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JR神戸線

JR神戸線(ジェイアールこうべせん)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線のうち、大阪府大阪市北区の大阪駅から兵庫県神戸市中央区の神戸駅までの区間、および山陽本線のうち、神戸駅から兵庫県姫路市の姫路駅までの区間に付けられた愛称である。この愛称は1988年3月13日から使用されている。阪急電鉄にも神戸線があるため、混同を避けるために愛称に「JR」と付けている。JR西日本のアーバンネットワークの路線の一つであり、大阪市と、神戸市・明石市・姫路市などの兵庫県内の瀬戸内海沿いの各都市とを結ぶ。ラインカラーは青()であり、JR京都線ともどもアーバンネットワークのメインラインという位置づけから、JR西日本のコーポレートカラーがそのままラインカラーとして使われている。路線記号は A 。新快速は大阪駅 - 三ノ宮駅間30.6kmを最短20分、大阪駅 - 姫路駅間87.9kmを最短60分で結ぶ。大阪駅(梅田駅) - 三ノ宮駅(神戸三宮駅)間では阪急神戸本線と阪神本線、三ノ宮駅 - 姫路駅間では阪急神戸高速線・阪神神戸高速線・山陽電鉄本線の私鉄各線と競合している。運賃は私鉄の方が安いが、所要時間ではJRのほうが短い。大阪駅 - 元町駅間は昼間特割きっぷや切符の区間分割購入により、並行する私鉄利用と差のない運賃となる。全区間を近畿統括本部が管轄し、旅客営業規則の定める「大阪近郊区間」、およびIC乗車カード「ICOCA」の近畿圏エリアに含まれている。このうち大阪駅 - 西明石駅間は電車特定区間に含まれており、区間外より割安な旅客運賃が適用される。JR神戸線としてのもの。特に人口の多い京阪神周辺地区は、昔から「私鉄大国」といわれており、特に東海道本線・山陽本線(JR神戸線)では、阪急電車・阪神電車・山陽電車などの並行や並走する私鉄との激しい競争が繰り広げられている。大阪駅 - 兵庫駅間は方向別複々線(外側線・内側線)、新長田駅 - 西明石駅間は線路別複々線(列車線・電車線)で、兵庫駅 - 新長田駅間で電車線(内側線)と列車線下り線(外側線)が立体交差する。新長田駅 - 朝霧駅間の列車線にはホームがなく、西明石駅 - 姫路駅間は複線となっている。基本的に、複々線区間では内側線および電車線は快速・普通、外側線および列車線は朝夕の快速・新快速・特急・貨物列車などが走行している。須磨駅 - 朝霧駅間は海岸近くを走っており、大阪湾・明石海峡大橋・淡路島を車窓から望むことができる。琵琶湖線・JR京都線と一体化した運転系統となっている。特別料金不要の一般列車は停車駅の少ない順に新快速・快速・普通(緩行電車)の3種別が運行され、これらによるパターンダイヤが組まれている。普通のうち半数はJR東西線・片町線(学研都市線)に乗り入れる。このほか、北近畿・山陰方面への特急列車が運転されている。基本的には15分サイクルの運転で、22時(土曜・休日は21時)を過ぎると20分サイクルになる。大阪駅 - 尼崎駅間では福知山線(JR宝塚線)の丹波路快速・快速・普通も運転されている。これらの列車はJR京都線と直通する普通をのぞいて外側線を走行し塚本駅を通過する(ただし土休日の新三田発大阪行き普通1220Bは塚本駅も停車する・2016年3月26日改正時点)。以下、特急以外で特記ないものは平日ダイヤで記述する。関西から山陰方面への特急列車として、大阪から播但線経由で浜坂・鳥取方面へ特急「はまかぜ」、京都から智頭急行線経由で鳥取・倉吉方面へ「スーパーはくと」が運転されている。なお両列車とも京都・大阪駅 - 姫路駅間で130km/h運転を行っている。