仙台バイパス(せんだいバイパス)は、宮城県の仙台都市圏を南北に縦断するバイパス道路である。国道4号・国道6号・国道47号の一部であり、途中、苦竹ICで国道45号と接続する4車線(一部6車線)道路。仙台バイパスの起点と終点には複数の定義が使われており、元来、岩沼市 - 仙台市泉区間(定義1)を指したが、北は富谷市と仙台市との市町境から南は岩沼バイパスまで含めた柴田町 - 富谷市間(定義2)や、定義1の区間の北側で実施された(富谷バイパスを含む)富谷大和拡幅により文書製作時点で4車線化が済んだ区間を定義1に加えた岩沼市 - 大衡村区間(定義3)を指す場合も見られる。以下に国土交通省の文書で見られる定義を示す。当記事では、定義1の岩沼市 - 仙台市泉区間について説明をする。仙台市内の区間は「仙台市総合道路整備計画」における骨格幹線道路網「3環状12放射状線」のうち、内側から数えて3番目の環状道路である「市街地環状線」の一部を成す。また、地域高規格道路の仙台都市圏自動車専用道路の候補路線に当道が指定されている。仙台バイパスの南端は岩沼市内で国道4号岩沼バイパスと接続する。すぐ名取市内に入り、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線と並走し概ね浜堤上を北東に進む。雷神山古墳がある愛島丘陵東端を迂回すると進路をほぼ北に向けて進み、仙台市に入る。名取川および仙台南部道路を名取大橋で跨ぐと6車線となり、北東に向きを変え、次に広瀬川を千代大橋で跨ぐ。遠見塚古墳と霞目駐屯地の間を通過して東部流通団地に入ると、卸町交差点と箱堤交差点の間の区間で方向を北に戻す。国道45号との間に形成された苦竹ICを過ぎ、JR仙石線を跨ぐと、JR東北新幹線・東北本線・宮城県道8号仙台松島線との立体交差部で再び4車線となり北西に向きを変え、七北田丘陵の北東端をなぞるように七北田川南岸を進む。泉大橋で七北田川を渡ると七北田川支流の要害川と並走するようになり、蛇行する同川が松島丘陵に形成したV字谷の両岸を行き来しながら進む。同川の谷底平野に入る辺りで宮城県道22号仙台泉線(将監トンネル)と接続し、終点となる。この先は仙台バイパスではないが、仙台バイパスと同じ規格の道路が続き、松島丘陵(黒川丘陵/富谷丘陵)の分水嶺を越えて吉田川支流がつくった谷底平野に入り、富谷バイパスへと繋がる。通過する地域によっては「名取バイパス」「中田バイパス」「長町バイパス」「泉バイパス」などと呼ばれることがあるが、いずれも俗称であり正式な名称ではない。かつて仙台市都心部を通り旧泉市(現仙台市泉区)へ至っていた国道4号は、幾度かの路線移管を経て2016年6月現在、北から県道仙台泉線、国道48号(286号との重複区間)、国道286号、県道仙台名取線と改められた。このため、仙台市都心部を抜ける国道4号線は事実上消滅し、仙台バイパスが国道4号線の本線(現道)扱いとなっている。長町から苦竹ICの間の仙台市若林区にある六丁目交差点、箱堤交差点は平面交差点で、右左折レーンを含めて片側7車線にもなる。2007年(平成19年)3月20日、渋滞緩和のため、苦竹ICと山崎立体交差点の間が周辺部の土地区画整理事業と合わせて4車線から6車線に拡幅された。また、交通量が非常に多く慢性的な渋滞が問題化しており、立体化や車線増設などを望む声もある。こうした中で、2010年(平成22年)3月27日に仙台北部道路が全線開通しており、これにより仙台都市圏環状自動車専用道路(ぐるっ都・仙台)が全線開通した。鹿の又交差点の上り線、苦竹IC、山崎立体交差点では車線減少等による通行レーンの変化がある。2005年度(平成17年度道路交通センサスより)平日24時間交通量(台)
出典:wikipedia
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