこともある小林節子が加入し、長らくこの4人を固定メンバーに据えて番組は続けられた。ネット局の少なさや上述のスキャンダルの影響も相俟って、開始初期には視聴率1%未満という状態だったが、主婦層を中心に徐々に浸透していった。1990年代に入ると、高崎が体調を崩しがちになり、1991年と2002年には各々2ヶ月間、療養のため番組出演を見合わせた。2002年の長期休養明け以降は、高崎の体調を考慮して岩崎、小林、阿部公江、岡本妙子のサブ司会陣が大半のコーナー進行を共同で務めるようになった後、2003年2月28日放送分を最後に高崎は番組を去り、メイン司会は同年3月3日放送分から俳優の柴俊夫に交代。交代最初の日は、オープニングのタイトルの前に柴から視聴者への挨拶が行われ、また就任後間もなく、公式ホームページが開設された(しかし翌年10月のリニューアルまでは、メールフォームしかなかった)。2004年10月4日からタイトルロゴとテーマ音楽の変更を含む大幅なリニューアルが敢行され、岩崎美智子、小林節子が降板。新キャスターとして大野香菜が、同年10月18日には山本英里が加入。2005年4月27日で放送通算5500回を迎えた2005年は、新プロデューサーが就任し、5月2日の番組開始22周年を期に、再度タイトルロゴとテーマ音楽、番組構成を大幅に変更すると共に、僅か半年で大野が降板。川原みなみが柴のアシスタントとして登場し、また5月9日から金田安恵が新たに加わった。2005年5月30日から、番組連動コミュニティサイト『L4ねっと』がスタート。『商品情報』で扱った一週間分の商品についてインターネットからの注文が可能になったが、このL4ねっと付属の電子掲示板『レディス4ラム』(レディスフォーラム)には、出演者交替や一連の番組改編への批判、川原の態度と言葉遣いへの反感が殺到したため、同掲示板は一時閉鎖を余儀なくされた(詳細下記参照)。批判の矢面に立たされた川原だったが、就任2ヶ月余の2005年7月28日放送分で病気治療のため一時休養を宣言(後に自身の公式サイトで卵巣癌罹患を発表)。川原は同年10月3日放送分から復帰し、川原が休養中に代理司会を務めた似鳥祐子(当時、川原と同じ事務所に所属)は、商品情報担当に異動した。この川原復帰と同時に、岡本妙子、阿部公江ら、商品情報担当の他のレギュラーメンバーが総入れ替えされ、同コーナーでは1996年春に降板した石橋正治以来、9年半ぶりの男性レギュラー片野晴道ら3名が加入。2006年10月2日放送分より、女優の大島さと子をメイン司会に、フリーアナウンサー・徳光和夫の二男でタレントの徳光正行をサブ司会に迎えて、柴・川原コンビら出演者の入れ替え、タイトルロゴ再々変更などの抜本的な刷新が行われた。2007年12月28日放送分をもって徳光が1年3ヶ月で降板。翌2008年1月7日放送分からフリーアナウンサー(元福岡放送(FBS)アナウンサー、現青森テレビ報道部記者)の今泉清保に交代した。2008年3月28日放送分をもって似鳥祐子が降板し、リポーターをしていた石川央子が商品情報を担当することになった。2008年9月29日よりテレビ東京のみ前枠の『Closing Bell』から夕方ニュース枠までを含めた15:30 - 17:20の新大型ワイド番組『FINE!』に内包された。これによりTXN系列局では放送時間が2分短縮され16:00 - 16:52となり、直後番組『NEWS FINE』の第2部にステブレレスで接続。2011年4月1日放送分をもって今泉が降板、4日放送分からテレビ東京アナウンサーの板垣龍佑に交代し、オープニングやタイトルロゴ、スタジオセットもリニューアルした。さらに、タレントゲストを随時迎えることになった。2011年9月30日を以て『FINE!』枠は解消。これに伴い、再び独立番組になる。2012年9月28日放送分をもって(『レディス4』としては)29年半にわたった放送を終了し、10月1日放送分より元NHKアナウンサーの草野満代を司会者に起用、略称である『L4』を前面に押し出した『L4 YOU!』にリニューアルされた。また、大島さと子と松波順子以外の出演者は『L4 YOU!』に続投となった。他系列局における放送は、信越放送などでは本番組と同じ放送形態で放送されるが、他の他系列局に関しては異なる場合がある。曜日担当者過去の担当者オープニングの一環として、番組のメイン内容となる曜日別テーマに関するキーワードを提示する。