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東武100系電車

東武100系電車(とうぶ100けいでんしゃ)は、東武鉄道の特急形車両。日光線特急列車用として1990年(平成2年)6月1日に営業運転を開始した。一般公募により「スペーシア (SPACIA) 」の愛称が与えられている。1991年(平成3年)までに6両編成9本(計54両)がアルナ工機と東急車輛製造で製造され、同年9月1日に1720系を全車置き換え、日光線・鬼怒川線系統の特急列車は本系列に統一された。1990年に通商産業省(現・経済産業省)グッドデザイン商品(現・日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞)に選定され、1991年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。尚、「スペーシア」の名称は東武鉄道の登録商標(第3005537号)であるため、他の鉄道会社は使用することが出来ない。本系列の全体の設計コンセプトとして“Fast & Pleasure”を掲げた。前面は非貫通の流線形である。車体は東武鉄道で初めての採用となるオールアルミ合金製とされ、軽量化と低重心化が図られている。また客室の静粛性に特に配慮した結果、床部分の厚さが先代特急車の1720系の50 mmから130 mmと大きくなった。客用扉には外開式のプラグドアが採用され、側面の平滑化が図られた。車体塗装は、登場当初は6050系に倣い、ジャスミンホワイトを基調にパープルルビーレッドとサニーコーラルオレンジの帯を巻いており窓回りを黒としていたが、後述するリニューアル工事によって現存しない。105 - 108編成には後年転落防止幌が取り付けられた。内装は銀座東武ホテルのデザインを手掛けたデザイナー、ロバート・マーチャントによってデザインされている。1 - 5号車の座席は横2+2列の4アブレストで、回転式リクライニングシートである。座席の前後間隔(シートピッチ)は1,100 mm、全座席にフットレストが装備され、これらに関してはJRのグリーン車並み(2+2列の4アブレスト仕様相当)である。当初はヘッドレストにスピーカーが内蔵されており、オーディオサービスが実施されていたが2001年に終了し、その後スピーカーは撤去された。3号車にはビュッフェや自動販売機がある。サービスカウンターではかつて英会話のできるスペーシアアテンダントが乗車しており、主に外国人観光客向けにサービスを行っていたが現在はアテンダントの乗務はなく、ワゴンによる車内販売のみとなっていてその基地として使用されており、車内販売のある列車でワゴンによる巡回のない時はそこで飲食物を購入することが可能である。また、電話室もありテレホンカード専用車内電話があったがmova停波のため2012年3月31日で撤去された。トイレ・洗面所は1・4・6号車に設置されている。トイレはいずれの車両も洋式・和式の双方がある。6号車には4人用個室が6室設けられている。ホテルの客室を意識した設計で、床面全体にカーペットが敷かれており、テーブルは大理石製である。このコンパートメントはJR線内ではグリーン車扱いとなる。登場当初は個室からビュッフェへ注文できる通話装置やオーディオサービス、電動操作式のブラインドなども設置されていたが、注文した飲食物をビュッフェから直接提供するサービスが廃止されたため、のちに撤去されている。車内放送には自動放送装置も装備されており、これは「スペーシアきぬがわ」のJR線区間にも対応している。主回路制御システムは、日立製作所製の大容量GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御を採用した。インバータ装置1基で8個の主電動機(かご形三相誘導電動機)を駆動する1C8M方式である。日本で有料特急に供される電車においてVVVFインバータ制御を採用したのは、営業運転開始ベース(1990年6月1日)では本系列が最初であった。主電動機は1時間定格出力150 kW、定格回転数3,330 rpmのかご形三相誘導電動機を1両あたり4個装備する全電動車方式である。編成として高出力となっているのは最高速度130 km/hの高速運転を想定していること(現行の最高運転速度は120 km/h)、また25 ‰の勾配と曲線の連続する日光線北部の運転条件に適合させるためである。駆動装置はTD継手式平行カルダン方式で、歯車比は85:16 (5.31) である。起動加速度は2.0 km/h/sであるが、定加速領域も約100 km/h付近までと高速性能を重視しており、当初計画の130 km/h運転に備えている。また、乗り心地改善のため、ジャークコントロール(加速度制御)されており、すぐに2.0 km/h/sの加速度にならず、徐々に加速度を高めていく仕様であり、ノッチオフの際も徐々に電流を下げる絞り込み遮断を行い、加速・減速時の前後衝動が2000年以降に製造された新型車両と比べても格段に少ない。