北小金駅(きたこがねえき)は、千葉県松戸市小金にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・常磐線の駅である。旅客駅には常磐線の緩行線(東京メトロ千代田線乗り入れ)を走る各駅停車のみが停車する。このほか、快速線から武蔵野線支線(北小金支線)が分岐しているが、分岐箇所は馬橋駅構内の扱いである。武蔵野線支線を走行するのはその大部分が貨物列車である。臨時で旅客列車が走行する場合もあるが、その場合の運賃計算は新松戸駅経由の扱いになる。なお、当駅の所属線は常磐線である。島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。南側2線の緩行線上にホームがある。北側2線は快速線であり、ホームは設置されていない。業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)で新松戸駅が当駅を管理している。かつてはみどりの窓口が設置されていたが、2009年8月19日をもって閉鎖された。指定席券売機、Suica対応自動改札機設置駅。バリアフリー設備として、ホームと改札階を連絡するエスカレーターが上り・下りで各1台ずつおよびエレベーターが1基、駅南側地上と改札階を連絡するエレベーターが1基設置されている。また、ホーム中央に待合室が設置されている。2014年度の乗車人員は1日平均24,112人である。かつて、松戸市内の常磐線の駅では乗降客数が最下位であったが、近年は北松戸駅、馬橋駅を抜いて第3位であった。なお、2014年現在では松戸駅、新松戸駅、馬橋駅に次ぐ第4位となっている。駅周辺地区は1990年代頃からいわゆる「虫食い開発」でマンションが増加した。また、小金原団地方面など路線バスからの乗り換えも多い。JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。当駅周辺は歴史が古く、駅周辺には大小合わせて神社や寺院の数が多い。とりわけ、本土寺と東漸寺はどちらも「名刹」とされるが、それぞれアジサイ、しだれ桜の名所として観光面で知られており、当駅出口には出口名称よりも大書されているという特徴がある。 毎年6月のアジサイシーズンには当駅も見物客の乗降で賑わう。また、駅南方の旧水戸街道小金宿は、江戸時代の宿場町として栄えた古い市街地である。当駅は旧水戸街道(旧・八坂神社前)より本土寺に至る参道の途中に建設された。地方自治の面でも、松戸市と合併するまでは東葛飾郡小金町の中心であった。なお、「北小金」と称する地名は歴史的にも存在しない。当駅近傍には再開発ビル・雑居ビル・寺院等・集合住宅などさまざまな用途の建造物が混在しており、駅出口から見ると、古い建造物は目立ち難くなっている。駅より徒歩10分圏内には古い集落と新興住宅地、一部畑や林などがある。北・南方面は台地、東・西方面は低地である。東方面は流山・柏両市境にも近い。低地には谷津田、台地には畑や山林を宅地化したところがいくつか存在する。駅舎は元々小金市街の方に向いた南側にあり、橋上駅となってからも駅前広場は南側にしかない。故に「南口」の名称は、地元住民の日常生活においてほとんど聞かれることはない。「駅前」と言えば、南側を指す場合が多い。駅前にのみ雑居ビルと小さな商店街がある。目立たないが、駅前に寺院もある。駅前再開発後は、駅舎前にある「北小金駅」停留所から小金原団地線が発着している。それ以前の小金原団地線は、北小金駅入口(現在のみずほ銀行北小金支店付近、その後現在のピコティ東館 南付近に臨時移設)バス停が起・終点であった。また、2006年3月16日の小金原団地線馬橋駅入口系統廃止に伴い新設された「貝の花小循環」が乗り入れ、常磐線の駅と小金原地区を結ぶバス路線は当駅に集約・一本化された。同時に西新田経由(旧・五香北線)でも小金原に乗り入れている。その他、この地域有数のコンサートホール「森のホール21」へ直通する路線もかつて存在していた(2015年3月に新松戸駅に行先が変更された)。また新京成バスでは、バス案内所行の深夜バスが運行されている(料金は倍)。かつて、新京成電鉄(当時)の路線においては西新田・光ヶ丘経由で五香駅、東武は南柏駅入口経由で柏車庫(その後柏駅東口・駅入口)までの路線系統があったが、のちに短縮されている。また、1980年代前半までは馬橋駅へ行く新京成電鉄(当時)の系統があった。永楽電気製の発車メロディを使用している。なお、フルコーラスは約47秒あり、最後まで流れることは滅多にない。 江戸時代、幕府は現在の千葉県北西部に小金牧という軍馬育成のための放牧場を設置していた。
出典:wikipedia
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