tar(ター、tape archives)は、ファイルアーカイブのファイルフォーマットの一種である。また、このファイルフォーマットを処理する同名のUNIXコマンドcodice_1も指す。"POSIX.1-1988"や"POSIX.1-2001"で規格化され、UNIX系オペレーティングシステムでは標準のフォーマットである。Windowsではあまり使われない。似たようなものに、afioがある。tarはファイルのアーカイブに用いられ、多数のファイルを一つのファイルにまとめることができる。その際、ファイルのユーザ情報とグループ情報、パーミッション、最終更新日時、ディレクトリ構造などを同時にアーカイブすることができる。UNIX系コミュニティでは、圧縮したtar形式のファイルを"tarball"(ターボール)と呼ぶこともある。この語は、元々は「」の童話『』に由来し、それに油塊(タールボール)を引っ掛けたジョーク的用語である。元来tarが行うのはアーカイブ、すなわち複数のファイルをまとめることのみで、圧縮の機能はない。そのため、大半の場合には、アーカイブと同時に、compressやgzip、bzip2などの圧縮方法を用いて圧縮(いわゆる「ソリッド圧縮」)を行う。これにより、ファイルの拡張子はそれぞれ .tar.Z、.tar.gz、.tar.bz2 となる。特に .tar.Z、.tar.gz は古くから使われており、それぞれ略して .taz、.tgz とされることも多い。なお、この形式は、ファイルが一部でも破損した場合、破損箇所に含まれていたファイル以降は取り出すことはできない。この欠点はafioとgzを使うことにより改善(破損個所のみ復元できない)できる。元来、tarコマンドはその名の通り、磁気テープの操作が念頭に置かれていた。そのため、fオプションをはぶいた場合、デフォルトで磁気テープデバイスを処理するようになっている。fオプションの指定により、ファイルシステム上の任意の名前のファイルを処理できる。
出典:wikipedia
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