このほか、夜行列車として東京と四国・山陰を結ぶ寝台特急列車「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」が運転されている。JR神戸線区間では「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」は下りは姫路駅、上りは姫路駅・三ノ宮駅・大阪駅に停車する。「スーパーはくと」・「はまかぜ」は大阪駅・三ノ宮駅・神戸駅(「はまかぜ」のみ)・明石駅・姫路駅に停車する。特急列車をのぞけば最も停車駅の少ない速達列車である。複々線区間では外側線・列車線を走行するが、快速から格上げされた下りの最終の新快速である深夜の西明石行き1本だけは、兵庫駅から電車線を走行する。大半が姫路駅までの運転であるが、朝晩などの一部の列車は姫路駅から各駅に停車して赤穂線の播州赤穂駅や、山陽本線の網干駅、上郡駅まで乗り入れている。朝ラッシュ時の姫路駅 → 大阪駅間の上りは8分間隔・12両編成で運転されており、加古川駅で普通、神戸駅で快速と接続している。日中時間帯は1時間あたり大阪駅 - 姫路駅間で4本運転されている。大阪駅で高槻駅 - JR宝塚線間の普通と同時発車、尼崎駅でJR東西線 - 西明石駅間の普通に先行、西宮付近でJR京都線 - 須磨駅間の普通を、六甲道付近でJR東西線 - 西明石駅間の普通を、須磨付近で快速を、明石付近でJR東西線 - 西明石駅間の普通をそれぞれ追い抜き、加古川駅で快速と接続(毎時2本)している。この時間帯の下り列車は大阪駅を毎時00・15・30・45分の15分間隔で発車する。かつては芦屋駅・三ノ宮駅で普通と同時着発が見られた。夕方ラッシュ時から21時台までは大阪駅 → 姫路駅間で基本4本となるが、17時台後半 - 19時台前半は大阪駅を始発駅とする列車が加わって7分半間隔になるため、18時台は8本で運行されている。芦屋駅で普通、神戸駅で快速、加古川駅で普通と接続している。土曜・休日ダイヤでは15分間隔(夜は20 - 25分間隔)で運転されている。車両は全列車が223系1000番台・2000番台および225系0番台で運転されている。大阪駅 - 姫路駅・網干駅間では12両編成の列車が設定されており、播州赤穂駅・上郡駅発着の12両編成の列車については網干駅や姫路駅で増解結を行う。2011年3月12日からは、土曜・休日の大阪駅 - 姫路駅間ではすべて12両編成で運転し、平日も大半の列車が12両で運転されるようになった。並行する私鉄路線に対抗するため、JR発足以降、JR京都線も含めてオール転換クロスシートのデラックスな設備を持つ221系および223系1000番台・2000番台が充当され、車両性能の限界に近い、特に姫路駅 - 加古川駅間では特急より速い表定速度100km/hを超える高速運転を行っていた。JR福知山線脱線事故に関連したアーバンネットワークの全体的なスピードダウンとなった2006年3月18日のダイヤ改正で、大阪駅 - 三ノ宮駅間の所要時間は改正前19 - 22分が改正後20 - 24分にやや延びた。それでも特別料金不要の列車としては速い部類に入る。ただし平日朝・夕ラッシュ時はやや変則的な運転体系になるために複線区間である西明石駅 - 姫路駅間での運転時分が若干伸びる。JR神戸線内では大阪駅 - 明石駅間で一部の駅を通過する運転を行うが、明石駅 - 加古川駅・姫路駅間では各駅に停車する「普通」として運転されており、網干駅・播州赤穂駅・上郡駅まで乗り入れる。京都方面行きはJR京都線の高槻駅から「普通」に種別が変更される(早朝は京都駅まで快速運転)。大阪駅 - 西明石駅間では基本的に内側線・電車線を走行するが、朝ラッシュ時に運転されている大阪方面行きの快速は外側線・列車線を走行し、列車線にホームがない舞子駅・垂水駅・須磨駅を通過する。また、平日朝ラッシュ時の姫路方面行きの快速は大阪駅 → 兵庫駅間で外側線を走行し、兵庫駅を過ぎて内側線に切り替わる。