飯塚 雅弓（いいづか まゆみ、1977年1月3日 - ）は、日本の女優、声優、歌手、ナレーター、DJ、元子役。東京都出身。法政大学女子高等学校、法政大学法学部卒業。所属事務所はケンユウオフィス、所属レーベルはLantis。A&Gアカデミー特別講師、ステイラック付属養成所・Follow-Up講師。作曲時の名義は星 舞（ほし まい）。身長148cm、血液型はAB型。愛称は「まーちゃん」など。公式ファンクラブは「Strawberry Candle」。声優としての代表作に『ポケットモンスター』シリーズ（カスミ）、『魔術士オーフェン』（クリーオウ）などが、女優としての代表作に『大地の子』（大沢咲子〈少女時代〉）、『パナマ・ハッティー』（ジェリー）などがある。1980年、3歳のときに祖父の知人の紹介で劇団若草に入団。翌年の1981年1月11日に放送されたテレビドラマ『春のうららの物語』（TBS 東芝日曜劇場）の富子役で子役としてデビュー。父親の転勤に伴い小学2年から5年まで台湾・台中市に移住し、その間は芸能活動を休止している。日本に戻った1989年から同じ劇団若草で芸能活動を再開する。1991年、映画『おもひでぽろぽろ』の谷ツネ子役で声優デビュー。1993年、劇団若草の直営プロダクションである八重垣事務所に移籍。以降は声優としての活動がメインとなるが、現在でも舞台には出演しており、女優としての活動は続けている。1997年、社会現象にもなった『ポケットモンスター』のカスミ役で広く名前を知られるようになる。同年8月27日、アルバム『かたおもい』（パイオニアLDC）をリリースし、歌手としての活動を始め、更に同年10月12日より放送された自身初の冠番組『週刊アニメージュ 飯塚雅弓のまだまだ日曜日だよ!』でメインパーソナリティを務め、本格的にラジオパーソナリティとしての活動も始める。1998年、東京国際フォーラム ホールAにて自身初のコンサートである『VOICE ANIMAGE Presents 飯塚雅弓ファーストコンサート』を公演。2001年、所属レーベルをパイオニアLDCから徳間ジャパンコミュニケーションズに移し、2009年まで在籍。2010年8月中旬、中国の瀋陽市で開催されたイベント『2010中国瀋陽第二回アニメゲーム博覧会』（2010中国沈阳第二届动漫电玩博览会）に出席し、そこで小規模なライブや中国語のスピーチを行なった。2012年、所属レーベルを徳間ジャパンコミュニケーションズからLantisに移す。2014年2月28日、八重垣事務所を離れ、同年3月1日にケンユウオフィスに移籍。女性キャラクターが中心で、中でも芯の強い少女・明るい少女・強気な女性を演じることが多い。しかし、大人しい役柄・能天気系・ギャグ系・悪役の他、少年役や動物役といった女性キャラ以外の役も演じこなす。近年では大人の女性や母親役も演じるようになっている。悪役を演じる機会は少ないが、演じることには意欲的であり、『あかほり外道アワーらぶげ』では飯塚が「悪役をやりたい」と志願したことから、飯塚繋がりで飯塚昭三がその父親役として抜擢されたというエピソードがある。楽曲提供者は主に長谷川智樹（作詞・作曲・編曲）、イズミカワソラ（作詞・作曲）、堂島孝平（作詞・作曲)、大津美紀（作詞・作曲・編曲）、浅田信一（作詞・作曲・編曲）、吉田ゐさお（作詞・作曲・編曲）、岡崎律子（作詞・作曲）、かの香織（作詞・作曲）、鈴木CHiBUN智文（作曲・編曲）、トーレ・ヨハンソン（作曲・編曲）、松岡モトキ（作曲・編曲）、宮崎誠（作曲・編曲）、室生あゆみ（作詞）、加藤みちあき（編曲）、宅見将典（編曲）など。歌手デビュー当初から自身の楽曲において作詞を手がけており、さらに2004年より星舞（ほしまい）の名義で作曲をしている。この名義を使った理由について飯塚は、「作曲・飯塚雅弓として聴いてほしくなかったというか、他の作曲家の方達と並んで同じように聴いてもらって、どう感じてもらえるのか試してみたかったんです」とインタビューで語っている。2016年4月までにアルバム・シングル合わせて31枚のCDを発表し、また、1998年にファーストライブを行って以降、定期的にライブも行っており、とりわけ2001年以降は自身の誕生日である1月3日にバースデーライブを行っている。