加えて60 km/h以上では任意の速度で設定可能な定速走行装置も装備する。台車は1本リンク式の牽引装置を用いたボルスタレス式(TRS-90型)を採用した。軸箱支持方式はSUミンデン式、固定軸距は2,300 mmである。乗り心地改善のため1991年に落成した105 - 109編成にはヨーダンパを装備し、併せて未装備の編成も後年追加装備された。ブレーキシステムは回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ (HRDA-2) で、常用ブレーキ時に回生ブレーキを併用するほか、非常ブレーキ時には発電ブレーキを常用する。また高速運転に対応するため、滑走再粘着制御ならびに粘着パターン制御を行う。基礎ブレーキ装置には踏面片押し式のユニットブレーキを採用し、降雪時を考慮して焼結合金製の制輪子を用いる。他に抑速ブレーキ、降雪時に雪の付着を防止する抑圧ブレーキを装備している。空調装置は冷暖房兼用ヒートポンプ式集約分散型を採用し、各車に3基ないし4基搭載する。補助電源装置は東芝製DC - DCコンバータ (SCV) と静止形インバータ (SIV) を組み合わせた容量140 kVAのものを両先頭車に搭載する。のちに、JR直通用となった106 - 108編成にはATS-Pが取り付けられた。東武日光線・鬼怒川線系統の特急「きぬ」・「けごん」に使われる。「きぬ」・「けごん」をまとめて案内する時に、本来は車両愛称の「スペーシア」が列車愛称の意で使われることもある。また、日光線栗橋駅から東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線(宇都宮線)に乗り入れて新宿駅 - 東武日光駅・鬼怒川温泉駅を結ぶ直通特急「スペーシアきぬがわ」・「スペーシア日光」にも使用される。(「スペーシア日光」は臨時列車)これに関し、2006年3月の直通列車運転開始に対応して、106 - 108編成の3本について車両へのATS-P車上装置、JR用列車無線装置、EB・TE装置等の設置工事とJR方式の座席番号表示ステッカーならびに個室車両へのグリーン車マーク貼付が行われた。東武が2011年5月に発表した2011年度の事業計画で、本系列の客室内装のリニューアルを実施すると言及したが、同年12月にその詳細が発表された。主な発表の内容は以下の通り。最初にリニューアルを施工した105編成「雅」は2011年12月29日から営業運転を開始した。続いて109編成「粋」が2012年2月6日に、さらに103編成「サニーコーラルオレンジ」基調が2012年3月4日にそれぞれ運行を開始した。その後「雅」は3月30日に102編成、6月1日に107編成が運行開始され一足早く出揃った。また「粋」も4月28日に108編成、7月1日に101編成が運行開始されこちらも出揃った。最後に残った「サニーコーラルオレンジ」基調も7月26日に106編成が、オリジナルカラーのまま最後まで残存した104編成も8月27日をもってリニューアル工事施工のため運用を離脱し、施工後9月30日に運行開始され3種3編成が出揃った。2014年1月、108編成の行先表示器が電動幕式からフルカラーLED式に更新され、他の編成も順次更新された。2015年に日光東照宮四百年式年大祭が行われることを記念して、103編成の外観カラー・窓枠帯・ラインカラーに日光二社一寺の建造物に使用されている荘厳な金色、重厚な黒色および艶やかな朱色を配し、世界遺産である日光二社一寺の色鮮やかな代表建造物をイメージした特別塗装車「日光詣スペーシア」とし、2015年4月18日から運行を開始した。なお、103編成のモハ103-1、モハ103-6の左右側面には、「日光詣」の文字と日光東照宮の眠り猫や三猿をデザインした「日光詣エンブレム」を掲出するほか、車内の一般席・個室席のヘッドカバーも基調色の金色に合せて同じ色調に変更している。さらに同年7月にはJR直通対応車の106編成も、「日光詣スペーシア」塗装に塗り替えられた。内外装は103編成と同一箇所の変更に加え、モハ106-6の個室内の壁クロスを金色に変更して「金の個室」にすることで、より特別感あふれる仕様としている。2014年4月30日に発表された「東武グループ中期経営計画2014~2016」には「新型特急の投入(日光線・伊勢崎線系統)」と記されており、2015年には新型の特急車両500系を2017年春に投入する予定が発表された。100系を置き換えるか、300系・350系を置き換える計画がどちらかになるのかは不明であるが、東武鉄道発行の「マンスリーとーぶ」2015年6月号ではとしている。

出典:wikipedia

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