また、土曜・休日朝の大阪方面行きの快速電車が兵庫駅で外側線に移動し芦屋駅まで外側線を走行する。朝ラッシュ時の姫路駅 → 大阪駅間の上りは8分間隔・12両編成で運転されており、加古川駅・神戸駅で新快速、芦屋駅で普通と緩急接続して神戸駅 → 大阪駅間で後続の新快速よりも先着する。また、土山駅や大久保駅で新快速の通過待ちをする。日中時間帯は1時間あたり大阪駅 - 加古川駅間で4本、加古川駅 - 姫路駅・網干駅間で2本運転されており、この時間帯の下り列車は大阪駅を毎時07・22・37・52分の15分間隔で発車する。大阪駅・芦屋駅・須磨駅で普通、加古川駅で新快速と緩急接続している。夕方ラッシュ時から21時台までは大阪駅 → 姫路駅間で内側・電車線を走行する列車が毎時4本運転されており、芦屋駅と須磨駅で普通、神戸駅と加古川駅で新快速と緩急接続している。土曜・休日ダイヤでは朝の大阪行きをのぞいてすべて内側・電車線走行の15分間隔(夜は20分間隔)で運転されている。原則として尼崎駅でJR東西線 - JR宝塚線直通の快速と同じホームで相互接続を行う。車両は221系電車と223系1000番台・2000番台と6000番台(網干総合車両所所属車)および、225系0番台が充当されている。朝ラッシュ時の大阪方面行きは外側線を走行し130km/h運転を行う関係上、一部をのぞき223系(6000番台をのぞく)・225系に統一されている。それ以外の時間帯の快速は221系・223系・225系とも最高速度120km/hであるが、223系・225系を使う列車が多い。姫路・加古川方面からの大阪方面への列車は始発駅から西明石駅到着まで車内では「普通(西明石から快速)」と表記・案内され、姫路駅 - 大久保駅間の各駅の発車標および自動放送でも「西明石から快速」、この区間の駅の時刻表では三ノ宮・大阪方面は「西明石まで各駅停車、西明石から快速」として案内されている。列車の種別幕は、加古川・姫路方面への列車は明石駅で「快速」から「普通」に変わるが、大阪方面への列車は西明石駅で「普通」から「快速」に変わる。1991年3月15日までは、日中時間帯の半数が西明石駅発着であり、2004年10月15日までは朝ラッシュ明け、2009年3月13日までは深夜にそれぞれ西明石行きの列車が設定されていた。2013年3月16日の改正で、平日の朝ラッシュ明けの快速1本が西明石行きに変更された。2000年3月10日までは大阪方面から赤穂線備前片上駅まで運転する列車があった(姫路方面は外側線を運転)。2013年3月16日のダイヤ改正で夕方の新快速が増発されたことにより、この時間帯の外側線で運行する快速列車が廃止された。各駅に停車する種別である。ただし大阪駅 - 姫路駅間直通で各駅に停車する列車はなく、大阪駅 - 西明石駅・加古川駅間において通勤形電車(片側4ドア)によって運転される列車(緩行電車)と、明石駅 - 姫路駅・網干駅間で近郊形電車(片側3ドア)によって運転されている列車の2種類がある。内側線・電車線を走行し、尼崎駅 - 須磨駅・西明石駅間の列車の半数はJR東西線・学研都市線に乗り入れる。基本的に神戸方面からは西明石駅までの運転である。学研都市線内で区間快速として運転する西明石駅発着の列車も設定されており、平日ダイヤの朝と土・休日ダイヤの午前中には西明石行きが、平日ダイヤの夜間には西明石発同志社前行きが運転されている。この場合は西明石行きが京橋駅で、同志社前行きが尼崎駅で列車番号が変更になる。毎日早朝5時台には神戸駅が始発駅になる系統が京都行き・西明石行きで運転されている。朝ラッシュ時の上りは加古川駅 → 西明石駅間で8分間隔、西明石駅 → 大阪駅間が4分間隔で運転されている。この時間帯は大久保駅・神戸駅・甲子園口駅・尼崎駅が始発駅になる系統が設定されている。