秋田自動車道(あきたじどうしゃどう、AKITA EXPRESSWAY)は、岩手県北上市の北上ジャンクション (JCT) から秋田県秋田市を経由して、秋田県鹿角郡小坂町の小坂JCTに至る高速道路である。略称は秋田道(あきたどう、AKITA EXPWY)。岩手県北上市で東北自動車道から分岐し、秋田県横手市で湯沢横手道路、秋田県秋田市河辺で日本海東北自動車道と連絡して秋田県能代市の二ツ井白神ICに至る186.7kmの路線と秋田県北秋田市の鷹巣インターチェンジ (IC) を起点とし、秋田県鹿角郡小坂町の小坂JCTで東北自動車道に合流する35.5kmの路線で構成される。有料区間と無料区間のうち八竜ICから能代南ICまでと小坂JCT料金所は東日本高速道路が管理・営業している。東北横断自動車道釜石秋田線の北上JCT以西、日本海沿岸東北自動車道の河辺JCT - 秋田北IC間・昭和男鹿半島IC - 琴丘森岳IC間・釈迦内パーキングエリア (PA) - 小坂JCT間、一般国道7号秋田外環状道路・琴丘能代道路・鷹巣大館道路・大館西道路を総称する路線名である。北上JCT - 横手IC間は、国道107号やJR北上線と並行しながら奥羽山脈を西へ貫く。横手IC付近で進路を北北西方向に変えて、以後、秋田中央IC付近まで雄物川や国道13号やJR奥羽本線と並行する。さらに秋田中央IC付近以北では国道7号やJR奥羽本線と並行しながら八郎潟の東側を北上し、能代南IC付近からは進路を東に変えながら二ツ井白神ICに至る。そこから、日本海沿岸東北自動車道として事業中の区間を間に挟み、二井田真中ICを起点として、奥羽山脈を東に貫く。奥羽山脈を越え、出羽山地を縫うように走るルートのため全体的にカーブや勾配が多い。そのため、完成4車線の区間では制限速度を80km/h、暫定2車線の区間では70km/hにそれぞれ制限されている。秋田自動車道は1997年に一度全線開通しており、2001年までの終点は昭和男鹿半島ICであったが、利用する人にわかりやすくするため、2002年3月30日の琴丘能代道路の琴丘森岳IC - 八竜IC間の開通に併せて日本海沿岸東北自動車道の開通区間も秋田自動車道の名称で営業することとなった。なお、秋田北IC - 昭和男鹿半島IC間・琴丘森岳IC - 二ツ井白神IC間・鷹巣IC - 釈迦内PA間は、秋田自動車道の一部として供用(一部は供用予定)しているが、正式には一般国道7号である。このため、有料区間の秋田北IC - 昭和男鹿半島IC間・琴丘森岳IC - 八竜IC間は、一般有料道路(高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路)という扱いである。この区間では、2007年8月20日より高速自動車国道である他の区間と同じETC時間帯割引が行われている。2011年2月25日から西仙北ICを閉鎖してETC専用ICへの切替工事を行い、3月26日15:00から西仙北スマートIC(ETC専用スマートIC)として供用開始された。切り換えと同時にICの管理会社が第三セクター西仙北温泉インター株式会社から東日本高速道路へ移行している。2010年6月28日から秋田中央IC - 八竜IC間において無料化社会実験を行っていたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の復興費用確保のため、2011年6月19日に社会実験が一旦終了し、現在は一時凍結中である。秋田外環状道路(あきたそとかんじょうどうろ)は、秋田北ICから昭和男鹿半島ICに至る延長 9.5kmの高速道路(高規格幹線道路)。まだ日本海沿岸東北自動車道が法定化される前、秋田市が終点だった東北横断自動車道釜石秋田線を実質的に秋田市外へ延長させるために事業化され、国道7号バイパス(東北横断自動車道に並行する一般国道自動車専用道路)として整備された。1997年11月13日供用開始。琴丘能代道路(ことおかのしろどうろ)は、秋田県山本郡三種町から能代市に至る全長 33.8kmの自動車専用道路である。日本海沿岸東北自動車道に並行する国道7号の自動車専用道路として整備され、八竜IC - 二ツ井白神IC間は当面の間無料となっている。鷹巣大館道路(たかのすおおだてどうろ)は、秋田県北秋田市脇神から秋田県大館市櫃崎に至る全長 13.9kmの自動車専用道路で、このうち12.2kmの区間が秋田自動車道として開通予定である。大館西道路(おおだてにしどうろ)は、秋田県大館市櫃崎から大館市商人留に至る全長 8.8kmの自動車専用道路である。当初、日本海沿岸東北自動車道に並行する一般国道の自動車専用道路として整備され、起点では事業中の鷹巣大館道路へ、終点の大館市商人留では日本海沿岸東北自動車道・新直轄区間に連続し、小坂JCTで東北自動車道に接続する計画で、2013年11月30日に小坂JCTまでの開通に伴い、当路線を含め秋田自動車道の一部に組み込まれた。なお、大館西道路と日本海沿岸東北自動車道・新直轄区間の接続点は大館北ICではなく大館市商人留の釈迦内PAである。計画当初、1982年度に国道7号大館西バイパスとして事業化され、1988年度に大館西道路に事業計画が変更された。その後2003年度には事業計画の起点を櫃崎仮出入口に変更して、大館南IC - 櫃崎仮出入口間 2.6kmを延伸した。2006年度には終点の位置はそのままに、大館北ICを大館市商人留から国道7号・現道の接続点(大館市釈迦内)に変更し、さらに跡地には釈迦内PAが整備された。2011年には、櫃崎仮出入口の正式名称を二井田真中ICと決定するとともに二井田真中IC - 大館南IC間が開通し、2013年11月30日全線開通と同時に秋田自動車道に編入された。売店は錦秋湖サービスエリア (SA) と西仙北SAに設置されている。西仙北SA下り線の売店はファミリーマートで24時間営業である。レストランは西仙北SA上り線のみ設置されている。ガソリンスタンドは錦秋湖SAに設置されていて日中の時間帯だけ営業している。その他のエリアはトイレと自動販売機だけ設置している。24時間交通量(台) 道路交通センサス当路線は1年を通して渋滞が少ない路線ではあるが、毎年8月第4土曜日に行われる、秋田県大仙市の全国花火競技大会の際には、大曲IC出口が混雑する他、和賀仙人トンネルや土渕トンネルなどで10km超の渋滞が見られることがある。特に2010年は、高速道路無料化などにより、最大で20km程度の渋滞が発生し、最終的に開催日翌日の夕方まで渋滞が続いた。また、前述の高速道路無料化で、秋田中央IC以北の交通量が増えており、特に秋田北IC - 昭和男鹿半島IC間で2倍以上に増加した。
出典:wikipedia
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