千葉県立千葉中学校・高等学校(ちばけんりつ ちばちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、千葉県千葉市中央区葛城一丁目にある県立中学校・高等学校。共学の併設混合型中高一貫校。通称は「千葉中」、「千葉高」、「県千葉」。1878年(明治11年)8月に千葉縣師範學校(現・千葉大学教育学部の前身)構内(現・NHK千葉支局敷地)に千葉中學校と称して創立。以来、130年の歴史を誇る。校則はほとんど無く非常に自由な校風である。創立以来各界へ卒業生を輩出しており、とりわけ東大合格者数に関しては、2000年代半ばまでは長らく県内首位を堅持していたが、県内では後発の渋谷教育学園幕張高等学校の後塵を拝しているものの、現在に至るまで公立高校としては屈指の実績をもつ。首都圏では埼玉県立浦和高等学校、また特に2000年代後半以降で東京都立日比谷高等学校や東京都立西高等学校と並び、公立高校では全国的に見ても最難関レベルの難易度であり、東大・京大・医学部をはじめ、難関大学へ多くの合格者を出している。2008年度には県内唯一の県立中学校が併設された。隣接県特例により、茨城県や群馬県など、他県からも一部の地域に在住している者に限り受験可能。2013年の中学入試では80人の定員に1007名が受験し、倍率は12.6となっている。教育方針は、高校では、受験にとらわれない「重厚な教養主義」・「真の学問の追求」で、中学校では、「互いに高め合う、系統化された一貫教育で豊かな人間力を培う。伝統、実績、真の学びで揺るぎない学力を育む」である。独自の教科「学びのリテラシー」や千葉高の卒業生などの講演を聞く「社会人講演会」などが実施されている。また、中学生は3年次に卒業論文を作成し、2月に発表会が開かれる。授業では教科書よりも教員作成の独自プリントを多用する傾向があり、中高の授業共に高度な内容となっている。学生運動が盛んであった時期に、県立千葉高校生を含めた4名の生徒が千葉高図書館に立て篭り県警機動隊が投入された事件が原因となり、生徒会の意義を問う声が出るようになった。翌年度、生徒会長に立候補する者がおらず、生徒による投票が行われ、生徒会の解散が決まった。この経緯から現在も生徒会が存在しない。2006年度より普通教室に冷房設備が設置された。定時制は2007年度から募集停止となり、3部制定時制を設置している県立生浜高校に2008年統合された。創立100周年を記念して始められた行事。九十九里浜を歩く。当初は男子30km、女子20kmであったが、現在は男女共に直線距離で約17km歩くこととなっている。2011年度は、東北地方太平洋沖地震の津波の影響により、安全が最優先だとして、他所への遠足(1年生はお台場、2・3年生は上野・浅草)に変更された。2012年度以降は津波への危惧から、開催場所が佐原(利根川沿い)に変更された。2015年度より従来の強歩大会に代わり、東京・神奈川方面に校外学習を実施する。基本として男子は黒色の学生服。前を5個の校章入り金ボタンで留める。男子の襟は中・高ともに詰襟とラウンドカラーとのどちらでもよく最近は多くの生徒がラウンドカラーを着用している。女子は明るい紺色のブレザーで中高ともに校章バッジを装着し中学生は襟元にリボンも着用する。男子に校章バッジはなく、学生服の向かって左襟にローマ数字の学年章、右襟にアルファベットまたは数字の組章の、大きな襟文字バッジをそれぞれ装着する。襟文字の色は中学が黒色の七宝、高校が金色。中学では以前までこれに加え男女とも胸にプラスチック製の名札を装着していた。男女とも一部生徒はパーカーやトレーナー等を制服の下に着用するなどのアレンジした着かたで通学する者もいる。高校には指定のジャージは無い。かつては、白の横一本線が入った学帽が制帽として定められていたが、製造業者の廃業により、現在の規程にはない。普通校舎の他、講堂、図書館、美術館(一般公開されている)、記念館、食堂、ビオトープなどの施設を有する。講堂は旧制中学時代の昭和2年(1927年)に落成、図書館は木造建築である。中学校専用の体育館・校舎は2010年度に新築された。2014年には全天候型の新運動場が同窓会の寄付により竣工した。
出典:wikipedia
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