芦屋駅で新快速・快速と緩急接続しており、神戸市内の各駅から大阪駅への速達性が図られている。尼崎発の系統はJR東西線直通系統から接続している。日中時間帯は1時間あたり大阪駅 - 須磨駅間で8本、須磨駅 - 西明石駅間で4本が運転されている(JR京都線京都駅・高槻駅 - 須磨駅間の系統とJR東西線・学研都市線松井山手駅・長尾駅・四条畷駅 - 西明石駅間の系統が各4本ずつ)。JR京都線 - 須磨駅間の普通は、大阪駅・須磨駅で快速と接続、西宮付近で新快速に追い抜かれる。JR京都線 - JR宝塚線間、JR東西線 - 西明石駅間の普通(尼崎駅で相互接続)は、大阪駅で新快速と接続、芦屋駅で快速と接続、六甲道付近と朝霧付近で新快速に追い抜かれる。夕方ラッシュ時から21時台までは大阪駅 → 西明石駅間で8本が運転されている(JR京都線からの系統(京都発)とJR東西線からの系統(松井山手・四条畷発)がそれぞれ交互4本ずつ)。この時間帯は芦屋駅で新快速・快速(連続で待ち合わせる列車あり)、須磨駅で快速と緩急接続している。毎日夜間には甲子園口行きと神戸行きがそれぞれ1本ずつ設定されている。15分・20分サイクルの時間帯は尼崎駅でJR宝塚線・JR東西線直通列車同士が相互接続している。土曜・休日ダイヤではほぼ終日約7分半間隔(夜は10分間隔)で運転されている。車両は207系と321系が使用されており、7両編成で運転されている。1972年3月15日のダイヤ改正で日中15分間隔の基本形が完成し、1時間あたり大阪駅 - 甲子園口駅間が8本、甲子園口駅 - 西明石駅間が4本であった。1985年3月14日に加古川駅発着の普通が設定され、本数は大阪駅 - 西明石駅間の直通が4本と甲子園口駅折り返しが2本で、加古川駅発着は朝ラッシュ時は2本、日中・夕方は1本で運行されていた。1986年11月1日に日中の神戸駅折り返し系統が設定され、阪神・淡路大震災を経て1996年7月20日に須磨駅折り返しに延長、明石海峡大橋開通を機に1998年10月3日に西明石駅発着に統一された。2006年3月17日までは毎日午前中に大久保駅発着の設定があった。2006年3月18日の改正では大阪方面・京都駅発着系統が須磨駅折り返しに変更され、須磨駅 - 西明石駅間の1時間あたりの本数は8本から4本(東西線直通系統のみ乗り入れ)に変更された。2008年3月15日の改正で日中の大阪方面(京都駅発着)の半数の列車が西明石駅発着に変更され、西明石駅発着が6本、須磨駅折り返しが2本になった。2010年3月13日の改正で日中の半数の系統が須磨駅折り返しに戻され、この時間帯の運転系統が再編された。加古川駅発着列車は1991年3月16日に快速が加古川駅発着になったときに朝のみに縮小され、1997年9月1日に5本に増発された。甲子園口駅発着の列車は、2007年8月27日から同駅のバリアフリー化工事のため尼崎駅発着や芦屋発に変更され、工事が終了した2009年3月14日のダイヤ改正で再び毎日早朝・深夜(深夜の列車は西明石行きから変更)に設定。2010年3月13日の改正では朝6時台と夜23時台(宮原操車場 - 甲子園口駅間は回送)に縮小された。大阪駅 - 西明石駅・加古川駅間を運転する普通のうち、207系の京都側から3両目と321系の5号車には、平日・休日にかかわらず毎日、始発から終電まで女性専用車が設定されている。乗車位置には女性専用車の案内が表示されている。なお、ダイヤが乱れた際は女性専用車の設定が解除されることがある。JR神戸線では2002年12月2日から女性専用車を導入し、始発から9時00分と17時00分から21時00分まで設定されていたが、2011年4月18日からは平日・休日にかかわらず毎日、始発から終電まで女性専用車が設定されるようになった。この区間では、大阪駅 - 明石駅間で快速として運行される列車が「普通」となり各駅に停車するのが基本であるが、朝晩や深夜には西明石駅 - 姫路駅間の普通も運転されている。