ササゲ(大角豆、学名:、)はササゲ属の一年草。つる性の種類とつるなしの種類とがある。アフリカ原産。主に旧世界の温暖な地方で栽培される。樹木の形状は低木であり、直立ないし匍匐する。枝を張ったり、からみついたりと、成育の特性は多彩。語源は、莢が上を向いてつき物をささげる手つきに似ているからという説、莢を牙に見立てて「細々牙」と言ったという説、豆の端が少々角張っていることからついたという説など諸説ある。藤色、紫、ピンクなど様々な色の花をつける。花の形は蝶形花である。穀物用種は、さやが10-30 cmで固く、豆は1 cm程度の腎臓形で、白・黒・赤褐色・紫色など様々な色の斑紋をもつ。白い豆には一部に色素が集中して黒い目のような姿になるため、ブラック・アイ・ピー(黒い目を持つ豆)と呼ばれる。つる性種は草丈が2-4mになるのにたいし、つるなし種の草丈は30-40 cm。ナガササゲと呼ばれる品種は100 cmに達する。耐寒性は低いが、反面暑さには非常に強い。ササゲの子実は、カメムシ類によって食害される。他方で、莢の柄の基部付近には蜜が出る場所があり、この花外蜜腺はアリを呼び寄せる。そのうち大型のクロヤマアリが近くにいるカメムシを攻撃し、結果としてカメムシを追い払ってササゲの実を守ることが確かめられている。日本では、平安時代に「大角豆」として記録が残されている。江戸時代の『農業全書』には「豇豆」という名前で多くの品種や栽培法の記述がある。また、アズキは煮ると皮が破れやすい(腹が切れる=切腹に通じる)のに対し、ササゲは煮ても皮が破れないことから、江戸(東京)の武士の間では赤飯にアズキの代わりに使われるようになった。南米では繁栄と幸運を呼ぶ食物と考えられ、正月に食べる風習がある。市販のパック赤飯には、小豆の代わりにササゲを用いている物品もある。以下の4亜種または品種群が栽培されている。
出典:wikipedia
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