緒方 恵美(おがた めぐみ、1965年6月6日 - )は、日本の女性声優、女優、歌手。作詞などのクレジットには主に「em:óu」(エムオゥ)という名義を使用している。東京都千代田区出身。血液型はB型。フリー、ネヴァーランド・アーツ(業務提携)。所属事務所は青二プロダクション→日音アーティスト→スペースクラフトプロデュース→ホーリーピーク→フリー→JTBエンタテインメント→フリー。クラシック畑の両親の下に生まれ、3歳の頃からピアノを始める。のちに洋楽を愛するようになり、耳コピーから作詞作曲、弾き語りのアルバイト等アマチュア音楽活動を続ける傍ら、高校時代に芸能事務所の養成所の入所試験に応募したところ合格。2ヶ月ほどでドラマや舞台の仕事の話を貰えるようになったが、通っていた高校の規則で在学中の芸能活動は禁止だったことが判明し、芸能活動を断念、退所。この挫折経験が元で本格的に役者の道を志す。大学中退後専門学校のミュージカル科を卒業、劇団に所属しミュージカル女優に。劇団公演の傍ら、商業ミュージカル等に出演。劇団解散後、当時のプロデューサーに、「君は少年役で舞台に立ったときに、とても華がある。声優をしてみるのはどうか」と声をかけられ、それを機に声の世界へ。劇団の最終公演準備に追われる中、休憩で入った占い喫茶で「半年後に大きな出会いがあり、2年後には大きなチャンスがある。それを絶対に逃さないように」と言われる。その半年後、青二塾に入塾。2年後の『幽☆遊☆白書』のオーディションで、「青二プロダクションの緒方です」と言った地声が「蔵馬だ!」と言われデビューが決定、まさに占い通りの結果になった。なお、声優としてメジャーになる前は、パンの耳だけを食べて生活するなどの極貧生活を送っていたという。笠原留美・新山志保・石川英郎・阪口大助・山田真一は、青二の同期である。音楽活動は年代によってその様相を変えている。1990年代は楽曲によって声色を変えるいかにも声優らしい楽曲を、2000年代・ランティスに移籍以降は作詞・作曲も自ら手がけるシンガーソングライターとしてのアルバムを、2010年前後からは一部の作曲と大部分の作詞を担当しつつ、作曲には多様な作家陣を迎えた力強いロックナンバーを発表。艶のある低音から高音まで3オクターブ強、本来のパワフルでソウルフルなボーカルで、パーマネントなメンバーと共に織りなすバンドサウンドには定評がある。近年ではロックなオリジナルツアーは勿論、数々の自身の有名代表作アニソンカバーを合わせたエネルギッシュで親しみやすいステージを展開。2010年以降は国内は勿論、海外でも精力的なライブ活動を行っている。1994年に、第17回アニメグランプリ「声優部門賞」を受賞。この回は男性キャラ部門・蔵馬、女性キャラ部門・天王はるかを始め、全部門が緒方の関係作品関連で埋まった。インターネットラジオ番組に早期から着目し、最初のラジオ「秘密のハ・ナ・ゾ・ノ」から「漢組」シリーズは2001年から8年もの長期にわたり継続した。2004年4月1日に再婚。本人によると、前回は声優デビュー後に離婚した。2009年に演劇集団キャラメルボックスの女優坂口理恵と女優兼劇作家の真柴あずきとの3人で、演劇ユニットARMs(あーむす)を結成。2013年に、第7回声優アワード「高橋和枝賞」を受賞。2013年6月13日ブログ更新にて、「わんおふ -one off-」作品をきっかけに『大型自動二輪免許、取得致しました!!』とブログに記載する。その後に、バイクで竹原(広島県)まで行って来たよと紹介する。所有バイクは未公開。非常に幅の広い役柄をこなすが、自身の代名詞的な少年役の他に美青年やボーイッシュな女性、中性的な役などを演じることが多い事からか、本人自身も「男八段」の異名を持つ。『吸血姫美夕』においては、雪女の冷羽と彼女が肌身離さず持ち歩いている御所人形の松風の二役の声を演じており、連続する台詞で少女と少年の声色の使い分けという難しい演技をこなしている。『遊☆戯☆王』、『カードキャプターさくら』などでは全く異なる人格を併せ持つキャラクターを担当した。 ドラマCD『ドラゴン騎士団』の収録時には、役柄(ルーン)のイラストを見ても男役か女役かはっきりとせず、「緒方ならどちらでもいけるだろう。当日処理」とディレクターに言われている。また『魔法騎士レイアース』のエメロード姫や『円盤皇女ワるきゅーレ』のワルキューレ、『(超)劇場版!地獄先生ぬ〜べ〜』の飯島久美子のような女性らしい役の声もこなす。エメロード役が決まった時には「本当に緒方ですか?」と、誰にも信じられなかった。その他にもまれではあるが、『アンドロイド・アナ MAICO 2010』のマスダマスのような居丈高なキャリアウーマン系の役や『S・A〜スペシャル・エー〜』の滝島父のようなハイテンションなコメディリリーフ系かつ父親(外見は少年だが)役などを演じる場合もある。