この列車はJR神戸線では数少ない4両編成の列車も運転されている。2003年11月28日並びに2008年3月14日までは平日朝の西明石発加古川行きの普通に7両編成の設定があった。2002年3月22日までは朝晩に限り、岡山方面から岡山電車区の115系使用の普通が西明石駅まで乗り入れていたが、翌23日の改正以降は岡山方面からの乗り入れは姫路駅までとなっている。沿線には生田神社や西宮神社などの社寺がある。アーバンネットワークエリアでは一部の線区・区間をのぞいて大晦日から元日にかけて終夜運転が実施されている。2012年度では西明石駅 - 京都駅間で普通を約30分間隔で、西明石駅 - 姫路駅間で普通を約90分間隔で運転していた。1999年度までは京都駅から奈良線を経由して奈良駅まで運転されていたが、2000年度から奈良線への乗り入れを終了している。西明石駅 - 姫路駅間の終夜運転は、2001年度から行われている。また、1999年度の終夜運転時には快速も運転されており、快速「初日の出須磨浦号」が大阪発西明石行きで、快速「初日の出書写山号」が大阪発姫路行きで運転され、それぞれ須磨海岸および書写山からの初日の出を拝むために運転されていたが、のちに全区間が普通に変更され、2004年度までに運転を終了している。2000年と2001年の7月 - 9月の土曜・休日に四条畷駅・放出駅 - 西明石駅間で臨時快速「神戸シーサイドレジャー号」が1往復運転されていた(2001年の復路は放出行き)。停車駅は、四条畷駅 - 尼崎駅間の各駅・芦屋駅・三ノ宮駅・神戸駅・須磨駅・垂水駅 - 西明石駅間の各駅であった。神戸市西部の須磨海水浴場・マリンピア神戸(三井アウトレットパーク マリンピア神戸)・アジュール舞子、明石市東部の大蔵海岸へのアクセスとして、それらの施設の最寄駅に着くたび特別に車内放送(案内)が流されたが、宣伝不足のためあまり利用されず、その後、大蔵海岸とアジュール舞子で続けて砂浜が陥没する事故が起き、両海水浴場がともに閉鎖し、以後は運転されていない。2015年2月1日現在、普通・快速・新快速はすべて電車で、特急は電車と気動車で運転されている。国鉄分割民営化後にJR西日本で使用されていた車両を記述する。1995年1月17日に発生した兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は、JR神戸線にも大きな影響を与えた。西宮駅 - 須磨駅間で貨物列車を含め8本が脱線したほか、鷹取工場でも39両が脱線、転覆した。駅施設関係では、六甲道駅を中心に高架橋や柱に大きな被害を受け、新長田駅付近の盛土が崩壊して駅設備が壊滅した。また、鷹取工場では建物が全壊したほか、検修庫や検修設備に損傷を受けたほか、土留め擁壁が倒壊するなどの被害を受けた。発生直後から全線で運転を見合わせたが震災当日に運転再開することができず、翌18日に、大阪駅 - 尼崎駅間の上下外側線と西明石駅 - 姫路駅間で運転を再開した。運転再開は、折り返しができる駅を活用して工事が進められたが、折り返しができない須磨駅・住吉駅では新規にポイントを設置し、灘駅ではその先の東灘信号場の構内配線を変更して引き上げ線とすることにより折り返しができるようにした。西明石方面からは、ホームのある上下電車線を優先して復旧を行ったが、灘駅 - 兵庫駅間は方向別線路となっていたため海側2線(下り列車線・電車線)を優先して復旧作業を行った。新長田駅付近では被害が大きかったため、下り列車線と和田岬線への小運転線を活用して複線化している。当時この小運転線は非電化であったため、急きょ電化して対応した。なお、新長田駅は駅舎が全壊したため、1月30日に神戸駅 - 須磨駅間の運転を再開しても停車せず、3月10日に仮駅舎ができるまで通過していた。