『エアマスター』("AIR MASTER")は、柴田ヨクサルによる日本の漫画作品、また同作を原作としたテレビアニメ。『ヤングアニマル』にて1996年から2006年まで連載された、女子高生コメディ格闘アクション。ギャグシーンや異常なキャラクターが次々に登場する異色格闘漫画だが、独特なバトル描写・独白がちりばめられた個性的な格闘シーンが繰り広げられる。単行本はジェッツコミックスより、全28巻。前作『谷仮面』の登場人物も何人か登場する(多くはゲストかおまけ漫画での登場だが、皆口由紀や静菜のように本編に主要キャラクターとして登場している例もある。なお、主人公の谷も1巻のおまけ漫画に登場している)。また、次作『ハチワンダイバー』にも、世界設定の関連性は明確にされていないが、エアマスターの登場人物が登場している。日本テレビにて、2003年4月から9月にかけて深夜枠でテレビアニメ化された。アニメ版が放送された時点で、まだ原作が終了していなかったため、終盤のストーリーの変更等、独自の展開がなされている。アニメ制作は東映アニメーションで、監督は『ドラゴンボールZ』や『ふたりはプリキュア』で知られる西尾大介。「エアマスター」と呼ばれる連戦連勝、無敵のストリートファイター。その正体は、実は相川摩季という女子高校生だった。格闘家の父と体操選手の母から才能を引き継いだ彼女は、華麗な空中殺法の使い手へと成長し、ある種の伝説を作る存在にまでなっていた。本作品では個性的な仲間たちとの友情、次々と現れる極めて個性的なライバルたちとの出会い・戦いの遍歴が描かれる。ストーリーは導入となる「ストリートファイト四天王編」、北海道からやってきた不良集団とのバトルを描く「黒正義誠意連合編」、摩季がプロレスの舞台で戦う「女子プロレス編」、路上格闘家のランキングをめぐる「深道ランキング編」と展開し、最後にそれまでに登場した人物の多くが参加するバトルロイヤルが展開され、そこで終幕となった。深道ランキングとは、日本中のストリートファイターの強さをランキングで格付し、彼らの路上での戦いを格闘マニア向けにインターネット配信し、その勝敗を会員の賭けの対象とするブックメーカーも行う組織である。日本中に会員が存在し、そのおかげでランカー達の賞金は莫大な額になっている。深道の経営手腕やエンターテイナー性によって、絶大な人気と膨大な利益を上げている。しかしその実態は、究極を体現した男である渺茫を倒せる人材の発掘、深道本人の退屈を紛らわせることを目的とした組織である。深道自身がすべてのマッチメイクやスカウトを行い、イベントなども定期的に行っている模様である。試合が行われる場所には必ずと言っていいほどカメラマンか、監視カメラで撮影が行われている。以下は本作にて行われたイベントの詳細を記述する。試合は基本的にトーナメント方式で行われ、選手には深道お手製のGPSが渡され、自分の対戦相手の居場所がわかるようになっている。ランキングの低いものが高いものに挑んでいき、最終的に勝ち残った者が1位の渺茫に挑めるという形であった。しかし会員の要望に深道が答える形で、深道(弟)を坂本ジュリエッタに差し替えたり、本来当たるはずではなかった皆口由紀と相川摩季を急遽マッチメイクしたりしていた。参加者はランカーなら誰でもOKな上に、グループ・部外者の参加さえも深道によって容認されていた。この企画の意図は、通常一対一で勝負した場合、渺茫が勝利することは目に見えているため、どうにかして渺茫は倒せないかという深道の願望によるものであった。結果的には、渺茫の最強を証明する結果に終わったが、深道の意思により敗退しながらも未だ戦う意思のあるランカーを集めて「ラスボス」である渺茫を倒す「深道クエスト」に発展していく。ただし、深道クエストに移行後も、バトルロイヤルのルールは継続している。深道クエストとは、深道により企画されたバトルロイヤルが渺茫の優勝によって幕が下りる「想定通り」の結果をよしとせず、深道が組織したグループで渺茫を倒すことを目指した企画である。渺茫がエアマスターを倒した時点で、深道は渺茫の優勝を確信したが、その結果に満足しきれなかったため、自らメンバーを集めて渺茫を倒すことをめざしたのである。深道は長戸も誘うつもりだったが、金次郎の膝枕で天国に行きそうなほど幸せな顔をしていたため、遠慮したようである。深道クエストに参加した月雄がその報酬である1100万を使い、購入、リフォームしたアパート。破格の家賃だが住人のほとんどが家賃催促を居留守を使って滞納しているため、ダメオーナーという理由で崎山にアパートを乗っ取られかけたこともある。
出典:wikipedia
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