日本海東北自動車道(にほんかいとうほくじどうしゃどう、NIHONKAI-TOHOKU EXPRESSWAY)は、新潟県新潟市江南区の新潟中央JCTから、山形県を経由し、秋田県秋田市の河辺JCTへ至る、高速道路である。略称は日本海東北道(にほんかいとうほくどう、NIHONKAI-TOHOKU EXPWY)、日東道(にっとうどう、NITTO EXPWY)。本線上の案内標識では両方の略称が表示されている。ラジオ等の交通情報では、日本海東北道と呼ばれることがほとんどである。象潟ICから本荘ICは一般国道の自動車専用道路、その他の区間は高速自動車国道である。2015年10月現在、新潟中央JCT(新潟県新潟市江南区) - 朝日まほろばIC(新潟県村上市)間、あつみ温泉IC(山形県鶴岡市) - 酒田みなとIC(山形県酒田市)間、象潟IC(秋田県にかほ市) - 河辺JCT(秋田県秋田市)間が開通している。日本海側の縦貫軸として新潟県下越、山形県庄内地方、秋田県の三地域を結ぶ高速道路。内陸側の東北自動車道や、太平洋側の常磐自動車道などと共に、東北地方を南北に縦貫するルートの1つとして整備が進められている。ほぼ全線にわたって国道7号と並行し、全通した場合は近畿圏や中京圏から北東北への最短ルートとなる他、群馬からも関越自動車道、北陸自動車道経由で北東北への最短ルートとなる。ハイウェイラジオは放送されていない。荒川胎内IC - 朝日まほろばIC間、あつみ温泉IC - 鶴岡JCT間、本荘IC - 岩城ICは、高速道路会社によらない国と地方自治体の負担による新たな直轄事業である新直轄方式によって建設事業が進められたため、前述区間のうち鶴岡西IC - 鶴岡JCTを除く区間は通行料金が発生せず、無料である。豪雪地帯を通過するため、冬季は普通タイヤ車を対象にチェーン規制が実施されることが多い。2010年6月28日から有料区間の新潟中央JCT - 荒川胎内IC、岩城IC - 河辺JCT間において無料化社会実験を行っていたが、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の復興費用確保のため、同年6月19日にいったん終了した。そして翌日より、東日本大震災の被災者支援と復興・復旧支援を目的に、一部車両を対象に通行料金を無料とする措置を同区間で開始したが、2012年3月31日に日本海東北道における無料措置は終了している。また、長らく基本計画区間だった朝日まほろば - あつみ温泉間、遊佐 - 象潟間の2区間は、それぞれ日本海沿岸東北自動車道(国道7号)の朝日温海道路、遊佐象潟道路として2013年(平成25年)5月15日に事業化され、全線開通の目途がたった。国土開発幹線自動車道の路線名は新潟中央JCT - 新潟空港ICが北陸自動車道、新潟空港IC - 河辺JCTが日本海沿岸東北自動車道(日沿道)である。先述の通り、道路案内上は上記のすべての区間で「日本海東北自動車道」の名称が使用されている。当初、新潟中央JCT-新潟空港ICは北陸自動車道として供用されていたが、2002年5月26日の新潟空港IC - 聖籠新発田ICの開通に合わせ、日本海東北自動車道に変更された区間である。この開通に合わせて、インターチェンジ番号やキロポストも北陸自動車道のもの(米原JCTを起点としたもの)から新潟中央JCTを起点としたものに変更された。この他、鶴岡JCT-酒田みなとICは開通当初山形自動車道として供用されていたが、2012年3月24日のあつみ温泉IC - 鶴岡JCTの開通に合わせ、日本海東北自動車道に変更された区間である。日本海東北自動車道と日本海沿岸東北自動車道は名称が類似しているため混同されやすいが、日沿道自体は新潟市 - 青森市までの区間であり、開通区間は日本海東北自動車道のほか、河辺JCT - 二ツ井白神ICおよび二井田真中IC - 小坂JCT間が秋田自動車道、小坂JCT - 青森IC間は東北自動車道として供用している。※未開通区間は"斜字"で記す。鶴岡JCTでは新潟方面⇔酒田方面および山形方面⇔酒田方面のみのハーフジャンクションであり、新潟方面⇔山形方面の通行はできない。このため、新潟方面と山形方面を日本海東北道経由で行き来する場合は、鶴岡西IC-鶴岡IC間で一旦高速道路を降りて国道7号を経由する必要がある。日本海東北道の休憩施設は豊栄SAを含めすべて無人である。さらに、日本海東北道にはガソリンスタンドが設置されている休憩施設はない。なお、三瀬IC-鶴岡西IC間の鶴岡市矢引・大広地内に、施設名称が設定されていない駐車スペースが設置されている。他のパーキングエリア・サービスエリアと異なり、駐車場のみでトイレ等は無い。下り線側のPAには道路管理施設が設置され、駐車場は共用となっている。※トンネルのある区間は暫定2車線の対面通行であるため、上下線で1本のトンネルとなっている。大半の区間で暫定2車線となっているが、一部のIC付近では追い越し車線が設置されている区間もある。また、各本線料金所付近は40km/hに、象潟IC〜仁賀保IC間は鉄柵の分離帯が設置されているため80km/hとなっている。鶴岡JCT-酒田みなとICは、他の区間と比較して割安な料金設定となっている。詳細は山形自動車道#料金特例を参照。24時間交通量(台) 道路交通センサス※平成22年度調査時は、仁賀保ICは完成しておらず、両前寺仮出入口 - 本荘ICの供用だった。
出典:wikipedia
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