西出雲駅(にしいずもえき)は、島根県出雲市知井宮町嘉儀にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。快速「アクアライナー」が半数程度停車するほか、特急「スーパーまつかぜ」が1往復停車する。島式ホーム1面2線を持ち、行き違い設備を有する地上駅。このほかにもう1つ着発線があるが、回送列車待機用でプラットホームはない。線路は東西方向直線に延びており、その南北から跨線橋でホームへと通じている。松江駅管理の無人駅で、跨線橋内部に自動券売機が設置されている。駅舎はかつて北口側にあったが取り壊され、現在では南口側に待合室程度の駅舎が設けられている。北側のホームが1番のりばである。列車運転指令上では、北側からとなっている。なお、1番のりばの出雲市駅方向に、工事用車両を留置するための材料線と安全側線が設けられている。益田方に後藤総合車両所出雲支所がある。このため、伯備線から続いている電化区間は本線上は西出雲駅までだが、実際は後藤総合車両所出雲支所まで電化架線が続いている。1日平均の乗車人員は308人である(2013年度)。2004年度は248人、1994年度は173人、1984年度は100人だった。近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。※特急「スーパーまつかぜ」(当駅には1往復のみ停車)・快速「アクアライナー」(当駅には約半数程度が停車)の隣の停車駅については、各列車記事を参照のこと。西出雲駅の客扱い列車は多くが気動車となっている。電車は上り当駅始発と下り当駅止の列車が数本あるのみで、他は全て回送列車となっている。2006年3月18日のダイヤ改正で気動車列車の回送列車を客扱いで運行する列車が増発され、最終が日付を越えるようになった。電車化されて以降の「やくも」の一部が当駅までの普通列車だったほか、1987年10月から1988年3月までの一時期、東京発出雲市行き寝台特急「出雲3号」は出雲市到着後、そのまま普通列車となって当駅(当時の駅名は「知井宮」)まで運転していた。昼行特急の末端区間を普通として運転する例はいくつかあるが、寝台特急の末端区間を普通として運転した例は他にない。その後、普通列車化されない形で優等列車が1往復停車するようになった。かつては駅の南西側に工場があり、この工場からの貨物が当駅を通じて出ていたが、貨物取扱が廃止された後に工場もなくなり、その跡地は現在、住宅地となっているため、当時をしのぶことはできない。また、かつては線路の北側にのみ駅舎があり、南側は田園風景が広がっていた。その後、先述の工場廃止などを受けて地域再開発がなされ、次第に駅南側が現在のように整備されていった。現在、当駅南側はホテルや地ビールレストラン、温水プール施設などが建ち並んでおり、直進すると朱鷺の分散飼育施設や植物園、看護専門学校や老人福祉施設などがある。
出典:wikipedia
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