議政府市（ウィジョンブし）は大韓民国京畿道の市。ソウル特別市北郊に位置する。朝鮮民主主義人民共和国に近い位置にあるため、軍事施設を中心に都市が発達している。名物のプデチゲは全国的に有名。2002年には市内に駐留する米軍兵士による女子中学生轢死事件が起こっており、反米感情の震源地の一つとなった。李氏朝鮮太祖李成桂（在位1392年～1398年）が五男李芳遠（太宗、在位1400年～1418年）の権力奪取に腹を立て、しばらくこの地に滞在したため、大臣たちは政治の相談をするためにしばしばこの地を訪れた。そのため議政府里と呼ばれるようになったのが、地名の起源である。日本統治時代から2000年までは、楊州郡の郡庁が置かれていた中心で、現在のソウル特別市の北東部と楊州市・南楊州市・九里市・東豆川市を占める広大な地域を管轄していた。朝鮮戦争での激戦地である。13洞、448統、2647班により住民が組織される。首都ソウル防衛のため在韓米軍や韓国軍の基地が集中する。市内の米軍基地は次の通り。Camp Essayons, Camp Falling Water, Camp LaGuardia, Camp Red Cloud, Camp Sears, Camp Stanley このうちキャンプ・レッド・クラウドは議政府市北方の東豆川市に主力部隊が展開する米第2歩兵師団の司令部が駐在する。

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