ダイヤ面においては大阪方面から甲子園口駅までの復旧時は新快速(ただし大阪駅以西は各駅停車)と普通のみ運転され、京都方面からの快速は大阪駅で折り返し運転を行っていた。新快速は大阪方面からは芦屋駅開通時に運転を開始したが、姫路方面からは3月12日まで運転されることはなかった(ただし加古川駅 - 姫路駅間では新快速運転を行う列車は存在していた)。震災の復旧作業の進捗によって、不通区間が徐々に短縮されていったが、不通区間の東西それぞれで封じ込められた車両で運用を行わなければならず、特に不通区間の東側では車両が不足していた。そのため、播但線を迂回ルートとして車両が回送されたが、播但線は非電化のため、パンタグラフなどの付属機器を網干電車区(現在の網干総合車両所)で一旦撤去し、ディーゼル機関車の牽引により福知山運転所(現在の福知山電車区)まで回送され、同所で取り外した機器類を取り付けて自力で宮原電車区(現在の宮原総合運転所)などに回送された。しかし、この再配置だけでは車両不足が解消できず、岡山電車区・広島運転所から115系19両および森ノ宮電車区・日根野電車区の103系が運用されたほか、震災時に鷹取工場に入場していた奈良電車区の221系も運用された。また、車両の増結を行うなどし、201系は通常7両編成で運用されているが、このうち4本を4M4Tの8両編成と、8M4Tの12両編成に組み替え、201系では最長となる12両編成で運転された。六甲道駅を含む住吉駅 - 灘駅間は、高架橋の崩落が最も大きな被害を受けたため最後まで不通区間として残ることになったが、4月1日に74日ぶりに全線が開通した。これにより震災後、阪神間の鉄道が初めて復旧することになり、この日に行われたダイヤ改正で新快速を増発している。六甲道駅復旧の模様は日本放送協会 (NHK) のテレビ番組『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』でも取り上げられた。開通区間が延長されるたびに、開通直後から路盤固めまでの暫定ダイヤと、路盤が固まってから次に開通区間がのびるまでの暫定ダイヤの2種類がつくられ、震災発生から全通まで18回のダイヤ改正が行われた。なお、阪神間連絡鉄道で最も早く運行を再開したことにより、阪急や阪神のそれまでの固定客がJRに移り、両社の路線の復旧後も多くの乗客がJRに留まることになった。JR神戸線としての歴史を記述する。以下では、JR神戸線の停車場(駅・信号場)と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。廃駅・廃止信号場については「東海道本線#廃駅」および「山陽本線#廃駅・廃止信号場」を参照。各駅には専用の接近メロディである「さざなみ」が導入されている。このメロディは本来JR神戸線の区間には入らない姫路駅 - 上郡駅間の各駅に加え、赤穂線の相生駅 - 播州赤穂駅間の各駅でも使用されている(前者については上郡まで神戸支社管轄であるため)。ただし、大阪駅は大阪環状線と同様のメロディを使用している。さくら夙川駅は開業時からコブクロの楽曲「桜」をアレンジした専用メロディが使用されていたが、著作権使用料の関係で2010年3月2日から「さざなみ」に変更されている((到着放送も廃止、さらに2015年3月12日には「さざなみ(音質見直し版)」に再変更)。また、須磨海浜公園駅では「かもめの水兵さん」をアレンジした専用メロディが使用されていたが、2014年7月16日から「さざなみ」(音質見直し版)に変更されている。2015年3月12日からはこの音質見直し版をJR神戸線各駅ならびに山陽本線相生駅以東・上郡駅、赤穂線播州赤穂駅に拡大した。

出典:wikipedia

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