また、『GS美神』では声優としてのキャリアを積むため、子供から母親、OL、妖怪役まで数多くのキャラクターを演じていた。演技は憑依型。役を自らの一部のように演じるからか、特に『エヴァ』については「完結後月日が経っても、まだ冷静に観られない」と語っている。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』では、(第6の使徒による加粒子ビームにより)高温のL.C.L.で煮られ台本5ページ分に渡って絶叫するシーンを収録した翌日に喉に違和感を覚えて検査したところ、声帯を痛めたのではなく実際に気管が高温になり軽い火傷をした状態になっていたという。作品や役に対して丁寧に取り組む姿勢には定評がある。ドラマCD版『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』で緋村剣心役に当った時は、「剣士の役をやるのだから、剣について何も知らなければ演技ができない」と剣道を習っていた。『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版では、テレビ版から引き続き碇シンジの声を演じるにあたり、いくつかのシーンを庵野秀明監督との話し合いの末に、また『碇シンジ育成計画』でも、ゲーム中に登場するアイテムショップ「ソルフェージュ」の店名の意味をシンジが尋ねるシーンについて「チェロを長年やっている設定のシンジが音楽用語を知らないのは不自然」と訴え、台詞が変わったこともある。エヴァ旧劇場版ラストシーンのアフレコでは、監督の要求に応えるため、惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子の首を軽くではあるが実際に絞めたことも。なお、「実際に宮村に馬乗りになって収録した」と噂されたが、本人が「馬乗りになるとマイクを動かす必要があるのでそれは無い」と、テレビ番組で否定している。『たまゆら』ではキャリアの中では珍しい「母親」役を演じている。緒方本人は当初、「今までやってきた演技の引き出しにないキャラクター」という認識があったが、同作の監督であり、緒方とも交友が長い佐藤順一は「そのような一面(母性)がある」とキャスティングを決めたという。侠気ある性格・発言等から「アニキ」と呼ばれることも多い。後藤邑子や儀武ゆう子、喜多村英梨始め多くの後輩女性声優・シンガー達から慕われており、それを思わせる発言が各々のブログやラジオ等でたびたび見受けられる。特に橋本みゆき・AiRI・佐咲紗花とは、それを知ったランティス社長・井上俊次から遠藤会の対立会派として緒方会結成を命じられ、アニソンAAA2014で初披露された。『ボイスアニメージュ』(現『ボイスニュータイプ』)では、現場取材系のコラムを連載している関係で様々な職業の体験をしたが、そのほとんどについて飲み込みが早く、器用さを発揮した。テレビ番組などに出演する際は、「顔出しでキャラクターを演じない」ことを信条としている。理由として、アニメの作画に携わっている人に失礼なことを挙げている。また、『The Nutty Radio Show 鬼玉』にゲスト出演した際に明かした話によれば、知り合いのプロデューサーと飲んでいた際、そのプロデューサーが突然知人に電話をかけて「今、碇シンジの物真似が上手い奴と飲んでる」と言って緒方に電話を渡し、シンジの演技を要求したが、突然のことで慌てた緒方が「こんばんは、碇シンジです」と言ってしまい、電話相手から酷評されたことも理由の一つということである。身内の間では、緒方に会った次の日にエヴァンゲリオンのスロットかパチンコを打ちに行くと負けないと言うジンクスがあるようである。なお自分で打ちに行ったらどうなるか試した所、リーチは掛かるものの中々当たらず苛立っている時に、「碇ゲンドウ」が画面演出に現れたので思わず「父さん」と叫んで周りの客に注目されたことがある。「今日は一日“帰ってきたアニソン”三昧」において自身の出演代表作である『新世紀エヴァンゲリオン』ファンとして知られているお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦がゲスト出演した時、中田とは家が近所で、プライベートで飲みに行ったことを明かした。出生地及び実家が「秋葉原」と言うと初めて聞く共演者は大抵驚かれている。また電気街からオタク街に変わった際は、「出身は東京です」と濁していたが現在はオープン。太字はメインキャラクター
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。