キーワードの意味する内容は、曜日別テーマの中で明らかにされていたが、2007年4月以降キーワードを提示する回が少なくなり、他番組と同様の世間話的なオープニングトークになっている。2007年5月25日放送分までは、原則として次のように曜日別テーマを設定していた。2007年5月28日放送分からは、原則として水・木・金曜日について曜日別テーマを設定している。原則として、曜日別テーマに沿った、衣食住、健康など今を生きる女性に役立つ情報を、著名人や専門家などゲストを迎えて掘り下げていく。ただ、月曜日や火曜日は(料理の調味料やだしの)「黄金比率」シリーズや陳健一、中村孝明などが登場する「プロが教える定番レシピ」を放送することが多く、水曜の「有名人の-」も前半にそのゲストのオリジナル料理を振る舞うなど、全般的に1週間のうちの多くをグルメが占める傾向になっている。エル4セレクションを挟んで、前半・後半と16:45以降の延長部に分かれる。延長部は16:45で番組が終了するNST・翌日10:45で番組が終了するSBCでは放送されていない(2006年度はTXN系列局のTVA・TVO・TSCでも延長部の放送がなかった)。エンディングの提供クレジット直前に出題され、エンドスポット(放送終了時最後の数秒)に答えを発表する。番組当初からあるエンドスポットまで見てもらえるための工夫が伺える。上記のコーナーは16:45で番組が終了するNST・翌日10:45で番組が終了するSBCでは放送されていない(2006年度はTXN系列局のTVA・TVO・TSCでは延長部の放送がなかった)。通常放送でも局によっては報道特別番組などで休止となる場合あり。他にも公営競技の主要な競走の中継により番組自体が休止となることがある。その際はTXN系列と独立局以外の局は別番組(他の時差ネット番組や単発番組)に差し替えられる(一部のTXN系列と独立局でも公営競技の同時ネットを受けない場合は原則としてテレビショッピングに差し替えられる)。2006年4月以降、テレビ東京の18時台アニメ枠が30分前倒しされることに伴い、ほとんどのTXN系列局においてもローカルニュース枠確保のため飛び降り編成となる地域が出てきており、事実上16:45 - 16:55の部分はTXN内では関東ローカルに近い扱いとなっていた(なお、独立局やTXN系列外のネット局は基本的に現状通り)。2007年4月改編で『速ホゥ!』の構成が見直され15分のローカル枠を確保したためテレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち3局は1年ぶりにフルネット復帰になった。また同時に『速ホゥ!』の開始時刻が繰り上がることになったため、この番組が1分縮小されることになった。といっても、『速ホゥ!』とのステーションブレイクが短縮になっただけなので、本編へは何の影響も出ていない。なお、一部の地方局の放送は、テレビ東京のハイビジョン・デジタルネット回線の受け入れ態勢が設備的に整っていない為、地上波デジタル放送でも4:3のSDアナログ放送用の回線の映像をHD変換して放送している局もある(その放送局については、下記のネット局の項を参照のこと)。東北放送と静岡第一テレビ以外はテレビ東京同時でフルネットだった。ほかに沖縄県でも宮古テレビ(ケーブルテレビ)で時差放映された。L4ねっと(エルフォーねっと)とは、テレビ東京と三越が共同運営するレディス4番組連動サイトである。2005年5月30日から運営を開始し、L4セレクションで紹介した商品の詳細情報とその注文の受け付けや、番組で紹介した事項や、出演者によるコラム、『レディス4ラム』(レディスフォーラム)と名づけられた電子掲示板が用意されている。従って、レディス4が放送されていない地域や、ネット局でも特別番組の関係で放送休止になる場合であっても、日本全国で商品のオンライン発注が可能である。電子掲示板は、運営管理者が投稿内容を吟味した上で掲載される方式であるものの、カテゴリーに沿った内容であれば比較的厳しい意見でもそのまま掲載されていたが、2005年5月2日の番組内容刷新への批判が殺到したため、2005年6月15日に一旦閉鎖され、2005年6月27日に新掲示板に切り替えて再開された(個人情報保護の観点からセキュリティ機能も充実された)。
出典:wikipedia
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