アドヴァンス・オーストラリア・フェア(、進め 美しのオーストラリア(すすめ うるわしのおーすとらりあ))はオーストラリアの国歌。ピーター・ドッヅ・マコーミックにより1878年に創られ、同年11月30日(聖アンデレの日)にシドニー、Highland Societyでアンドリュー・フェアファクスによって初演された。間もなく人気を博し、1901年のオーストラリア連邦発足式で1万人の合唱が行われた。1907年にオーストラリア政府は創作を讃えマコーミックに100ポンドを授与した。国歌に認定されるまでこの曲は様々な機会に使われていた。例えば、第二次世界大戦時は国営放送オーストラリア放送協会(ABC)はニュースの時に使った。また公の行事の開始、終了時に演奏された。1974年に意見投票(オーストラリア統計局により6万人)が行われ、国歌として最適であるとされた。1977年の国民投票で、この曲が他の3つを上回った。1984年4月19日ボブ・ホーク首相の労働党政権によって国歌に決定され、総督の公式な宣誓を待った。この歌はたまに平凡、ぱっとしないなどと言われ議論される。また他の歌、特に「ワルチング・マチルダ」に比べて人気がない、よく知られていないことも批判される。シドニーオリンピック開会式では多くの観衆が2番の歌詞を知らなかった。他の曲も愛国的な歌として認知されている。2004年大晦日の祝典でシドニー市長クローヴァー・ムーア Clover Moore がこの曲のダンスリミックスに「ワルチング・マチルダ」の歌詞を乗せて演じ、複雑な反応を得た。以前には2003年にコメディアンのアダム・ヒルズにより、Jimmy barnesの "Working Class Man"にこの曲の歌詞をのせて発表された。「ワルチング・マチルダ」は110年前からのオーストラリアの思想の一角をなすとして、今でも特に評価され、「ワルチング・マチルダ」の方が良いとも評される。多くの外国人は単純にこの歌を国歌だと思う。歌詞は、放浪の身の労働者が羊を盗んで食べてしまい、警察と地主から逃げるために池に入水すると言うもので、国歌にはふさわしくない内容とも思われるが、スワッグマン(swagman)の空想的な人物像、危なっかしい存在性、権威に対する頑な挑戦、荒野に生きる労働者階級であることなどを長年オーストラリア人は愛してきた。国歌に採用される際にイギリスの事が歌われるオリジナルの2番、4番、5番の歌詞は省かれ、3行が男女公平な言葉(例えば、who←he/she)に、「若い連邦 (youthful Commonwealth)」という言葉も見直された。3番にキリスト教の歌詞を持つ非公式版の「アドバンス・オーストラリア・フェア」。宗教的な機会、例えば2005年7月10日、シドニー、St. Andrew's Cathedralでの特別礼拝で、首相ジョン・ハワード列席で演奏された。この版がオリジナルと見られる事もあるが、これはマコーミックのオリジナル(上記)ではない。3番のキリスト教の歌詞は20世紀後半に書かれた(作者不詳)。
出典:wikipedia
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