ライブでは歌唱だけでなく、ピアノ、ギターを演奏することもある。CDジャーナルは、飯塚の曲を「自身の好みでもあるスウェデッシュ・ポップを反映した、明るく開放的なポップ・ソングが魅力。」と批評している。「まゆたま」というキャラクターをデザインしており、本人の関連グッズに盛り込まれたこともある。自身のTwitterのIDもこれに由来してる他、エイプリルフールである4月1日には、「朝目覚めたら“まゆたま”の姿になってしまい、一日を過ごす」というシチュエーションを行ったこともある。毎月15日、自身のオフィシャルサポーターズのスタッフがYouTubeにて「まーチャンネル」という動画をアップロードしている。「雅弓」という名前は、祖父が趣味でやっていた盆栽の中で一際成長していた木がマユミであったことに由来している。愛称は自身のブログのタイトルにも入っている「まーちゃん」が広く知られており、他には「まいたん」「まゆたん」などがある。家族構成は父、母、妹、祖母の5人。2009年当時所属していた八重垣事務所で飼われていた「ロック」という名前の犬を伊藤薫社長の出張を理由に預かっていたのがきっかけで、飯塚自ら「譲ってほしい」と志願し、同年4月17日から飼っている。趣味は料理などの家事全般・整理整頓・ラインストーンデコレーションで、料理に関しては、自身のブログやツイッターで写真をアップすることもある。特技は笑顔・バトン・乗馬、駄洒落。中でも駄洒落は自身のブログやツイッター、テレビやラジオ等に出演した際に発言することが多い。好きな音楽は洋楽やスウェデッシュ・ポップなどで、中でも好きな曲としてKANの楽曲である「まゆみ」を挙げており、「支えられ、背中を押してもらった大切な想い出の曲」と語り、2013年発売のアルバム『センチメンタルCANDY』で自身初のカバー曲としてこの「まゆみ」を歌っている。好きな男性のタイプは「スパゲッティーを箸で食べるような男性」。好きな食べ物はタバスコで、マイタバスコを持参している。好きな色は白、赤、ピンク。20歳の頃の思い出は「お酒が飲めるようになる年頃だった」とのこと。昆虫類などの虫が苦手であり、『渋谷でチュッ!』に出演した際は、「虫は無視」といった駄洒落を発言している他、ブログでもそのようなことが綴られている。一方で自身の部屋に毎日同じ時間に現れるクモが住み着き、そのクモに愛着が沸いたこともある。ラジオ番組でそのクモの名前を募集した中から「クモのモックン」という名前に決定し、その名前を付けた途端にそのクモは現れなくなったとのことだが、変わりに違うクモがその日に現れ、今度はそのクモを「クモのモックン」という名前にしたら、次の日になったらそのクモは干からびて地面に落ちて死んでいたという。憧れている人物として、女優の檀ふみを挙げており、「共演して惹かれた」という。他にもケビン・コスナーやサンドラ・ブロックにも憧れており、彼らが出演した映画のビデオをチェックしているという。子供の頃に好きだったアニメとして、『とんがり帽子のメモル』をたびたび挙げている。タレント・女優の岩崎ひろみとは劇団若草時代からの幼馴染みで親友。朝日放送アナウンサーの加藤明子とは高校・大学時代の同級生で、高校の時は同じバトン部に所属していた。同業者の小清水亜美と三瓶由布子は共に劇団若草時代の後輩で、飯塚の活躍に触発され声優業を志しており、尊敬する先輩として、飯塚の名を挙げている。飯塚はその縁で2006年に小清水が発売したアルバム『ナチュラル』の収録曲「dear friend」の作詞を担当しており、『シュラキ』で共演を果たしている。また、2004年に『ギャラクシーエンジェル （第4期）』にゲスト出演した際に三瓶とも共演しており、『ARIA The NATURAL』『名探偵コナン 沈黙の15分』では飯塚が母親役、三瓶がその息子の幼少時という形の親子役で共演している。※太字は、主役・メインキャラクター。太字は現在放送中。※はインターネット配信。太字は現在放送中。※はインターネット配信。

出典:wikipedia