志木市(しきし)は、埼玉県南部にある人口約7万1千人の市である。東京都特別区部への通勤率は34.7%(平成22年国勢調査)。埼玉県南東部の荒川西岸に立地する市である。江戸時代、市内を流れる新河岸川の舟運により引又河岸(現在の市役所付近の新河岸川周辺)が商業地として発展した。この周辺の経済基盤を背景として、大正期には東武東上線が誘致され、その開業と同時に志木駅が設置された。昭和後期には、館の柳瀬川河畔に志木ニュータウンが造成され柳瀬川駅が開業し、現在は東京圏のベッドタウンとなっている。面積は日本の市の中で6番目に小さい。全国に先駆け、2002年(平成14年)より市独自に小学校低学年の少人数学級を導入した。ほかにも、新成人自らが毎年企画・運営して成人式を開催するなど、進んだ教育施策をとっている。こうした取り組みは、周辺自治体から一定の評価を受けたようで、2004年(平成16年)に内閣府経済社会総合研究所が全国自治体を対象に実施した「生活者の視点による地域活力・活性化に関するアンケート調査」において、当市は「目標とする自治体」の全国第4位となっている。市内を新河岸川および柳瀬川が流れ、両川は市内で合流する。市東端のさいたま市境には、荒川が流れる。当市は荒川と新河岸川に挟まれた荒川低地、駅周辺を含む武蔵野台地、武蔵野台地が柳瀬川によって浸食されてできた柳瀬川低地の3つに分けることができる。荒川低地は標高5メートル程度、武蔵野台地は標高10-20メートルである。平成の大合併の折には新座市、朝霞市、和光市との合併計画があったが、住民投票の結果、和光市の賛同が得られず実現しなかった。志木市全域を朝霞警察署が管轄している。面積が小さいため、人口だけ見ると近隣自治体に比べ少なめだが人口密度が非常に高く、志木駅周辺は近隣自治体も含め、この地域の中心的な商業地として発展を遂げている。志木駅周辺にはマルイファミリー志木があり、志木駅改札口から東口に続く駅ビルプロムナードは旭屋書店ほか服飾系小売店をはじめとする複数の店舗が並ぶ専門店街となっている。志木駅東口周辺にはファストフードや居酒屋などの飲食店を中心に遊戯施設や小規模商店が並び、これらの商業施設は志木駅南口の新座市域の商業施設と併せて繁華街を形成している。金融機関は志木駅東口の埼玉りそな銀行、本町ユリノ木通り沿いの武蔵野銀行、柳瀬川駅前の三井住友銀行のほか、川口信用金庫、東京信用金庫の各支店がある。戦前には浦和商業銀行、第八十五銀行の支店もあった。江戸時代、運河や河岸の整備により舟運が隆盛し、府中街道と新河岸川の交点となった志木市市場坂上付近(引又河岸)は商品流通の拠点として栄え、交通の要衝となった。近代になって、志木の商人らが当初川越街道に並行して敷設予定であった東武東上線を誘致し、その開業と同時に志木駅を開設し、それ以来東上線の主要駅となり、東上線の特急・急行停車駅として認知されて来た。現在、商業の中心地は市場坂上から志木駅周辺に移行している。当市は、こうした交通網を背景とする商業地の土地柄を基盤として発展し、戦後は東京のベッドタウンとして人口が急増した。近年、駅周辺を中心に分譲マンションが数多く建設されている。かつて、志木駅東口(当時は北口)にあったららぽーと志木(旧称・志木ファイブ、船橋に続く、ららぽーと名の商業施設)は2005年3月をもって閉店し、現在は三井不動産レジデンシャルと東急不動産による分譲マンションとなっている。主要産業は商業である。市域の大部分は住宅地ならびに農地であり、工業地は少ない。かつては小松フォークリフトや日本レダリー、東洋キヤリア工業などの工業事業所があったが、いずれも既に撤退している。市は2つの福祉センター、健康センター、教育・福祉交流センター、総合福祉センターを有し、これら施設利用者を対象とした無料福祉バス「ふれあい号」を運行している。また高齢者や障害者に対する公共交通機関利用援助制度や自立支援制度、要介助者に対する日常生活支援制度、諸手当制度、ならびにこうした案件に関する相談窓口を設けている。このほか、子育て支援政策の一環として、市内に3つの市立子育て支援センターおよび5つの市立保育園を有するほか、子供・乳幼児に対する医療補助支援制度および諸手当制度、母子・父子家庭に対する諸支援制度、保育制度、ならびにこれらの案件に対する相談窓口を設けている。住民の平均年齢:41.3歳(男40.5歳、女42.1歳。平成18年1月1日現在)市内の主な病院は以下のとおり。このほか、志木駅や柳瀬川駅周辺を中心にクリニックがある。また、市域が隣接する新座市東北一丁目には新座志木中央総合病院がある。全国に先駆けて、市独自に小学校低学年の少人数学級を敷いた。ほか、市教育体制の先進性は志木市の大きな特徴となっている。志木の発展の経緯から文教都市としても知られる。郵便番号は市内全域が「353-00xx」である。(市内路線バスの一覧は志木駅東口発バスのとおり)タクシーの営業区域は県南西部交通圏で、川越市・所沢市・東松山市・飯能市・和光市などと同じエリアとなっている。河童の伝承が残る街として知られ、市内のいたる所に河童像が点在している。観光資源は少ないが、柳瀬川沿いの桜並木は東武東上線沿線における著名な桜の名所である。そのほか、世界に1本しかないと注目されたチョウショウインハタザクラ(長勝院旗桜)や県の指定文化財である田子山富士塚、国の登録有形文化財である朝日屋原薬局の建築物などがある。また、まちおこしの一環として、この旗桜にちなんだ商品が開発され市内の小売店で販売されている。長年にわたり、市役所付近の新河岸川の春の風物詩となっていたこいのぼり掲揚を復活させて観光資源化する取り組みが行われている。市内には柳瀬川堤のソメイヨシノの桜並木やチョウショウインハタザクラに代表される桜の名所が多い。新河岸川堤(いろは親水公園)の桜並木や寶幢寺のシダレザクラなどは比較的広く知られているが、このほかにも各地域にそれぞれ桜の名所がある。このうち、柳瀬川および新河岸川の桜並木および敷島神社境内では桜の時期に桜まつりが催され、夜間はぼんぼりが灯され夜桜を鑑賞できる。
出典:wikipedia
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