重量キログラム(じゅうりょうキログラム)はMKS重力単位系における重さおよび力の単位である。重力キログラム(じゅうりょくキログラム)、キログラム重(キログラムじゅう)とも言う。記号はkgf(英語のの略)またはkgw(の略)。ドイツなど一部のヨーロッパ諸国ではkp(ドイツ語のの略)とも書く。日本においても輸入器具やホームセンターなどで売っている金具などの単位に使われている。重量キログラムは、1キログラム (kg) の質量が標準重力加速度のもとで受ける重力の大きさと定義されている。標準重力加速度は、地球の北緯45°の平均海面上の平均重力をもとに定義されていた。重力は質量×重力加速度なので、通常は、1901年に国際度量衡委員会が採択した約束値 9.80665 m/sを使いでSI単位系に換算できる。概算ではとすることが多い。物体の質量とそれにかかる重力が同じ値になり感覚的に捉えやすいため、以前の日本では中学校までの理科教育でキログラム重が用いられていたが、国際単位系 (SI) を導入するため、現在の日本の中学校では質量約100グラムの物体にはたらく重力を1ニュートンと定義して教えている。重量キログラム毎平方メートル(じゅうりょうキログラムまいへいほうメートル、記号:kgf/mまたはksc〈Kilogram/Square Centimeter〉)は、MKS重力単位系における圧力・応力の単位である。1平方メートルの面積につき1重量キログラムの力が作用する圧力・応力と定義される。その定義から、1 kgf/m = 9.80665 Paとなる。重量キログラム毎平方センチメートル (kgf/cm) は約0.968気圧と1気圧に近い値となることから、かつては工学の分野で標準大気圧の代わりに用いられた。これを工学気圧と呼ぶ。重量キログラムメートル(じゅうりょうキログラムメートル、記号:kgf·m)は、MKS重力単位系におけるエネルギー・仕事の単位である。1重量キログラムの力が力の方向に物体を1メートル動かすときの仕事(およびそれに相当するエネルギー)と定義される。その定義から、1 kgf·m = 9.80665 Jとなる。重量キログラムメートル毎秒(じゅうりょうキログラムメートルまいびょう、記号:kgf·m/s)は、MKS重力単位系における仕事率・工率の単位である。1秒に1重量キログラムメートルの仕事率と定義される。その定義から、1 kgf·m/s = 9.80665 Wとなる。仏馬力は、75 kgf·m/sと定義されている。
出典:wikipedia
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